2013年4月25日(木)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は99円台でもみ合い。耐久財受注の落ち込みが予想以上だった
ことで円買いドル売りが出て99円28銭まで下落したが、ドル売り一巡後は
99円台半ばまで値を戻す。 - イタリアの新首相が決まったことを好感しユーロドルは1.30台で底堅い
動きを見せたものの、利下げ観測が高まる中、上値も限定的となり1.30を挟み
一進一退。 - 経済指標の悪化を受け株式市場はまちまち。ダウは43ドル下げたものの
ナスダックは小幅に上昇。 - 債券相場も小動き。耐久財受注が大幅に減少したことで買われる場面もあったが
値動きは小幅に留まる。 - 金は反発。原油価格は4日続伸し10日振りに91ドル台まで上昇。
ガソリン在庫が大幅に減少していたことが手掛かりに。 - 3月耐久財受注 → −5.7%
ドル/円 99.24 〜 99.61 ユーロ/ドル 1.2974 〜 1.3029 ユーロ/円 128.81 〜 129.64 NYダウ −43.16 → 14,676.30ドル GOLD +14.90 → 1,423.70ドル WTI +2.25 → 91.43ドル 米10年国債 −0.003 → 1.704%
本日の注目イベント
- 豪 ウェリントン、シドニー市場休場(アンザックデー)
- 欧 レーン・欧州委員講演
- 欧 アスムセン・ECB理事講演
- 欧 コンスタンシオ・ECB副総裁講演
- 英 英1−3月GDP(速報値)
- 米 新規失業保険申請件数
- 米 決算発表 → エクソンモービル、アマゾン
依然として「100円の壁」を巡る攻防が続いています。
昨日の朝方は株価の急上昇に合わせるかのようにドル円も勢いよく上昇し、場合によっては100円を
試すかとも思われましたが、ドル買いが一巡するとこれまでと同様に上値が重くなり、99円台前半まで
下落しました。
それでも昨日の場合は日経平均株価が年初来高値を更新するなど、高値引けだったことからドルの下落がサポート
され、99円を割りこむことはありませんでした。
ややこじつけになるかもしれませんが、98円台への下落は避けられ、終始99円台を維持できたことが
これまでの局面とは異なり、「100円突破」への希望に繋がりそうです。
また昨日のNYでは3月の耐久材受注が市場予想のマイナス3.0%に対してマイナス5.7%と大幅に減少し、
2月分も下方修正されました。
民間航空機の需要が大きく落ち込んだことが主因ですが、これがNYダウを下落させ、米国債上昇に繋がりました。
ただ、それでもドル円は99円台を割り込まず、99円半ばまで反発しています。
シカゴの日経平均先物も昨日の大証の引け値より上昇しており、日本の堅調な株価がドル円を支える構図にもなっています。
さらに昨日大手生保の2013年度運用計画が発表され、明治安田生命は1兆円の増加資産の半分にあたる5000億円を
外債に充てる方針を明らかにしました。
もっとも5000億円全てが買い切りというわけではなく、為替ヘッジを付けるものも含まれているため市場の需給に
すぐさま大きな影響を与えるものではありません。
既に日本生命も運用方針を発表していますが、外債にどれだけ振り向けられるかは今後の長期金利の動向と、
為替相場の見通しによることになります。
今後さらに円安が進行すると、これまでのヘッジを外すことも検討されるからです。
20年債や30年債など「超長期」の債券利回りが上昇してくれば投資妙味が高まり、敢えて為替リスクをとって
「外もの」に投資する必要性もなくなります。
従って今後は10年債利回りだけではなく、さらに長期の金利動向にも注意が必要かもしれません。
本日はNY時間に失業保険申請件数が発表される以外には重要なイベントはありません。
東京時間内は株価の動きを見ながら99円台半ばで一進一退の展開が予想されます。
特段大きなニュースが無い限り100円台乗せは難しく、同時に99円割れがあっても深押しはなさそうな状況です。
市場参加者の眼も「99円台」に徐々に慣れて、「99円台は絶好の売り場」といった相場観も次第に薄まってくる
ことも考えられます。
反対に再度100円をテストして抜けないようだと、ドルロングを投げて来る可能性もあります。
当社における投資家のポジションを見る限りそれほどドルロングには傾いていません。
「ドルショート1」に対して「ドルロングは2」程度で、ポジションの大きな偏りは今のところ見られません。
因みに、ユーロ円については「ロング1」に対して「ショートは1.1」程度でほぼ拮抗している状況です。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 4/2 | ロックハート・アトランタ連銀総裁 | 「資産購入を縮小する決断は先行きを予測しながら下していく必要がある。その時期は個人的な見解では年内後半か来年初めになる可能性がある」アラバマ州の講演で。 | |
| 4/2 | タルーロ・FRB理事 | 「予想値を上回る経済統計が多く見られるが、このような状況は過去にもあったことを忘れてはいけない」CNBCのインタヴューで。 | |
| 4/4 | 黒田・日銀総裁 | 「現時点で必要な政策は全て講じた」政策決定会合後の記者会見で。 | |
| 4/11 | ギラード・豪首相 | 「現在の政府の財政ポジションで(RBAが利下げの)余地が少なくなっているとは思わない」ブルームバーグとのインタヴューで。 | |
| 4/15 | ドラギ・ECB総裁 | 「通貨戦争というものは全く起こっていない」、「国内政策を考慮して決定されている」日銀の政策について。 | 4/17 | バイトマン・独連銀総裁 | 「新たな情報に合わせて金利を調整する可能性がある」WSJ紙のインタヴューで。 |
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