今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年8月28日(木)


おはようございます。


「ドル防衛 秘密合意」

一面の見出しが目に飛び込んできました。

今朝、眠気も覚めぬ6時、いつもの癖で日経新聞にさっと目を通そうと一面を

開いたら、上記の見出しが大きく掲載されていました。

皆さんの中にも驚かれた方がいるのではないでしょか。

よく読むと、今年3月ドル・円が95円台に突っ込んだ時の話で、ドル防衛に向けて

通貨当局が緊密に連絡を取り合っていたという記事でした。

おかげで、一気に目が覚めましたが、なぜ今のこの時期にわざわざ記事にしたのか?

内容よりもそんな疑問のほうが先に頭をかすめました。

よほどトップ記事が無かったのか・・・・。それとも、書かされたのか・・・?

一面だけでなく、5面にもご丁寧に解説がありました。

皆さん、どう思われましたか?


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 朝8時半に発表された耐久受注は市場予想を超え前月比+1.3%。 これを受けてアジア、欧州と続いていたドル安の流れが変わり109円後半へドルは上昇。
  • 109円90をつけたが、110円台に載せる勢いはなく、ウエーバー ドイツ連銀総裁の発言にドルが軟化、WTI原油先物市場で、原油高が 進んだこともドルの上値を抑えました。
  • 日経ニュースでドル防衛に関する記事が(上記参照)流れましたが、過去の ことでもあり影響はなかったようです。

ドル/円108.91 〜 109.90
ユーロ/円160.72 〜 161.50
NYダウ+89.64 → 11,502.51ドル
Gold+5.90 → 834.00ドル
WTI+1.88 → 118.15ドル
米10年国債−0.013 → 3.767%


本日の注目点


NY市場では、政府系住宅公社フレディマックに対する新たな救済策が発表されるとの

噂で、前日比マイナスで取引されていたNYダウが100ドルを超える上昇を見せました。

やはり、このセクターの浮沈が今の相場に大きな影響を与えていることが確認された格好です。

ドル・円は、昨日の東京、欧州市場で108円台半ばを試しましたがそこから下を試す勢いも無く、

NYでは110円手前でユーターンするなど、相場は方向感が無い中こう着状態になりそうな気配です。

一方ユーロについてもドイツ連銀総裁が金融緩和期待をけん制する発言を行うなど、景気

後退局面に入った模様のユーロ経済は今しばらく景気の行方を見極めたいとする雰囲気が強く、

手を出しにくい現状です。

また、グルジア問題に関してもユーロを手がけにくい状態になっています。

急落したユーロ・ドルも1.45台ではさすがに踏みとどまっており、テクニカルでの

買いシグナルは見えないものの、日柄的には反発の気配をみせてもおかしくはない。

1.48を抜ければ1.5を試すチャンスはあると観ています。

逆に、1.45を割った場合には1.42までの下落スピードは速いのではないかと思われます。



2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
8/27 ウェーバー
ECB理事
「現在の金利水準は中立というよりも、なお緩和的だ。」
「ユーロ圏の利下げの議論は時期尚早だ。」と市場の利下げ期待をけん制。
ややドル安・ユーロ高へ。
8/7 トリシェ
ECB総裁
「金融政策の羅針盤はひとつしかなく、それは物価安定だ。」ECB理事会での
政策金利据え置いた後での会見で。
ユーロ・ドル1.54台から1.53前半へ
ユーロ・円169円台から167円半ばへ。
8/6 内閣府 6月の景気動向指数を踏まえ、基調判断を「悪化」と下方修正。 ドル円108円台後半から109円台

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和