2013年1月18日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は欧州市場で89円台半ばまでドル高が進み、NYでは好調な米経済指標
の発表と、日銀決定会合でさらなる緩和政策が取られるとの日経電子版の内容に
一段と円売りが加速。一時2010年6月以来となる90円14銭まで円安が進み、
引けにかけは利食いの円買いもあり、89円85−90銭で取引を終える。 - ユーロドルは堅調に推移。スペイン国債の入札が好調だったことで、
終始ユ−ロ買いが優勢となり、1.33台後半まで上昇。対ドルでユーロが買われ、
円が売られたことでユーロ円は直近高値を抜き、1年8ヵ月振りとなる
120円60銭まで上昇。 - 好調な経済指標を受け株価は朝方から堅調に推移。ダウは84ドル高と、
1万3600ドル目前まで上昇。 - 債券は続落。住宅と失業保険統計が景気が回復を示したことから売られ、
10年債利回りは1.87%台まで上昇。 - 金、原油はともに上昇。原油はアルジェリア情勢を背景に、4ヵ月振りとなる
95ドル台まで上昇。 - 新規失業保険申請件数 → 33.5万件
- 12月住宅着工件数 → 95.4万件
- 12月建設許可件数 → 90.3万件
- 1月フィラデルフィア連銀景況指数 → −5.8
ドル/円 89.23〜 90.14 ユーロ/ドル 1.3334 〜 1.3387 ユーロ/円 119.02 〜 120.60 NYダウ +84.79 〜 13,596.02ドル GOLD +7.60 → 1,690.80ドル WTI +1.25 → 95.49ドル 米10年国債 +0.053 → 1.873%
本日の注目イベント
- 日 11月鉱工業生産(確報)
- 中 中国10−12月GDP
- 中 中国12月鉱工業生産
- 中 中国12月小売売上高
- 中 中国12月不動産価格
- 英 英12月小売売上高
- 米 1月ミシガン大学消費者信頼感指数
- 米 企業決算 →GE
ドル円は株価との相関度を強め、連日神経質な展開が続いていますが、昨日のNY市場では一時2010年6月
以来の90円台乗せを果たしています。
住宅着工件数や新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことが「ドル買い材料」になり、さらに来週の
日銀決定会合では「2%の物価上昇率目標」を政府・日銀の共同文書に盛り込むことが決まりそうで、加えて
12月に続き今回の会合でも、10兆円規模の「追加緩和」に踏み切ることを日経新聞の電子版が伝えたことが
円売りドル買いを加速させました。
ドル円は昨日の東京市場では前日と同じような展開を見せ、88円80銭レベルまでドル高が進んだものの、午後には
プラスだった日経平均株価が先物主導でマイナス100円程度まで売られると、88円14銭まで円買いドル売りが
進みました。
ドルの上値が重いという雰囲気のなか、午後3時にかけては一転してドルが反発し、88円75銭までドル高が進み、
日経平均株価もプラス圏で引ける荒っぽい展開でした。
甘利経済財政・再生大臣が米紙とのインタビューで、現在は円高修正の局面であるとの認識を示し、前回の
「過度の円安」を懸念する発言を修正したと受け止められたことで円売りが加速したと思われます。
安倍内閣の度重なる要人発言でドル円が乱高下していますが、一時的に90円台を示現したことで、基本的な
ドル高円安の流れが再確認された格好です。
注意したいのは、上述のように来週の日銀決定会合の内容がほぼ明らかになったことで、予想通りの決定内容では
一段の円安効果は限られそうだという点です。
むしろ、予想を下回る内容だった場合には失望感から円が買い戻されるリスクもありそうです。
昨日発表された新規失業保険申請件数は市場予想を大幅に下回り33.5万件でした。
季節調整のゆがみが加味されているとの指摘もありますが、この件数は約5年ぶりの低水準で、米労働市場の
改善が着実に進んでいることを表しています。
また、住宅着工件数も11月の85.1万件から10万件以上増加し、住宅市場は底入れを終え、新たな拡大局面に
入った可能性もあります。
米国では景気回復が続く一方、本邦では一段の緩和策を推進しデフレからの脱却を目指し、市場への資金供給を
さらに増やす構えです。
円安がさらに進むと想定するのもそれ程違和感はないものと思われます。
90円台が一つの節目であることは、目前にして何度も押し戻されたことをみても確認できますが、90円台が定着し
さらに上値を目指すかどうかは現状では判断できません。
輸出企業の利益が上振れるとの観測から株価は上昇していますが、企業利益がそのまま雇用者の賃金増加に繋がるかどうかは
不透明です。
原油価格が昨年9月以来となる95ドル台に乗せ、さらに足元では円安が進行していることから、ガソリン価格は今後
一段と上昇するものと思われます。
流通コストの上昇に繋がり、また輸入物価にも影響を与えると予想されます。
「2%に物価上昇率目標」にとって追い風とも言える状況ですが、同時に賃金が上がらない限り生活が厳しくなることも
想定されます。
それでもそう簡単に2%のインフレが達成されるとは思えませんが、「2%の物価上昇率目標」はそれ自体が目標ではなく、
景気を回復させることが最終目標です。
来年4月からの消費税率の引き上げも控えていることもあり、生活が苦しくなるようなら安倍政権への批判も出てきそうです。
その意味で、デフレからの早期脱却に次ぐ、「次の一手」が注目される時もそう遠くないように思います。
本日も90円台の攻防と、90円台に乗せて定着するかどうかが焦点です。
当然株価の推移からも眼が離せません。
円安の効果もあり、日経平均株価が200円以上上昇するようだと、円を売る動きも強まりそうです。
予想レンジは89円50銭〜90円50銭と観ています。
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今週月曜日の大雪はまだ道端に残っています。
今年は全国的に異例の寒さで、地球温暖化が本当に進んでいるのか
信じられない天候が続いています。
専門家に言わせると、これも「地球温暖化がもたらす異常気象」のようです。
良い週末を・・・・。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 1/8 麻生財務相 「欧州の金融安定化が円を含む通貨の安定に資する観点から、外貨準備を活用して継続的にESM債を購入する予定だ」閣議後の会見で。 ユーロ円114円半ばから114円23銭まで急騰 1/8 ラッカー・リッチモンド連銀総裁 「金融政策が過度に実体経済活動を刺激しようとすれば、景気刺激どころかインフレ高進のリスクを冒しかねない」サウスカロライナ州の講演で。 ------ 1/9 安倍総理 「日銀にはこのことを十分踏まえて金融政策をお願いしたい」2%の物価目標に関し経済財政諮問会議で。 NY市場では円売りが進み87円台半ばから88円に 1/10 ドラギ・ECB総裁 「金融市場の状況は大きく改善した」、ユーロ圏の景気についても「緩やかに景気回復が始まる」政策金利据え置き決定後の記者会見で。 ユーロドルは1.31台前半から→1.32台半ばへ。 1/14 バーナンキ・FRB議長 「現在のところ、ある程度の効果があるとみているが、まだ初期の過ぎない」追加緩和の影響について対談で。 ----- 1/15 ユンケル・ユーロ圏議長 ユーロの為替レートは「危険なほど高い」ルクセンブルクでの行事で。 ユーロドル1.33台半ばから → 1.32台半ばへ。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



