2013年3月29日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は94円台前半で一進一退。93円台後半を試す場面もあったが
株高などに引っ張られ円買いも限定的。94円10−20銭で引ける。 - 営業を再開したキプロスの銀行では混乱もなく、スペインとイタリア国債が
堅調に推移したことでユーロドルは1.28台半ばまで反発。 - 株価は反発。GDP改定値が上方修正されたことや、欧州危機を巡る懸念が
やや後退したことを好感。ダウは52ドル高。S&P500は最高値を更新。 - 債券は小幅ながら続伸。GDPは上方修正されたものの、失業保険申請件数が
増加したことが買い材料に。10年債利回りはやや低下し、1.82%台に。 - 金は反落。原油は5日続伸し97ドル台に乗せる。
- 新規失業保険申請件数 → 35.7万件
- 10−12月GDP(確定値) → +0.4%
- 3月シカゴ購買部協会景況指数 → 52.4
ドル/円 93.96 〜 94.34 ユーロ/ドル 1.2794 〜 1.2845 ユーロ/円 120.41 〜 120.93 NYダウ +52.38 → 14,578.54ドル GOLD −11.50 → 1,595.70ドル WTI +0.65 → 97.23ドル 米10年国債 −0.020 → 1.825%
本日の注目イベント
- 日 2月失業率
- 日 2月鉱工業生産
- 日 2月消費者物価指数
- 米 2月個人支出
- 米 2月個人所得
- 米 2月PCEコアデフレーター
- 米 3月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)
- 米 株式・債券市場休場(グッドフライデー)
約2週間ぶりに営業が再開されたキプロスでの混乱が懸念されていましたが、営業再開直後のパニック的な
預金引き出しは見られず、顧客は整然と列を作ったとメディアは報じています。
政府が引き出し額の上限を300ユーロ(約3万6000円)に設定しましたが、特に混乱はなく、イタリア、
スペイン国債の利回りが低下したことで安心感からユ−ロ買いに繋がっています。
ユーロドルは1.27台から1.28台半ばまで上昇し、119円75銭まで売られたユーロ円も急速に値を戻し
121円目前まで買い戻されました。
ユーロの反発にはなお懐疑的ですが、ポジション調整の動きが相場を押し上げた格好でした。
ドル円も、ユーロ円の下落に歩調を合わせ欧州時間には一時93円88銭まで下落しましたが、多くの時間帯では
94円台で推移しました。
上値は重く、足元では95円台も徐々に「売り場になりつつある」といった相場観も増えて来ています。
それでも重要な節目である93円台半ばを割り込む勢いはありません。
黒田日銀総裁は昨日参院財政金融委員会で国債購入について、「残存期間がより長いものも含めバランスの取れた買い入れが
必要だ」と述べています。
また、購入対象も国債だけではなく、リスク資産も検討課題になると発言し、先に述べた「量的、質的にも大胆な金融緩和」
に沿った明確な姿勢を見せています。
これらの発言は既に市場では織り込まれており新たな反応は見せていませんが、市場が円買いに傾く抑止力にはなっている
ようです。
これまでの発言を総合すると、来週開催される日銀決定会合での追加緩和の中身がほぼ明らかになったようにも思えますが、
一部には依然として「サプライズ」期待もあるようです。
「材料出尽くし」あるいは、「新鮮味が無い」といった理由から円が買い戻される可能性もないとは言えません。
ドル円は94円台でのもみ合いが長引きそうで、動きにくい状況です
どちらかといえば上値の重い展開ですが、93台に入ると押し戻される展開を見ると、94円割れではドル買い意欲も
根強いように見受けられます。
それでも上値が重いようだと、いずれは93円台半ばを再び試すのではないかと予想されますが、「欧州問題」と
「大胆な金融緩和」との綱引きはまだ決着がついていません。
本日は米国が「グッドフライデー」のため債券市場と株式市場が休みです。
為替市場は開いていますが、値動きは限定的と思われます。
日中は日本の株価を見ながら一進一退かと見られますが、「日足」の転換線と基準線のどちらを抜いてくるかが焦点です。
現在、「転換線」は94円82銭、「基準線」は93円78銭に位置しています。
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3月も間もなく終わり、東京地方の桜も今週が最後の見ごろとなります。
桜の名所「千鳥が淵」は、今年も見事な花を見せてくれていました。
良い週末を・・・・。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 3/4 黒田・次期日銀総裁候補 「目標実現は可能であり、日銀の使命だ」衆院で質問の答えて。 ドル円93円60銭水準からやや円安に。 3/4 イエレン・FRB副議長 「より強い景気回復及び雇用拡大ペースの加速を支援するため、非常に緩和的な金融政策がなお求められている」全米企業エコノミスト協会で。 ----- 3/5 岩田・次期日銀副総裁候補 物価目標は「2年で達成できるのではないか」衆院での所信聴取で。 ----- 3/20 バーナンキ・FRB議長 「目標に向かって状況が進展すれば、金融緩和の規模を適切に調整するため、月ごとの購入額を変更する可能性がある」FOMC後の記者会見で。 株高とドル高円安が進行 3/25 ダイセルブルーム・ユーロ圏財務相会合議長 「キプロスのケースはその他ユーロ諸国のひな型と見なされるべきだ」ユーロ圏財相会合後に発言。 ユーロドル1.29台から1.2830へ。ユーロ円123円から120円台前半に
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



