2013年5月20日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は一段と上昇。米経済指標の改善を好感し、ドル円は103円台まで
買われ、一時103円32銭まで円安が進む。 - ユーロドルでもドル高が進み、ユーロは1ヵ月半ぶりに1.28台を割り込む。
ECBの準備預金金利をマイナスにすることもあり得るとの報道を手掛かりに、ユーロを
売る動きが加速。 - 株式市場は大幅に反発。経済指標の改善を手掛かりにダウは121ドル高で引ける。
終値では1万5300ドルに乗せ、過去最高値を更新。 - 経済指標の好転を背景に債券相場は反落し、10年債利回りは再び1.95%まで上昇。
- 金は7日続落し1364ドル台で引ける。ドル高が進み、先行き弱気の見方が相場を
押し下げる。原油価格は続伸し96ドル台を回復。 - 5月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) → 83.7
- 4月景気先行総合指数 → +0.6%
ドル/円 102.41 〜 103.32 ユーロ/ドル 1.2796 〜 1.2875 ユーロ/円 131.42 〜 132.54 NYダウ +121.18 → 15,354.40ドル GOLD −22.20 → 1,364.70ドル WTI +0.86 → 96.02ドル 米10年国債 +0.071 → 1.950%
本日の注目イベント
- 日 3月景気動向指数
- 米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
- 米 ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演 <
ドル円は先週末のNY市場で再び「大台替え」を示現し、一時103円32銭までドル高円安が進みました、
ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を大きく上回ったことで、「米金融緩和の解除を巡る議論が進む」
との見方からドルが主要通貨に対して買われたわけですが、引き続き海外市場主導による「大台替え」です。
br>br>br>
これで100ー105円のレンジが安定してきたものと思われます。米「出口」がどのタイミングで行われるのかが
最大のテーマであり、米経済指標の改善傾向がその議論を盛り上げてる状況が続いています。
足元の動きは105円に向かっていると考えられます。
そのため100円を徐々に底固めしている動きと捉えることができます。
このまま105円にすぐ乗せることはないとしても、米経済指標の改善をきっかけに、105円を試しに行くことは
十分考えられます。市場はドル買い材料には反応し易い状況で、今後も経済指標の発表にはより注意が必要です。
先週末には103円20銭近辺で引けたドル円が、今朝早い時間には102円を割る水準まで円高が進む場面がありました、。
甘利経済再生担当大臣が昨日「過度の円高の是正はかなり出来たと世の中で言われている」と発言したことが材料視された
ものと見られます。
参加者が極めて少ない週明けの早朝だったことで値が飛んだものと見られますが、甘利大臣は先週も円安をけん制する
発言をした経緯があり、これまでとはややトーンが違ってきています。真意を図りかねている状況ですが、ここにも
注意が必要です。
早ければ夏以降にも「出口」に向けた動きがあるのではないかとの観測からドルが全面高の様相です。
対ユーロでは1.28台割れまでドル高が進み、対豪ドルでも0.9710まで豪ドルは売られ、約11ヵ月振りの
水準を記録しています。
今週はそれ程重要な経済指標の発表はありませんが、「出口」に向けた議論がどこまで進展するのかを
見極める発言がありそうです。
22日にはバーナンキ議長の議会証言があり、これが最大の注目イベントとなります。
「ハト派」の議長が、雇用などの経済指標の改善を受けてどのような発言をするのかに注目が集まります。
先週は同じ「ハト派」のウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁が「出口」に向けた積極的な発言を行った
ばかりであるため、議長が同様な発言を行うのかどうかがポイントなります。
もし同様な発言をすればドルが一段高となり105円を目指すことになりそうですが、依然として慎重な意見に留まる
ようであればドルが売られ、その際ドル円はどこまで下落するかも注目されます。
また、本日は夜中の2時にエバンス・シカゴ連銀総裁の講演も予定されています。
同総裁は「ハト派」の代表格で、これまで「出口」に前向きな発言を行ったことはありません。
同総裁については景気に対する慎重な見方を崩すとも思えませんが、足元の最大のテーマであるだけに注目されます
本日の東京時間は動きにくい展開が予想されます。
株価は一段と上昇しそうですが、今朝のドル円の急落を見ているだけに103円台では売りもそこそこ出そうです。
ドル円と株価との相関度はやや薄れていますが、やはり株価の動きを睨みながらの展開で、102円30銭から
103円30銭程度のレンジを予想します。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 5/3 | ラッカー・リッチモンド連銀総裁 | 「米金融当局は過去数年間にわたり非常に努力しているが、実質的な経済成長を改善することはできそうもない。これ以上バランスシートを拡大すれば景気刺激策を解除する際の『出口戦略』に伴うリスクを助長することになる」講演で。 | 5/6 | ドラギ・ECB総裁 | 今後数週間以内に発表されるユーロ圏の全ての経済統計を注視し、必要であれば再び行動する用意がある」「定例政策員会は初めて下限政策金利である中銀預金金利をゼロ未満に引き下げる可能性についてオープンに議論することを決定した」ローマでの講演で。 | 5/9 | プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 | 「早ければ次回FOMCで縮小着手することが望ましい」量的緩和に関して記者団に。 | 5/16 | ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 | 「われわれは早ければ夏にも、債券購入ベースを幾分減速し、すべてが期待通りに進めば今年の遅い時期にプログラムを終了する」オレゴン州ポートランドの講演で。 |
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。
本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



