2012年10月4日(木)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ADP雇用者数が市場予想を超えたことや、サービス部門の景況感が
改善したことを背景にドルが主要通貨に対して上昇。ドル円は節目の
78円半ばを抜け、78円58銭までドル高が進む。78円30銭を
抜けた辺りからドル買いが加速し、2週間ぶりのドル高水準を記録。 - ユーロドルは方向感がなく小動き。1.29台を割り込むと買われる
ものの、1.29台半ばにかけては上値が重い展開が続く。
スペインの支援要請と、格付け会社による格下げ懸念が交錯し動きにくい状況。 - 株式市場は反発。経済指標の改善を好感し買い優勢の展開になったものの、
明日の雇用統計の結果を見極めたいとのムードから上げ幅は限定的。
ダウは12ドル高、ナスダックは15ドル高。 - 債券相場は小幅ながら続伸し、10年債利回りは3週間ぶりの
低水準となる1.61%台に低下。 - 金は続伸し直近高値に迫る。一方原油価格は中国など世界経済の
低迷を背景に大幅に下落し、約2ヵ月振りに88ドル台に。 - 9月ADP雇用者数 → 16.2万人
- 9月ISM非製造業景況指数 → 55.1
ドル/円 78.27 〜 78.58 ユーロ/ドル 1.2887 〜 1.2925 ユーロ/円 100.99 〜 101.46 NYダウ +12.25 →13,494.61ドル GOLD +4.20 →1,779.80ドル WTI −3.75 →88.14ドル 米10年国債 −0.004→1.616%
本日の注目イベント
- 豪 豪8月小売売上高
- 豪 豪8月住宅建設許可件数
- 欧 スペイン長期債入札
- 欧 ECB政策金利発表
- 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
- 英 BOE政策金利発表
- 米 FOMC議事録(9/12、13日分)
- 米 新規失業保険申請件数
- 米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
米ADP雇用者数が市場予想を上回る16.2万人だったことや、ISM非製造業景況指数が今年3月以来の
水準を記録するなど、ドル買い材料に反応しドル円は節目の78円50銭を超えてきました。
一方ユーロドルではドル高が思ったより進まず、1.29台前半で一進一退です。
ユーロはスペインの支援申請観測が根強いものの、ムーディーズによる同国の格下げ懸念もあり動きにくい
状況と思われます。
ドル円ではやや円安が進み、ユーロドルではユーロが堅調だったため、ユーロ円は101円台半ばまで
「ユーロ高円安」が進む結果となっています。
良好な米経済指標に株価が上昇し、ドルが買われる展開でしたが、一方で米長期金利はわずかですが低下し、
ドル安要因でした。各金融市場がそれぞれ独自の動きをした様な昨日のNY市場です。
9月のADP雇用者数は事前予想の14万人増に対して16.2万人の増加でした。
この結果を受けドル円は78円30銭を抜け一時78円58銭まで上昇し、明日の雇用統計の内容にも
俄然強気の見方が台頭しています。
このように書くと、先月6日の「8月ADP雇用者数」の場面とよく似ているのが分かります。
この時は78円半ばで推移していたドル円が、ADP雇用者数が20万人を超えていたことから79円台まで
ドル高が進みました。
翌日発表の「雇用統計も上振れる」との見方が優勢となったわけですが、実際発表された非農業部門雇用数は
10万人を割り込んでおり、一転してドルが売られました。
この直後に付けた77円13銭は、今でも直近の最も円高水準として意識されています。
今月も「ADP雇用者数」発表後の反応までは先月と同様の展開です。
明日の雇用統計まで同様の結果だとすればドルが再び売られる展開が予想されますが、反対に予想を上回れば
約1ヵ月ぶりの79円台が見えてくるものと思われます。
ドル円は先週金曜日に、77円44銭を記録してからは徐々にドル高が進んでいます。
一方ドル円の動きと相関関係が強い米長期金利は低下傾向を示しており、ここからの視点で見れば「逆行」
していると言えます。
あらゆる情報を凝縮して示しているチャートでは、既に4時間足までの短い足では「ドル上昇」を示唆しており、
8時間足では「200日移動平均線」の上抜けを試している状況です。
「MACD]もゼロの軸を上回っていることから、上記200日線を明確に上抜けすれば8時間足でも
ドル上昇を示唆しそうです。
このように、テクニカルではドル高が進みそうですが、米長期金利の水準から見るとドル下落の可能性が高い
足元のドル円ですが、全ては明日の「雇用統計」次第です。
ドル円の水準が円高方向に修正されて行くのか、あるいは米長期金利が急騰してドル円の水準に追いついて行くのか
注目して行きたいと思います。
中国や欧州では景気後退が鮮明なことから、世界的に見れば「リスクオン」の状況からは程遠いと考えられます。
今朝の経済紙にもありましたが、世界の景気をけん引する「軸となる国」が存在しません。
豪ドル円は80円を割り込んでからやや下落が止まったように見えますが、しばらくは上値の重い展開が続くと
予想しています。
追加利下げに加え、貿易収支の大幅悪化など「売り材料」が続いたことが背景ですが、下値のメドは9月に記録した
79円66銭前後です。
昨日の下落でも79円72銭で下げ止まったのは、この水準が意識されたものと思われます。
本日も豪経済指標の発表がありますが、上記水準を割り込めば79円台前半までの下落も考えられそうです。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 10/1 バーナンキ・FRB議長 「経済が力強さを増した後も、非常に緩和的な金融政策スタンスがかなりの期間にわたり適切であり続けるとわれわれは見込んでいる」講演で。 -----
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



