今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年8月29日(金)


おはようございます。


二日前に、有楽町で「ラストゲーム」という映画を観ました。

余り映画を観るほうでは無く、年に1〜2回くらいでしょうか、友人に勧められて

気楽な気持ちで劇場に行ってみました。
「最後の早慶戦」と言われている、バットを捨て銃をもたなければならない

学徒出陣前の学生が中心の映画でした。

学生野球の父と称される飛田穂州役を柄本明がうまく演じていました。

また結局、出陣して帰らなかった戸田順次のお父さん役に山本圭、お母さん役に

富司純子が演じていましたが、すばらしい演技に涙腺がゆるんでしまいました。

観終わってから「われわれはいい時代に生きているな・・」そんなことを感じました。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 朝方発表の4−6期GDP改定値は3.3%と速報値(1.9%)を
    1.4%上回る3.3%に上方修正されました。
  • この指標に為替市場は素直に反応し109円ミドルまで上昇しましたが、
    大型の熱帯低気圧「グスタフ」がメキシコ湾岸沿いの米石油基地を直撃する可能性が
    あることで、WTI先物価格が上昇し、これが重石となり上値を限定的でした。
  • 120ドル台まで上昇した原油でしたが、ハリケーンの被害が出れば戦略備蓄が
    放出されるとの見方が流れ、115ドル台まで急落。
  • NYダウの200ドルを超す続伸と原油価格の下落でドル・円は109円72まで
    買われましたが、前日同様110円台への勢いはありませんでした。

ドル/円108.80 〜 109.72
ユーロ/円160.76 〜 161.64 
NYダウ+212.67 → 11,715.18ドル 
Gold+3.20 → 837.20ドル 
WTI−2.56 → 115.59ドル 
米10年国債+0.015 → 3.782%


本日の注目点

  • 欧 8月ユーロ圏インフレ率
  • 欧 7月ユーロ圏失業率
  • 米 7月個人消費支出
  • 米 8月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値
  • 米 8月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)

ドル・円は108円50−110円のレンジを抜け切れません。

昨日のGDP改定値は上抜けのきっかけかと思いましたが、上値は限定的でした。

改定値は3.3%に上方修正され、その主因は輸出が好調ということのようですが、

それにしても1.4%も上積みされるとはやや驚きです。
 
NY市場では、この数字発表直後,「誤報」ではないかという噂が出たと聞いています。

もともと米GDPは個人消費が7割程度を占めているといわれていますが、今回の

数値に限っては外需(輸出)が牽引しているようです。

日欧とも直近はマイナス成長の中、今回の数値が今後どう変化していくのか注目していきたいと思います。

前日の耐久財受注と合わせて、米経済の底堅さを示す指標が相次ぎ、ファンダメンタルズ改善の一つの

きっかけになることも考えられるからです。

一方、懸念されるハリケーン「グスタフ」はジャマイカの首都キングストンを直撃し、土曜日には

キューバの東側の通過し、来週月曜日にメキシコ湾岸沿いのルイジアナ州に上陸との見通しのようです。

このあたりにはアメリカの石油基地が集中しており、全米の25%ほどの石油を産出しています。

被害が大きくなれば、昨日のWTI先物価格が急騰したような状況も考えられ、ドル下落のリスクも増えます。

108円50−110円を抜けず値動きも限られていつなか、市場はどちらかへ抜けるきっかけを探している状況です。



2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
8/27 ウェーバー
ECB理事
「現在の金利水準は中立というよりも、なお緩和的だ。」
「ユーロ圏の利下げの議論は時期尚早だ。」と市場の利下げ期待をけん制。
ややドル安・ユーロ高へ。
8/7 トリシェ
ECB総裁
「金融政策の羅針盤はひとつしかなく、それは物価安定だ。」ECB理事会での
政策金利据え置いた後での会見で。
ユーロ・ドル1.54台から1.53前半へ
ユーロ・円169円台から167円半ばへ。
8/6 内閣府 6月の景気動向指数を踏まえ、基調判断を「悪化」と下方修正。 ドル円108円台後半から109円台

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和