2012年10月16日(火)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 米小売売上高の改善と長期金利の上昇を手掛かりにドル円は
小幅に上昇。78円86銭まで買われたものの、その後はやや値を下げ
78円65−70銭近辺で引ける。 - ユーロドルも上昇。1.29近辺から1.2972までユーロ高が
進むが、依然として手探り状態が続き方向感が見えない展開。 - 株式市場は大幅に反発。小売売上高の好転や、シティーグループが
特殊要因を除くと好決算だったことを好感。ダウは先週末比95ドル高の
1万3400ドル台を回復。 - 債券相場は小幅安。好調だった小売売上高を嫌気し売り物が優勢に。
10年債利回りは小幅に上昇し1.66%台後半に。 - 金は大幅な下落を見せ1737ドル台に。一方原油価格は前週末とほぼ
同水準。 - 10月NY連銀製造業景気指数 → −6.16
- 9月小売売上高 → +1.1%
ドル/円 78.64 〜 78.86 ユーロ/ドル 1.2930 〜 1.2972 ユーロ/円 101.78 〜 102.27 NYダウ +95.38 →13,424.23ドル GOLD −22.10 →1,737.60ドル WTI −0.01→91.85ドル 米10年国債 +0.018 →1.668%
本日の注目イベント
- 豪 RBA議事録
- 独 独10月ZEW景況感指数
- 欧 ユーロ圏9月消費者物価指数(確定値)
- 欧 ユーロ圏10月ZEW景況感指数
- 欧 ユーロ圏8月貿易収支
- 欧 スペイン短期債入札
- 英 英9月消費者物価指数
- 英 英9月生産者物価指数
- 米 9月消費者物価指数
- 米 9月鉱工業生産
- 米 9月設備稼働率
- 米 10月NAHB住宅市場指数
- 米 大統領候補の第2回討論会(NY州ヘンプステッド)
- 米 7−9月決算発表 → ゴールドマン・サックス、インテル、IBM、ジョンソン・エンド・ジョンソン
- 米 ラスキン・FRB理事講演
9月の米小売売上高は+1.1%、さらに10月のNY連銀製造業景気指数はマイナスだったものの、
マイナス幅は3ヵ月連続で縮小していたことでドル円ではドルが買われ、78円86銭まで上昇しました。
ただ、それでも勢いは無く、ドルは発表直後の水準からじり安に転じ、値幅も22銭程度と依然として動きが鈍い
ことに変化はありません。
79円台に乗せる場面でもあったら、やや展開は違っていたかもしれませんが、77円台が若干遠のいた
といった程度です。
先週の新規失業保険申請件数の改善など、このところの米経済指標は市場予想を上回るケースが目立ってきました。
これらがドル円でドルの上昇に繋がっている様ですが、まだ上昇トレンドを確認できる状況には至っていません。
18日には中国の7−9月GDPが発表されますが、市場はこちらに注目しています。
市場は7.4%程度の予想をしていますが、この数字を大きく上回れば、主要国の株価上昇に繋がり「リスクオン」から、
豪ドルなどの高金利通貨が買われ、逆に円などの低金利通貨は売られ、円安が進むと予想されます。7.4%を
下回ると反対に全般的に円高が進むことになり、まだ「ドルの下落リスクを」考えないわけにはいきません。
テクニカルでは「週足」の重要な移動平均線である「52週線」を見ると、現在78円96銭にあります。
ここ1ヵ月ほどドルの上値が重いのはこの「52週線」が機能し、上値を抑えていたことが一目瞭然で見て取れます。
この重要なレジスタンス・ポイントを明確に上抜けできるかどうかが今後の焦点です。
因みにこの「52週線」は7月の初旬を底値に、それまで一貫して下落していたものが徐々に反転しており
底値からわずかですが40銭ほど上方にシフトしています。
これは2007年7月以来「63ヵ月」続いている円高傾向が、「相場的には煮詰まってきた」と言えなくもありません。
「財政の崖」問題など、まだドル下落リスクは残っていますが、長期のチャートを眺めるとわずかですが変化を
観て取れます。
一度自分の眼で確認することをお勧めします。
MYダウが100ドル近い上昇を見せたのは今月に入って初めてのことです。本日の日経平均株価もこの影響から
上昇すると思われますが、それに伴ってドル円がどこまで上昇するのかが注目されます。
昨日のNY市場の高値78円86銭を上回れば79円台が覗ける可能性が出てきますが、79円台ではドル売り注文も
あるようで、78円台後半からはもみ合いが続きそうです。
また、ユーロ円などクロス円もある程度の円安水準に近付いていることから、利益確定の「円買い」が持ちこまれる
ことも予想されます。
ユーロドルは方向感がない中、1.28台後半が底堅くなる一方1.30台から上値が重い展開が続いています。
昨日もアジア時間では1.29台割れを何度か試しましたがその都度押し戻される展開でした。
欧州ではギリシャへ追加支援を巡り、レーン欧州委員が「11月上旬までには完了する」との見通しを示したことで
ユーロが再び上昇しましたが、上値は限定的でした。
やはりスペイン支援問題も含め、どちらかに決着しないことには動けないという状況です。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 10/1 バーナンキ・FRB議長 「経済が力強さを増した後も、非常に緩和的な金融政策スタンスがかなりの期間にわたり適切であり続けるとわれわれは見込んでいる」講演で。 ----- 10/4 ドラギ・ECB総裁 「全ての前提条件が整い次第、ECBは国債購入プログラム(OMT)を開始する用意がある」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.29台半ばから → 1.3032まで上昇 10/9 ドラギ・ECB総裁 「ECBの国債購入(OMT)は理論上、無制限だが無条件ではない」欧州議会で。 ----- 10/9 メルケル・独首相 「(ギリシャでは)多くのことが達成されたが、なさねばならないことも多く残っている」サマラス・ギリシャ首相との会談後の記者会見で。 ----- 10/13 ポリ・スウェーデン財務相 「われわれは半年以内にこうした事態(ギリシャのユーロ圏からの離脱)が起こる可能性を否定すべきではない」ブルームバーグとの電話会見で。 -----
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



