今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年9月4日(木)


おはようございます。


9月に入っても暑い日が続いています。

8月後半が比較的涼しかっただけに、余計にそう感じるのかもしれません。

暑い日は続きますが、今月に入ってガソリン価格が下がったことだけは

いいことですね。レギュラーで165円程度のGSもあります。WTI原油価格が

110ドルを下回った水準にあることから、来月はもう一段の下げが見込めるかも

しれません。通常、ガソリン価格はドバイ、スポット価格が密接に関係している

ようですが、当然WTIがベンチマルクですから。

行楽シーズンにせめてガソリン価格がさがり、ゆっくり秋を満喫したものです。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 欧州市場からNY市場にかけて、相変わらずクロス・円の売りが加速しています。
    ストップ・ロスもかなり出ており、投資家としては「買い水準が分からない」という
    状態が続いています。
  • 地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表され、経済は減速しており、物価上昇圧
    力は高まっているが、賃金上昇もおだやかであるとのこと。市場は政策金利の引き上げは
    ないと読み、債券市場では10年債が3.705%まで下げ(価格は上昇)、据え置きを
    織り込んだ動きとなっています。
  • 円キャリーの解消が活発なことから、ユーロ、ポンド、オージー、を売ると同時に
    ドル・円も売られるというパターンが続いています。

ドル/円108.10 〜108.74
ユーロ/円156.52  〜 157.31
NYダウ+15.96 → 11,532.88ドル
Gold−2.30  → 808.20ドル
WTI−0.36   →109.35ドル
米10年国債−0.033 →  3.705%


本日の注目点

  • 欧 ECB金融政策発表
  • 米 8月ADP雇用者数
  • 米 8月ISM非製造業景況指数

欧州通貨を中心にオージーなどが対ドルで大きく売られています。本来ならドル・円で

ドル高・円安がもっと進んでもいいはずなんですが、円キャリーの解消取引がかなりの

規模で市場に出回っていることが要因のようです。

通常、ユーロ・円を売ると、ユーロ・ドルを売り、ドル・円も売ります。つまり円が

買われるため、対ドルでの円安を抑える動きになるわけです。

ユーロが対ドルで一貫して売られていますが、ドル・円は107.50−110円の

レンジに収まっている理由がこのあたりにあるのかも知れません。

対ドルを通してみているだけではなかなか読めない相場展開といえます。

いよいよ今日の夜から欧米で重要な経済指標がリリースされます。

ECBの政策金利は据え置きと観ています、一方英国は、先日の蔵相発言に象徴される

ように、金融政策でのてこ入れが必要ではないかと観ていますが、どうでしょ?

そして明日は米雇用統計です。クロス・円がどう修正されてくるか注目です。


2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
8/7 トリシェ
ECB総裁
「金融政策の羅針盤はひとつしかなく、それは物価安定だ。」ECB理事会での
政策金利据え置いた後での会見で。
ユーロ・ドル1.54台から1.53前半へ
ユーロ・円169円台から167円半ばへ。
8/6 内閣府 6月の景気動向指数を踏まえ、基調判断を「悪化」と下方修正。 ドル円108円台後半から109円台

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和