2012年11月2日(金)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ADP雇用者数など米経済指標が全般的に好調だったことから
長期金利が上昇。ドル円は80円台にしっかりと乗せ、80円21銭まで
ドル高円安が進む。 - ユーロドルでもドルが買われ、1.29台前半までユーロ安が進む。
ADP雇用者数が市場予想を上回ったことで、今夜の雇用統計の改善にも
期待が膨らむ。 - 株価は反発し、1ヵ月ぶりの大幅高に。失業保険申請件数も36万件台に
減少し、米雇用の回復観測からダウは136ドルの大幅高。 - 株高と米景気の回復見通しが拡大したことから債券価格は下落。
10年債利回りは1.73%台まで上昇。 - 金は反落。原油は在庫の減少を手掛かりに3日続伸。
- 10月ADP雇用者数 → 15.8万人
- 10月ISM製造業景況指数 → 51.7
- 新規失業保険申請件数 → 36.3万件
- 10月消費者信頼感指数 → 72.2
ドル/円 79.97 〜 80.21 ユーロ/ドル 1.2929 〜 1.2983 ユーロ/円 103.60 〜 103.98 NYダウ +136.16 →13,232.62ドル GOLD −3.60→1,715.50ドル WTI +0.85 →87.09ドル 米10年国債 +0.035 →1.730%
本日の注目イベント
- 日 10月マネタリーベース
- 日 日銀金融決定会合議事要旨(10/4,5日分)
- 独 独10月製造業PMI(確定値)
- 欧 ユーロ圏10月製造業PMI(確定値)
- 欧 イタリア10月財政収支
- 米 10月雇用統計
- 米 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
- 米 タルーロ・FRB理事講演
- 加 カナダ10月失業率
今夜の雇用統計を占う意味で重要なADP雇用者数が、市場予想を超えていたことを始めとし、昨日発表された
米経済指標はいずれも好調な数字を示しています。
米経済指標の改善傾向は依然として続いており、日欧に比べ「汚れたシャツの中でもまし」といった
見方を裏付ける結果となっています。
ドル円は昨日の東京時間で80円台を回復し、30日に日銀が「追加緩和」を決めて急落する以前の水準に戻りました。
これまで述べてきたように、11兆円の「追加緩和」は決して落胆するようなものではなかったということになり、
79円28銭までのドル円の急落は明らかに「過剰反応」だったと言えます。
80円台には乗せましたが、重要なのはこの水準から上値を抜けるかどうかです。
特に80円35−65銭の間には重要なテクニカル上のレジスタンス・ポイントが集中しており、ここを明確に
上抜けしない限り、ドルの本格的な反転は見込めません。
先週のように80円38銭あたりで上値が抑えられるようだと、再び「荷もたれ感」が残りドルが売られる
ことも考えられます。
上抜けにはさらにドル支援材料が必要で、やはり今夜の雇用統計結果に期待が集まります。
また、ドル円が上昇するためには米金利の上昇も欠かせません。
ここしばらく米長期金利は1.6〜1.8%程度で推移しており、レンジ内の動きが続いていますが、2%程度までの
上昇が必要です。
もっとも、FRBは長期金利の上昇を抑制するため、短期国債を売り、長期国債を購入する、いわゆる「ツイストオペ」
を継続していることから、長期金利が上昇するのはそう簡単ではありません。
実体経済の回復が米金利を緩やかに押し上げて行くとうイメージになろうかと思います。
回復傾向を示す米経済指標に加え、昨日発表された中国PMIも節目の「50」を2ヵ月連続で上回ったことから、
中国景気の落ち込みにもある程度ブレイキがかかった兆候もあります。
欧州景気は依然厳しい状態が続いていますが、懸念された「欧州と中国リスク」の一方にやや明るさが見えたことから
市場のセンチメントは「リスクオン」がやや優勢な状況になっていると思われます。
低金利の円は対ドルだけではなく、豪ドルなど高金利通貨に対しても売られ易い状況と言えます。
今夜の雇用統計の結果が市場予想を大きく下回ると、楽観的なセンチメントが一変する可能性はありますが、
ドル円は78円台が徐々に遠くなって来たようにも思います。
今夜の米雇用統計は、非農業部門雇用者数は12万5千人、失業率は7.9%と予想されています。
来週から米国は「通常時間」に戻るため、今回の同発表が最後の21時30分となります。
次回からは22時30分になりますので注意して下さい。
厳しかった夏が終わったら、秋を感じる間もなく、冬に入った感じがします。
急速に寒くなったため風邪も流行ってきたようです。
気を付けて下さい。
良い週末を・・・・。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 10/1 バーナンキ・FRB議長 「経済が力強さを増した後も、非常に緩和的な金融政策スタンスがかなりの期間にわたり適切であり続けるとわれわれは見込んでいる」講演で。 ----- 10/4 ドラギ・ECB総裁 「全ての前提条件が整い次第、ECBは国債購入プログラム(OMT)を開始する用意がある」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.29台半ばから → 1.3032まで上昇 10/9 ドラギ・ECB総裁 「ECBの国債購入(OMT)は理論上、無制限だが無条件ではない」欧州議会で。 ----- 10/9 メルケル・独首相 「(ギリシャでは)多くのことが達成されたが、なさねばならないことも多く残っている」サマラス・ギリシャ首相との会談後の記者会見で。 ----- 10/13 ポリ・スウェーデン財務相 「われわれは半年以内にこうした事態(ギリシャのユーロ圏からの離脱)が起こる可能性を否定すべきではない」ブルームバーグとの電話会見で。 ----- 10/21 前原・経済財政担当相 「その競争を続けても意味は無いと思うが、相対的な意味で日本の金融緩和はまだまだ足りない」フジテレビの番組で。 ----- 10/23 グリーンスパン・前FRB議長 「(米経済は)将来の税率の水準を巡り途方もない大きな不確実性がある」米証券金融市場協会の年次祖総会で。 -----
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



