今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2013年1月8日(火)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円はこれまでの上昇過程で観られたと同様に、高値から小幅な下落は
    見せたものの、下値は限定的。アジア市場の88円38銭を天井に、海外市場では
    87円63銭まで円買いが進んだものの、勢いはなく87円70−80銭で
    もみ合う。
  • 前日1.30台割れを試したユーロドルは反発。1.30を明確に割り込めなかった
    こともあり、ドル安の流れを背景にユーロ買いが優勢に。
  • 株式市場は決算発表前ということもあり軟調な展開。利益確定の売りが優勢で
    ダウは50ドル安。
  • 債券相場も軟調な動きを見せる。FRBが量的緩和を予定より早く終了するとの懸念
    が広がり、10年債利回りは小幅に上昇。
  • 金は3日続落。原油は小幅ながら続伸。


    ドル/円87.63〜 87.96
    ユーロ/ドル1.3023 〜 1.3120
    ユーロ/円114.26 〜 115.18
    NYダウ−50.92 〜 13,384.29ドル
    GOLD−2.60 →1,646.30ドル
    WTI+0.10→93.19ドル
    米10年国債+0.004 →1.904%



    本日の注目イベント

    • 豪   豪11月貿易収支
    • 独   独11月貿易収支
    • 欧   ユーロ圏12月消費者信頼感指数(改定値)
    • 欧   ユーロ圏11月小売売上高
    • 欧   ユーロ圏11月失業率
    • 欧   ユーロ圏12月景況感指数
    • 米   11月消費者信用残高
    • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演





    欧州の景気悪化懸念から、前日約1ヵ月振りに1.30台の大台を割り込んだユーロドルは、1.29台後半が


    サポートされ反発を見せています。


    昨日の海外市場では1.30台半ばから、ドル円が円買いドル売りの流れに傾いたことから1.31台前半まで


    ユーロ高が進んでいます。





    ユーロドルはドル円の様な明確なトレンドが無い中、1.30−1.32のレンジでもみ合いを続けていましたが、


    10日(木曜日)には今年最初のECB理事会が開催され、景気悪化を受け利下げの可能性が取り沙汰されています。


    市場の大方の見方は今回は利下げが見送られると予想されていますが、理事会後のドラギ・ECB総裁は今後の利下げの


    可能性について言及するのではないかとの観測もくすぶっています。


    この様な見方を背景にユーロドルは1.32台から緩やかに値を下げ、瞬間的には1.30の大台割れを試しましたが、


    決定的なトレンドは形成していません。





    テクニカルを見ても、「日足」では相場の先行きを表す一目均衡表の「雲」が一旦下落を示唆する「ねじれ」を示現


    しましたが、すぐに再度「ねじれ」を見せ上昇傾向を維持し、現在も「雲」は上昇トレンドを形成しています。


    ただ、「MACD」では依然としてデッドクロスを完了した状態のままであることから、再び下落に転じ、


    1.30台半ばを割り込めば「ゼロの軸」を下回りそうで下値をトライしそうです。


    ユーロドル自体は方向感が見えないため、ユーロ円の行方、あるいはドルそのものの材料で上下しそうです。





    昨日のこの欄でも88〜90円ではさすがに調整が観られるのではないかと述べましたが、現在の所調整はこれまでと同様


    「微調整」に終わっています。


    アジア市場の88円38銭を高値にNYでは87円63銭と、下落幅は75銭でした。


    この下落幅はこれまでと同様に1円を超える下落幅には至っておらず、ドルロングの売りを引き出す展開には届いていません。


    ただ、上値は徐々に重くなりつつあります。


    今朝方87円半ばを割り込んだことで「8時間足」までの短いチャートでは、全ての時間足で「MACD」がデッドクロスを


    示しており、下値を試す可能性が高いことを示唆しています。


    サポートのメドとしては87円20銭前後と、さらに下落した場合86円60銭前後と予想しています。





    今週からいよいよ本格的に2013年が始まりましたが、安倍政権も始動しています。


    「経済競争力会議」のメンバーを現場重視に据えたり、昨日は経済団体の賀詞交歓会にも出席し、干支にちなんで


    「自分も一皮むけた」などと笑いを取っていました。


    今週末に決定される「緊急経済対策」の規模も10兆円を超え、12兆円との観測もあります。


    「デフレからの脱却を目指し、円高を止める」と何度も口にしている安倍総理ですが、ここからは21日から開催される


    日銀決定会合に向けてさらに「手綱」を引き締め、政策を実行して行くことが予想されます。


    その意味でも、春先までのドル円の大幅は下落は見込みにくいのでないかと予想できます。





    仮に先週末の雇用統計前の水準が高値だとして、昨年9月13日の77円12銭を上昇の始点としたら、


    フィボナッチ・リトリースメントの最初のサポートは85円75銭と計算できます。


    本日は日本の株式市場もやや調整色を強めると予想しています。株高と円安が同時進行してきたわけですから、


    株安が進み、どこまで円高に振れるかが焦点になります。












    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
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    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和