2013年2月19日(火)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 先週末の「G20」を無難に通過したことで円売りが再び強まる中、
ドル円は東京時間に94円22銭まで上昇。94円台に乗せたものの、
直近高値である94円台半ばには届かず緩やかに下落。海外市場ではNYの
株、債券が休場のこともあり93円台後半で停滞。 - ドラギ・ECB総裁は足元のユーロの水準について、「ユーロは平均的な
水準だ」と発言したが為替への影響はなく、ユーロドルは1.33台半ばで
一進一退。 - 株式、債券市場は「プレジデンツデー」のため休場。
ドル/円 93.77 〜 94.01 ユーロ/ドル 1.3339 〜 1.3361 ユーロ/円 125.14 〜 125.53 NYダウ ----- → 13,981.76ドル GOLD ----- → 1,609.50ドル WTI ----- → 95.86ドル 米10年国債 1----- → 2.000%
本日の注目イベント
- 日 12月景気動向指数(改定値)
- 欧 独2月ZEW景況感指数
- 米 2月NAHB住宅市場指数
昨日の東京時間では株価の上昇もあり、ドル円は94円台に乗せ、日経平均株価が先週末比270円高まで
上昇すると94円22銭まで円売りが進みました。
「G20」で直接的な円安批判を回避できたことで再び、「円安株高」の流れが加速しました。
安倍総理が国会で、外債購入にも言及したことで円が売られる局面もありましたが、それでも先週まで2度
記録した94円台半ばを試すことなく下落に転じています。
海外市場ではNYで債券、株式市場が休みということもあって、終始93円台後半で推移していましたが、
今後再び94円台半ばを試しに行くのか、あるいは93円を目指してしばらく「調整」に入るのか、今日明日の
動きがポイントになりそうです。
昨日の動きを見る限り、ドル円と株式市場の相関度がやや低下してきた印象を持っています。
ドラギ・ECB総裁はユーロの為替水準について「為替相場は政府の目標ではないが、成長と物価安定のために
重要だ」と、これまでの主張を切り返した上で「ユーロの実効相場と名目相場を見ると、おおむね長期的な平均
に近い」と発言し、現行の水準を受け入れる認識を示しました。
また、ECBの理事でもあるノボトニー・オーストリア中銀総裁は、ユーロ相場を押し下げるため「市場介入する
必要はない」と語り、「ECBには為替レートの目標はなく、あるのは物価安定目標だということだ」と付け加えています。
この発言もユーロの動きには影響しませんでしたが、現在の1.33台の水準は「ユーロ高」ではないとの認識を
ECBの幹部が示したことで、今後ユーロの上昇に繋がる可能性はあります。
ユーロ圏では昨年10−12月のGDPが「−0.1%」だったことで、今後景気浮揚のため利下げ観測がくすぶっています。
そのため、1.35から上値では売り圧力も強く、特に「1.37台が上値の上限」との相場観も強まっています。
一方下値も固く、1.32台では買い意欲も観測されます。
1.32−1.37のレンジ相場の中、利下げなど今後の材料を取り込みながら明確な方向性が出てくるのを待つしかありません。
米国の景気回復とユーロ圏の景気低迷を比較したら、緩やかなユーロ安を想定していますが、それでも対円では大きく
ユーロ安が進む可能性は少ないと思います。
今日も特に重要な材料はありませんが、連休明けのNY市場がどのような動きをするか。住宅関連の指標が発表されますが、
本番は明日のFOMC議事録が公開されてからです。
上にも下にも動きにくい展開になりそうで、予想は93円50銭〜94円30銭程度を見ています。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 2/1 ブラード・セントルイス連銀総裁 「過去3ヵ月の雇用者の伸びは米経済にとって明るい兆し。今年の経済成長が約3%に加速するとの自身の予想を支持するものだ」ワシントンでインタビューに答えて。。 ------ 2/6 ストゥルナラス・ギリシャ財務相 「私はユーロ相場が高い水準にあることを懸念している」ブルームバーグとのインタビューに答えで。 ------ 2/7 ドラギ・ECB総裁 「為替相場は政策の目標となるものではないが、成長と物価にとって重要だ」政策金利据え置きを決め後の記者会見で。 ユーロドル1.35台半ばから→ 1.33台に。 2/7 ドラギ・ECB総裁 「為替相場に対してG20の総意を反映しないような結果をもたらすならば、われわれはそれについて話し合う必要がある」記者会見で。 ユーロ円127円から→125円台に 2/9 甘利・経済再生担当相 「期末までには、1万3千円を目指して頑張るぞという気概を示すことは大事だ」株価の見通しについて。 ---- 2/9 黒田・アジア開銀総裁 「日銀が年内に追加緩和を行うことは正当化できる」。 ---- 2/9 ブレイナード・米財務次官 「デフレ克服と経済成長の活発化に向けた努力を支持する」 ドル円93円台前半から → 94円台に 2/13 ルー・米財務長官 「民主党および共和党が政権を取ったいずれの時代も、財務省は米国の成長と生産性、競争力を促す上で強いドルがもっとも国益にかなうとの姿勢を長期にわたって貫いてきた」「長官就任が承認された後も私はこの方針を変更しないつもりだ」米議会公聴会で。 ---- 2/14 岩田一政・前日銀副総裁 「1ドル90円から100円程度までは均衡への回帰である」「ファンダメンタルズに近いようなレートではないか」記者団に語る。 ドル円93円25銭レベルから → 93円64銭まで上昇 2/18 ドラギ・ECB総裁 「ユーロの実効相場と名目相場を見ると、おおむね長期的な平均に近い」議会証言で。 -----
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