2013年4月4日(木)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は前日と同じ様な展開で、92円台まで下落した後93円台前半まで
戻して引ける。ADP雇用者数が市場予想に届かなかったことや、
ISM非製造業景況指数が悪化していたことが米長期金利の低下を促し、ドル売りを
誘った。 - ドル安の流れを受け、ユ−ロドルは上値が重い中上昇。1.28台前半から半ばで
推移し、本日のECB金融政策を待つムードが優勢となり終始動きは鈍かった。 - 株式市場は前日の大幅高を吐き出す下落を見せる。ADP雇用者数の悪化から
週末の雇用統計への期待が後退し、ダウは111ドル安。 - 債券相場は大幅に反発し、10年債利回りは一時1.8%台を割り込む場面も。
米労働市場への不透明感が台頭し、株売り債券買いが進行。 - 金は大幅に続落し昨年6月以来となる1550ドル台に。原油価格は在庫が
予想以上に膨らんでいたことから下落し、1週間ぶりに94ドル台に。 - 3月ADP雇用者数 → 15.8万人
- 3月ISM非製造業景況指数 → 54.4
ドル/円 92.72 〜 93.56 ユーロ/ドル 1.2825 〜 1.2865 ユーロ/円 119.12 〜 120.01 NYダウ −111.66 → 14,550.35ドル GOLD −22.40 → 1,553.50ドル WTI −2.74 → 94.43ドル 米10年国債 −0.046→ 1.816%
本日の注目イベント
- 豪 豪2月小売売上高
- 豪 豪2月住宅建設許可件数
- 日 日銀金融政策決定会合
- 日 黒田日銀総裁記者会見
- 欧 ユーロ圏2月生産者物価指数
- 欧 ユーロ圏3月総合PMI(確報値)
- 欧 ECB政策金利発表
- 欧 ユーロ圏3月サービス業PMI(確報値)
- 欧 バローゾ・欧州委員長講演
- 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
- 英 BOE政策金利発表
- 英 英3月サービス業PMI
- 米 新規失業保険申請件数
- 米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
- 米 バーナンキ・FRB議長講演
- 米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
- 米 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
- 米 イエレン・FRB副議長講演
テクニカル分析からのドル安傾向を背景に、ドル円はNY市場で前日と同じような展開となり、再び92円台まで下落し
93円台に戻して引けています。
昨日の東京時間では株価の大幅反発を理由に堅調な動きを見せたドル円でしたが、足元では上値の重さは変わらず、
93円の半ばから後半にかけた水準もやや重くなりつつあります。
本日日銀決定会合があり、金融緩和策が決定される見通しのため、92円台では一旦下げ止まり、今のところ「大崩れ」
はしていませんが、決定会合の内容次第では「失望感」からドル売り円買いが加速する可能性もあります。
下値のサポートを確認しておくと、先ずは92円70銭辺りです。
昨日の下落で2回試して押し戻された水順になります。
その下は92円50−60銭辺りになり、ここは前日に押し戻された水準でもあり、また92円50銭という
切のいい節目でもあるため重要なレベルかと思います。
さらにここは、「8時間足」でも長期のトレンドを見る上でも重要な「200日線」があり、この移動平均線は昨年10月に
ローソク足が上抜けして以来割り込んだことはありません。
一方レジスタンスは、「1時間足」で「基準線」が示す93円19銭前後が最初のポイントになりそうです。
そしてその上では、2日連続で抜け切れていない93円65−70銭が意識されます。
上下どちらが抜けるかは本日の日銀決定会合の結果次第ですが、市場の見方は少なくとも「サプライズ」はなく、
むしろ事前に予想されている政策の一部しか決まらないのではないかとの観測もあります。
決定会合は今月26日にも開催されることから、一部は「継続審議」になる可能性も取り沙汰されています。
そう考えると、やはり一旦は下値を試す展開が予想され、同時に株価の下落がどの程度進むかにも注意が必要です。
決定会合の内容は早ければ午前中にも発表されますが、審議が紛糾すると午後1−2時にずれ込むこともあります。
また、黒田日銀総裁の「初の記者会見」は午後3時半から予定されています。
豪ドル円が堅調に推移しています。
ユーロ円が乱高下し、下値を探る動きを見せているのとは対照的に96−98円台で安定しています。
豪ドルは対米ドルでも一時の1.02台から1.04台に上昇しており、ドル円もやや円高方向に修正されたとはいえ
92円台です。
多くの個人投資家が豪ドル円の買い場を探していますが、なかなか下げて来ないという状況が続いています。
背景は、このところのオーストラリアの経済指標が堅調な動きを示しているからです。
雇用は順調に回復しており、貿易赤字幅も縮小しています。
各国中銀の外貨準備にも豪ドルを増やす動きが加速しているとも伝えられています。
さらにRBAが2日に、政策金利の据え置きを決めたことも豪ドルをサポートしています。
オーストラリア政府は、7年間RBA総裁を務めたスティーブンス総裁の任期を3年延長することを決めましたが、
これも豪ドルにはプラスに作用しているものと思われます。
同総裁はグローバルファイナンス誌が選ぶ「名総裁」(A評価)6人のうちの1人で、4年連続で「A評価」を受けています。
オーストラリアのスワン財務相も同総裁の手腕を高く評価しており、今回の任期延長を決めたものと思われます。
ただ、今後さらに豪ドルが対米ドルで上昇すると国内からは「豪ドル高懸念」が再燃する可能性もあり、このまま一本調子で
上昇するとも思えません。
豪ドル円が今後100円台に乗せるかどうかは、結局ドル円の水準が極めて重要だということです。
ドル円が再び96円台を回復してくるような状況になれば、100円台という「三桁」(みけた)の数字もあり得るのでは
ないかと予想しています。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 4/2 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「資産購入を縮小する決断は先行きを予測しながら下していく必要がある。その時期は個人的な見解では年内後半か来年初めになる可能性がある」アラバマ州の講演で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



