2012年10月5日(金)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は昨日の昼過ぎに海外からのドル買い円売りで78円68銭まで
円安が進み、その後は78円台半ばでもみ合う。ユーロ高ドル安が進んだ
影響で下げる場面があったものの、78円台前半を抜けず、78円50銭近辺で
引ける。 - ユーロドルは大幅に反発。ドラギ・ECB総裁が、条件次第ではユーロ
導入国の国債購入を開始する用意があると発言したことに反応し、1.3032
までユーロ高が進む。ユーロは対円でも上昇し約2週間ぶりに102円台に乗せる。 - 株式市場は続伸。経済指標の好転や、ドラギ総裁の発言を好感し、ダウは80
ドル高と、1万3500ドル台を回復。 - 株高から債券市場は反落。欧州危機が後退するとの見方もあり、債券は売りもの
優勢の展開となり10年債利回りは1.67%台に上昇。 - 為替市場でドル安が進んだこともあり、金は大幅に上昇し約11ヵ月振りに
1800ドル台に迫る水準まで急騰。 - 原油価格も大幅な上昇を見せ、前日の下落分を回復し91ドル台に。
- 新規失業保険申請件数 → 36.7万件
ドル/円 78.31 〜 78.68 ユーロ/ドル 1.2946 〜 1.3032 ユーロ/円 101.81 〜 102.21 NYダウ +80.75 →13,575.36ドル GOLD +16.70 →1,796.50ドル WTI +3.57 →91.71ドル 米10年国債 +0.059→1.675%
本日の注目イベント
- 日 8月景気動向指数
- 日 日銀金融政策決定会合
- 日 白川・日銀総裁記者会見
- 欧 メルケル・独首相講演
- 米 9月雇用統計
- 米 8月消費者信用残高
- 米 デューク・FRB理事講演
- 加 カナダ9月失業率
- 加 カナダ8月住宅建設許可
ユーロが主要通貨に対して続伸し、対円では2週間振りに102円台前半までユーロ高が
進みました。
「ドラギマジック」は依然効果絶大のようです。
予定されていた記者会見でどのような発言をするか注目されていたドラギ・ECB総裁でしたが、
「全ての前提条件が整い次第、ECBは国債購入プログラム(OMT)を開始する用意がある」と
語ったことでユーロ買い戻しに拍車をかけました。
同総裁はまた、国債購入計画は「ここ数週間にわたり緊張を和らげるのに役立ってきた」とした上で、
決定権は「今は本当に、政府の手の中にある」とも述べています。
直接国名を挙げたわけではありませんが、あきらかにスペインを意識した発言かと思われ、ボールは既に
スペインにあり、後は同国政府がどのような判断を下すかにかかっています。
ドイツを始めユーロ圏各国はスペインの支援申請に柔軟な態度を見せていることから、スペインがどのタイミングで
申請に踏み切るかが焦点になります。
早ければ来週8日に開催されるESM理事会あたりで支援要請をするのではとの見方がありますが、州選挙のある
今月下旬に選挙結果を見極めてから支援に踏み切るのでないかとの見方が有力です。
昨日のユーロドルは1.3032まで続伸しましたが、節目の1.30を抜けたことでストップロスの
ユーロ買いも巻き込んだものと思われます。
ただ、今回の反発局面をフィボナッチ・リトレースメントで確認すると、ほぼ計算通りの動きであったことが分かります。
今回の下落の始まりは9月17日の1.3172から始まっており、底値を付けたのが今週月曜日の1.2804です。
こここから反発して、半値戻しの1.2988を超えたことから、下落分の368ポイント(1.3172−1.2084)
の61.8%にあたる1.3031が次のターゲットとして導き出され、昨日の高値もほぼ同水準で上げ止まっています。
この水準が抜ければ76.4%にあたる、1.3085という数字が計算されます。
それでもユーロについてはスペイン国債の格下げ観測がある中、下落リスクも無いわけではありません。
しばらくはどこまで上値があるかを試す展開かと思いますが、9月17日の1.3172は明らかに「ダブルトップ」を
形成しており、今後の欧州景気の先行きを考えると、スペインが支援要請を行ったとしても昨年5月の1.4340からの
長期のトレンドラインにあたる、1.3242辺りは抜けきれないと予想しています。
ドル円は昨日の午後から「ドル高円安」傾向です。
特に円を売る大きな材料はありませんが、敢えて幾つか列挙してみると・・・・。
昨日の第1回米大統領選テレビ討論ではロムニー候補が優勢のようでした。
ロムニー氏は、オバマ大統領の経済政策の失敗を挙げ、もし自分が当選したら4年間で1200万人の新たな雇用を
創出するとぶち上げていました。
今後現職のオバマ氏の敗戦が濃厚になれば円売り材料に働くのではないかと思われます。
また、本日の日銀決定会合に前原経済相が参加することになりました。
これですぐに日銀がさらなる「追加緩和」を行うことはないにしても、前原氏は日銀に対して積極的に「追加緩和」を
働きかけていくと公言しています。
日銀はこれまで以上に「身近に」に圧力を受けることになり、円安要因と言えます。
さらに来週の「G7」で、城島財務相はいざと言う時の市場介入に対する理解を参加各国に求めると発言しております。
領土問題に絡んで、中国や韓国で日本製品の不買運動も円安要因です。
米国の雇用が依然回復していない現状ではドルの上値が重く、極端なドル高円安は考えにくいのも事実ですが、
ゆっくりと周りの情勢が変化していることも頭の片隅に入れておきたいと思います。
赤い彼岸花が目に付くようになり、ようやくしのぎやすい季節になってきました。
3連休はまずまずの天候のようです。
良い週末を・・・・。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 10/1 バーナンキ・FRB議長 「経済が力強さを増した後も、非常に緩和的な金融政策スタンスがかなりの期間にわたり適切であり続けるとわれわれは見込んでいる」講演で。 ----- 10/4 ドラギ・ECB総裁 「全ての前提条件が整い次第、ECBは国債購入プログラム(OMT)を開始する用意がある」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.29台半ばから → 1.3032まで上昇
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



