2013年2月6日(水)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は昨日の早朝に92円を割り込んだものの、そこから切り返し
92円台半ばで推移。欧州時間に「白川日銀総裁3月に辞任」のニュースが
流れるとさらに上昇し、NYでは93円66銭まで円売りが加速。
直近の円最安値を更新。 - ユーロドルも反発。ユーロ圏PMIが好調だったことや、ECBは
ユーロ高を懸念しないとの観測が広がり、1.36目前までユーロ高が進む。 - 株式市場は反発。好調な企業決算に加え、デルの株式非公開化決定が
好感されダウは99ドル高。 - 債券相場は反落。欧州株の上昇で欧州危機は拡大しないとの見方が広がり
債権は下落。10年債利回りは引け値で2.01%台まで上昇。 - 金は3日振りに反落。原油価格は小幅に反発。
- 1月ISM非製造業景況指数 → 55.2
ドル/円 93.06 〜 93.66 ユーロ/ドル 1.3502 〜 1.3598 ユーロ/円 125.72 〜 127.21 NYダウ +99.22 → 13,979.30ドル GOLD −2.90 → 1,673.50ドル WTI +0.47 → 96.64ドル 米10年国債 +0.056 → 2.016%
本日の注目イベント
- 豪 豪10−12月小売売上高
- 日 佐藤日銀審議委員懇談会で挨拶
昨日の早朝には一時92円台を割り込んだドル円でしたが、日経平均株価の大幅下落にも関わらず1日で
大台を変える「ドル高円安」に振れ、改めて円売り圧力の強さを知らされました。
白川日銀総裁の辞任報道で、今後の新総裁人事への思惑から円が主要通貨に対して大幅に売られ、ドル円は
93円台半ばまで円安が進み、直近の安値を更新しました。
ドル円は欧州市場が開くにつれ上昇し、「白川総裁来月辞任」の報道に、一気に93円台まで円売りが加速しました。
4月8日に任期を終えることで、既に新総裁人事を巡る動きはあったわけですが、これで来週中にも新総裁が
決まりそうな気配です。
安倍総理は「金融緩和に積極的な人」を選ぶと公言していますが、現在候補者として名前が挙がっている人物は
だれが総裁に就任しても金融緩和には積極的です。
その中でも「より積極的」な候補者が就任するかどうかが市場の関心を集めています。
連日「微調整」が続いているドル円は、95円の節目まであと1円強の水準まで迫ってきました。
前日大きく下げたNY株式市場も切り返しています。
本日の東京株式市場の上昇幅によっては95円がより近づく可能性がありそうです。
スペイン、イタリアなど南欧諸国の財政不安が再び浮上し、ユーロが一旦売られましたが、昨日は切り返し、
対ドルでは1.36目前まで上昇し、対円では127円台前半までユーロ高が進んでいます。
明日のECB理事会ではユーロ高を懸念する発言がでるのではないかとの観測もありますが、フランスのオランド
大統領は「われわれは最も現実的と思われ、われわれの実体経済に最も即したユーロ相場の中期的な水準を決める
必要がある」と語り、ユーロ圏各国政府がユーロ相場について行動する必要があるとの見方を示しました。
「中期的な水準」を設定する必要があるとの考えですが、具体的な水準については触れていません。
ユードドルは先週1.37台まで上昇した後、昨日は1.34台まで下落していますが、1.3620辺りを明確に
抜けると、再び1.37を目指すと予想しています。
ドル円は早朝に93円79銭までの上昇を見せましたが、ストキャスティクス(日足)は既に「90」まで
上昇しており、過熱感を示しています。
ただそれでもこの種のオシュレーター系では判断できないところに、今の相場の難しさがあるように思います。
株価次第では94円台乗せも視野に入ってきましたが、ショートの買い戻しは早め、ロングはストップを深く設定し、
やや長めに保有するしかありません。
水準を意識したポジションメイクはあまり機能しないのが今の相場です。
米株高を背景に、米長期金利も上昇傾向にあり、さらに決算発表が本格化した日本企業では、輸出企業を中心に
円安効果が利益を押し上げる結果につながっています。
これが株価を押し上げ、さらにドル買い円売りを促す好循環が続いており、「円安株高」の構図が定着しています。
この構図はしばらく続きそうですが、日銀総裁人事と今月下旬の日米首脳会談が水を差す可能性はあります。
94−95円の水準まで円売りが進めば、日銀総裁人事も織り込み始めたと考えられるからです。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 2/1 ブラード・セントルイス連銀総裁 「過去3ヵ月の雇用者の伸びは米経済にとって明るい兆し。今年の経済成長が約3%に加速するとの自身の予想を支持するものだ」ワシントンでインタビューに答えて。。 ------
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



