2012年10月15日(月)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は小動き。78円台前半から半ばで推移し、
値幅もわずか18銭に留まる。 - ユーロドルはスペインの支援要請が近いとの観測から
上昇し、1.30台目前までユーロ高進んだが、株価の下落
などを嫌気し1.29台半ばまで売られ越週。 - 株式市場は金融株が下落を主導したが、結局前日とほぼ同水準で
引ける。ダウは2ドル高、ナスダックは5ドル安。 - 債券相場は小幅に続伸し、10年債利回りは1.65%と
前日よりやや低下。 - 金、原油はともに反落。
- バーナンキ議長は東京での講演で、FRBの刺激策が新興市場の
成長を押し上げるとの見方を示し、ブラジル財務相などの意見に反論。 - 9月生産者物価指数 → +1.1%
- 10月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) → 83.1
ドル/円 78.29 〜 78.47 ユーロ/ドル 1.2939 〜 1.2993 ユーロ/円 101.30 〜 101.83 NYダウ +2.46 →13,328.86ドル GOLD −10.90 →1,759.70ドル WTI −0.21→91.86ドル 米10年国債 −0.018 →1.650%
本日の注目イベント
- 日 8月鉱工業生産
- 中 9月マネーサプライ(15日までに発表)
- 中 9月消費者物価指数
- 中 9月生産者物価指数
- 米 10月NY連銀製造業景気指数
- 米 9月小売売上高
- 米 ダドリー・NY連銀総裁講演
- 米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
- 米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 米 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
- 米 7−9月決算発表 → シティーブループ
IMF、世銀総会が東京での開催を無事終え、声明では「世界経済は減速し、著しい不確実性と下振れ
リスクが残る」と指摘しています。
為替については特に言及していませんが、日本側とすれば急激な円高に対する「一定の理解を得られた」
との感触を得たようです。
IMFの指摘を待つまでもなく、欧州、中国の2大経済地域での景気後退が世界景気の先行きを不透明にしており、
さらに日本にとっては、円高と領土問題による輸出の減少が景気の先行きをさらに不透明にしている状況です。
中国にとって最大の貿易相手国は欧州ですが、日本にとって最大の貿易相手国は中国です。
中国の景気減速、反日運動が今後日本の貿易収支に影響を与えてることは避けられません。
ドル円は「居心地の良い78円台」での推移が続いています。
米長期金利は依然として低下傾向にあり、これがドル円の上値を抑える役割を果たしているため、すぐに80円台
乗せることはなさそうです。
一方米長期金利がさらにこの水準から急激に低下する可能性も低く、歴史的にも最低水準に近いため、ここからの
低下は限られるとの見方もあります。
米株式市場が調整期間を終えて一段と上昇すれば、長期金利が上昇に向かい(価格は下落)ドル円も先ずは
79円台に乗せ、その後時間をかけながら80円台を伺うといったシナリオも描けなくはありません。
ユーロドルは先週のNY市場では1.2993までユーロ高が進みましたが、結局1.29台半ばまで押し戻され、
こちらも明確のな方向感がつかめない状況です。
市場はギリシャへの支援がまとまるかどうかと、スペインが支援を要請するかどうかに注目していますが、どちらも
方向が決まるまでは動けない状況です。
スペインが支援要請を行うかどうかについては、先週IMF、世銀総会に参加するために来日していた同国の
デギンドス経済相は、「数週間以内に決断を下す」と述べていますが同時に、支援要請と引き換えに課せられる
条件について「スペイン経済に好ましい内容にならなければならない」とも語っています。
21日の日曜日には州選挙があり、その結果を見てから判断するのではないかと見られています。
州選挙で与党が負けるようだと、国民は緊縮財政に「ノー」を突きつけたことになり、EUなどへの支援要請を
踏みとどめることになるかも知れません。
週明けの本日も値動きは限定的と思われ、依然動きにくい展開が予想されます。
ドル円は78円10−60銭程度のレンジを予想し、ユーロドルは欧州市場が開き、債権価格の動きなどを
睨みながらの展開になろうかと思います。
18日の中国のGDPが大きなヤマ場になると予想します。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 10/1 バーナンキ・FRB議長 「経済が力強さを増した後も、非常に緩和的な金融政策スタンスがかなりの期間にわたり適切であり続けるとわれわれは見込んでいる」講演で。 ----- 10/4 ドラギ・ECB総裁 「全ての前提条件が整い次第、ECBは国債購入プログラム(OMT)を開始する用意がある」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.29台半ばから → 1.3032まで上昇 10/9 ドラギ・ECB総裁 「ECBの国債購入(OMT)は理論上、無制限だが無条件ではない」欧州議会で。 ----- 10/9 メルケル・独首相 「(ギリシャでは)多くのことが達成されたが、なさねばならないことも多く残っている」サマラス・ギリシャ首相との会談後の記者会見で。 ----- 10/13 ポリ・スウェーデン財務相 「われわれは半年以内にこうした事態(ギリシャのユーロ圏からの離脱)が起こる可能性を否定すべきではない」ブルームバーグとの電話会見で。 -----
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



