今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2013年2月5日(火)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 東京株式市場の上昇を手掛かりにドル円は欧州市場で93円18銭まで
    ドル高円安が進むが、NYでは株価の下落を背景に円買いが優勢に。
  • ユーロドルは大幅に下落。スペインの政局不安が台頭し、スペインや
    イタリアの国債が売られたことで、「リスクオン」が後退。ユーロドルは
    1.350割れ目前まで下落。ユーロ円も急落し124円台半ばまでユーロ安が進む。
  • 株式市場は反落。スペイン国債などが売られたことが欧州危機への連想に
    つながり株価を押し下げた。S&P500は昨年11月以来最大の下げとなった。
  • 株式市場が下落したことで債権には買い戻しが入った。10年債利回りは
    2%の大台を割り込む。
  • 金は続伸。原油価格は大幅に反落し96ドル台に。

    ドル/円92.21 〜 92.79
    ユーロ/ドル1.3505 〜 1.3580
    ユーロ/円124.63 〜 125.96
    NYダウ−129.71 → 13,880.08ドル
    GOLD+5.80 → 1,676.40ドル
    WTI−1.60 → 96.17ドル
    米10年国債−0.050 → 1.960%



    本日の注目イベント

    • 豪   RBAキャッシュターゲット
    • 豪   豪12月貿易収支
    • 豪   豪第4四半期住宅価格指数
    • 中   中国1月HSBCサービス業PMI
    • 欧   ユーロ圏1月総合計景気指数
    • 欧   ユーロ圏12月小売売上高
    • 英   英1月サービス業PMI
    • 米   議会予算局半期報告
    • 米   1月ISM非製造業景況指数
    • 米   デューク・FRB理事講演





    ドル円は昨日の欧州市場で一時93円台に乗せ、93円18銭まで円安が進みましたがその後はユーロ円の売りが


    かさんだこともあり、下落基調をたどっています。


    東京市場では92円台後半が重く上値は限られましたが、欧州市場が開くと日経平均株価の上昇を手掛かりに円売りが


    加速し、それほど抵抗もなく93円台に乗せました。


    ただその後はさすがに92円台後半まで押し戻され、NY市場の出方が注目されましたが、米株式市場が下落するのを


    睨みながら93円台に戻すことはなく、92円21銭まで反落しました。


    欧州でスペインのラホイ首相を巡る政局不安が広がったことや、イタリアでも総選挙を前に、ベルルスコーニ前首相


    への支持が拡大するなど、欧州不安がユーロ売り円買いを後押ししました。





    欧州市場での93円台乗せはやや「勇み足」だったように思います。


    日本の株価上昇をはやして円安が加速したものの、株価そのものもやや「ミニバブル」の様相を示しています。


    昨日の東証1部の売買高は44億5300万株と、大商いでした。


    20億株できれば活況と言われている東証1部売買高が、昨日はその倍以上の出来高を記録したことになります。


    「円安と株高」が同時並行に進み、株式市場に疎遠だった個人投資家もさすがに「持たないリスク」を感じ始めた


    ことで、遅ればせながら市場に参入したといった格好です。





    為替も株もやや過熱感があることは否めません。それでもここ2ヵ月半、ドル円で14円程度、日経平均で2000円


    以上も上昇して来ました。


    市場では「アベノミクス」などという言葉も一人歩きしており、実態以上に「円安株高」が進行したという印象は


    拭い切れません。


    もちろん「ドル高円安基調」は継続されていることに変化はありませんが、注目は本日の為替と株の動きです。





    NYダウは129ドル安で再び1万4000ドルを割り込んで来ました。


    日経平均株価も下落が予想されますが、それでもどれだけ株式に対する旺盛な買い意欲があるかに注目しています。


    本日大引けで「プラス」で取引を終えるようならドル円も再度93円を試す展開が予想でますが、これまでの


    買い意欲がひっ込むようだと、ドル円も91円台が見えてきそうで、短期的な調整が続く可能性があります。





    為替サイドからみれば、ドル買い意欲がなお優勢であれば、92円台後半までドルを押し上げ、株式市場がその動きを


    好感し株価が上昇するシナリオもあります。


    テクニカルではやや上値の重い展開が予想できます。


    短期のシグナルである「1時間足」では、既に「一目均衡表」の遅行スパンが「逆転」を起こしており、さらに「MACD]は


    かなり早い段階でデッドクロスを示現させており、また「MACD」が「ゼロの軸」を割り込んでおり、


    下落パターンを示していると解釈できます。





    上述のように本日の株価次第というところがありますが、一旦利益確定の「円買い」が出る可能性もあり、それが


    対ドルだけではなく、対ユーロや豪ドル、ポンドといった主要通貨に拡大すると「微調整」では済まないかもしれません。


    下値のメドは「1時間」から探れば、91円85銭(雲の下限)と、91円54銭(200日線)が挙げられます。


    上値はやや重くなっているとも予想します。


    92円台半ば超えが一つの目安と思われますが、株価の動向が最大の注目ポイントです。












    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    2/1 ブラード・セントルイス連銀総裁 「過去3ヵ月の雇用者の伸びは米経済にとって明るい兆し。今年の経済成長が約3%に加速するとの自身の予想を支持するものだ」ワシントンでインタビューに答えて。。 ------

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和