2012年10月22日(月)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は堅調に推移。依然として79円台は維持し、
この日は特に材料がなかったこともあり、79円前半から半ばで推移。 - ユーロドルはやや下落し1.30台前半での取引。
ラホイ・スペイン首相が支援要請に否定的な見方を示したことや、
地方選挙の投票結果に対する不透明感からユーロが売られ、
1.30台半ばから1.30台前半まで下落。 - 株式市場は4ヵ月振りの大幅下落。GEやマイクロソフトの
決算などを嫌気してダウは205ドルの大幅安。 - 株価の大幅下落から、リスクオフの動きが加速し、債券相場は
急騰。10年債利回りは1.76%台まで急低下。 - 株価の下落に加え、対ユーロでドルが買われたことから金と
原油はともに大幅続落。 - 9月中古住宅販売件数 → 475万件
ドル/円 79.18 〜 79.44 ユーロ/ドル 1.3013 〜 1.3066 ユーロ/円 103.14 〜 103.61 NYダウ −205.43 →13,343.51ドル GOLD −20.70 →1,724.00ドル WTI −2.05 →90.05ドル 米10年国債 −0.071 →1.760%
本日の注目イベント
- 日 日銀支店長会議
- 日 9月貿易統計
- 米 大統領候補による第3回討論会(フロリダ州ボカラトン)
NY株式市場が大幅安となり「リスクオフ」の動きが加速した割にはドル円は堅調でした。
マイクロソフトやGEの決算が市場予想に届かなかったことが嫌気され、ダウは今年6月以来の大幅な
下落となりました。先週は週初から株価が堅調だったことから、利益確定の売りが出やすい状況であった
ことも下げ幅を拡大した要因と思われます。
「リスク資産」である株価の急落に伴って、「安全資産」の債券に資金が集まり債券価格は急騰し、
利回りは低下。通常ならドル円でも「安全通貨」である円に資金が向かい「円高ドル安」というのが
これまでのパターンでした。
しかし、先週末のドル円は値動きが少なかったとはいえ、79円台前半で堅調に推移しており、先週の週央
に79円台に乗せ、それ以来79円台は割り込んでいません。
この動きを「80円台を試す動き」と捉えることができるのかどうかはまだ判断できませんが、これまでとは
異なった動きになったことは意識しておくべきでしょう。
79円10銭以上で越週したことで、「週足」の「52週線」は上抜けし、今朝はこの線を抜けてスタートしています。
問題は今日を含め、今週の動きです。
NYダウが大幅下げで、本日の日経平均株価も大幅安が予想されます。
上述のように、株価の下落は通常、「円高ドル安」に振れます。
NYダウ下落でも堅調だったドル円が日経平均株価の下落にどこまで持ちこたえられるかが注目されます。
また、同時に今週も79円台で推移するようだと、今回のドル反発はこれまでとは違うのかもしれません。
注目されたスペインのガリシア州議会選挙では、今朝の時点ではラホイ首相率いる国政与党・国民党が引き続き
過半数を獲得することが確実になっています。
この結果ラホイ首相にとっても支援要請に踏み切り易い状況になったものと思われます。
同首相は先週末「全面的な国家救済の要請を迫る圧力があるとは感じていない」と発言したことで、ユーロ売りに
繋がった経緯がありますが、今回の選挙結果を受け支援要請を躊躇する理由が一つ無くなったことは事実です。
今後さらに支援要請を行うかどうかの判断を先延ばしにするようだと、ドイツなどEU首脳から批判の声が
あがる可能性もあります。
今週中にはその判断が下されると予想しています。
ユーロ円は先週104円台前半を付けた後、徐々に上値を切り下げてきました。
「1時間足」を見るとやや「三角保ち合い」(さんかくもちあい)を形成しつつありますが、103円台を維持できるか
どうかが下値のメドと見られます。
中期のトレンドでは依然として「上昇傾向」ですが、短期的には104円台を頂点に下値を試している段階かと見られます。
同様にユーロドルも「日足」では上昇トレンドですが、1.31台半ばが抜けないことで、現在下値を試しています。
こちらも1.30台が維持できるかどうかが重要です。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 10/1 バーナンキ・FRB議長 「経済が力強さを増した後も、非常に緩和的な金融政策スタンスがかなりの期間にわたり適切であり続けるとわれわれは見込んでいる」講演で。 ----- 10/4 ドラギ・ECB総裁 「全ての前提条件が整い次第、ECBは国債購入プログラム(OMT)を開始する用意がある」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.29台半ばから → 1.3032まで上昇 10/9 ドラギ・ECB総裁 「ECBの国債購入(OMT)は理論上、無制限だが無条件ではない」欧州議会で。 ----- 10/9 メルケル・独首相 「(ギリシャでは)多くのことが達成されたが、なさねばならないことも多く残っている」サマラス・ギリシャ首相との会談後の記者会見で。 ----- 10/13 ポリ・スウェーデン財務相 「われわれは半年以内にこうした事態(ギリシャのユーロ圏からの離脱)が起こる可能性を否定すべきではない」ブルームバーグとの電話会見で。 ----- 10/21 前原・経済財政担当相 「その競争を続けても意味は無いと思うが、相対的な意味で日本の金融緩和はまだまだ足りない」フジテレビの番組で。 -----
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



