2012年10月25日(木)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- FOMCでは予想通り特に政策変更も無かったことで
市場への影響は見られず。ドル円は79円台後半でもみ合い。
80円台を試す展開が見られないものの、79円台半ばへの
テストもなし。 - ユーロドルは小幅に下落。ユーロ圏PMIやドイツの
景況感指数が予想を下回ったことからユーロは売られ1.2939
まで下落。依然明確な方向感は見えず、スペインが支援要請を行うか
どうかの判断待ち。 - 株式市場は前日の大幅下落から反発して始まったものの買いは
続かず、結局小幅な下落で取引を終える。ダウは25ドル安と
1万3100ドル台を割り込む。 - 債券相場は小幅に下落。新築住宅販売件数が予想より伸びて
いたことで価格は下落し、利回りは上昇。 - 金は売られ1700ドル割れ目前まで下落。原油価格も5日
続落で7月12日以来となる85ドル台まで下落。 - 9月新築住宅販売件数 → 38.9万件
- 8月住宅価格指数 → 0.7%
ドル/円 79.73 〜 79.88 ユーロ/ドル 1.2939 〜 1.2983 ユーロ/円 103.28 〜 103.65 NYダウ −25.19 →13,077.34ドル GOLD −7.80 →1,701.60ドル WTI −0.94 →85.73ドル 米10年国債 +0.033 →1.794%
本日の注目イベント
- 英 英7−9月GDP(改定値)
- 米 9月耐久財受注
- 米 新規失業保険申請件数
- 米 9月中古住宅販売成約指数
今回のFOMCは市場予想通りの内容で、金融市場への影響は無く無事通過しました。
声明文では「雇用の伸びは緩慢だ。家計支出の伸びは若干加速したが、企業設備投資の拡大ペースは減速した」
と指摘しています。
同時に、これまでの毎月400億ドルの住宅ローン担保証券(MBS)を購入する「QE3」は継続し、
さらに、毎月450億ドル程度の短期債を売却し、期間が長めの証券を同時購入する、いわゆる、
「オペレーション・ツイスト」についても継続する方針を改めて示しています。
今回のFOMCは米大統領選の最中であることから、政策変更は現職大統領にとっても、あるいは
ロムニー大統領候補にとっても良い影響を与えないというのが一般的な見方のようで、その通り「無風状態」
で会合を終えています。
もっとも、バーナンキFRB議長は、仮にオバマ氏が大統領に再選されても自分は再任されないだろうと
親しい友人に漏らしていると一部新聞が伝えています。
バーナンキ議長の任期は2014年1月までです。
ドル円もユーロドルも大きな動きはありません。
いづれも、今後のイベント待ちという状況です。
ドル円にとっては来週の日銀金融政策決定会合と来週末の10月の米雇用統計です。
また、ユーロドルについても米雇用統計と、何と言ってもスペインの支援要請待ちの状況です。
これらの重要イベントを前にして、動かないと言うよりは、動けないと言った方が適切な状況でしょう。
ドル円は79円50銭ー80円の狭いレンジでもみ合っていますが、一旦80円台に乗せた割には再度上値への
トライも見えないことから、ここにきて「やはり上値は重い」との見方も増えてきているようです。
事実79円90銭−80円の間ではドル売りも徐々に増えているとの観測もあります。
しかし、一方で下値も79円50銭ー60銭では徐々に固まってきています。
市場は30日の決定会合を織り込んでいるところですが、既に「追加緩和」を見送るといった選択肢は無くなっている
ものと思われます。
要するに、資産購入基金を増加させる「規模」と、購入資産の「内容」に焦点が移っていると考えられます。
そして、その後の白川総裁の記者会見でデフレ脱却への強いメッセージが発せられるのかどうかが注目されます。
懸念されるのは、一部報道で基金の増額が20兆円と報じられたことで、仮に10兆円規模であった場合には
「失望感」からドル売りで反応する可能性があることです。
バーナンキFRB議長の様に、仮に今回「追加緩和」に踏み切っても、さらに積極的に緩和政策を推し進めていく
という「強い姿勢」を見せることが必要だと考えます。
ECBのドラギ総裁は昨日ドイツ議会で、議員に対してECBによる国債購入の正当性を説明しました。
同総裁は、ECBの購入プログラムであるOMT(アウトライト・マネタリー・トランザクション)は
インフレをあおる要因にはならないとし「ECBは経済と公的財政が持続可能な軌道上にある国についてのみ
介入する」とし、さらに「プログラムには条件が課せられるため、ECBの独立性が損なわれることはない」とも
述べています。
ECBによる国債購入に難色を示しているドイツ連銀の支持を得たいとの思惑もあったようですが、ブルームバーグは
メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の幹部はドラギ総裁の説明に納得したようだ、と伝えています。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 10/1 バーナンキ・FRB議長 「経済が力強さを増した後も、非常に緩和的な金融政策スタンスがかなりの期間にわたり適切であり続けるとわれわれは見込んでいる」講演で。 ----- 10/4 ドラギ・ECB総裁 「全ての前提条件が整い次第、ECBは国債購入プログラム(OMT)を開始する用意がある」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.29台半ばから → 1.3032まで上昇 10/9 ドラギ・ECB総裁 「ECBの国債購入(OMT)は理論上、無制限だが無条件ではない」欧州議会で。 ----- 10/9 メルケル・独首相 「(ギリシャでは)多くのことが達成されたが、なさねばならないことも多く残っている」サマラス・ギリシャ首相との会談後の記者会見で。 ----- 10/13 ポリ・スウェーデン財務相 「われわれは半年以内にこうした事態(ギリシャのユーロ圏からの離脱)が起こる可能性を否定すべきではない」ブルームバーグとの電話会見で。 ----- 10/21 前原・経済財政担当相 「その競争を続けても意味は無いと思うが、相対的な意味で日本の金融緩和はまだまだ足りない」フジテレビの番組で。 ----- 10/23 グリーンスパン・前FRB議長 「(米経済は)将来の税率の水準を巡り途方もない大きな不確実性がある」米証券金融市場協会の年次祖総会で。 -----
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



