今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年9月5日(金)


おはようございます。


昨日行われました当社のセミナーにご参加いただきました皆さんお疲れさまでした。

あの中でお話ししましたように、「高金利通貨の買い持ちだけではリスクが高い。」

「ストップロスは必ず入れておくべき。」今朝の相場をご覧になられた方は実感され

たのではないかと思います。相場は生き物。寝ている間に何が起こるかわかりません。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • NY市場では金融市場が大荒れの一日でした。
  • ADP雇用者数は市場予想を上回る3万3千人。週間失業保険申請件数は44万4千件
    と、こちらも予想を大きく上回る申請件数でした。
  • 米経済指標悪化を受けて、NYダウは344ドルの大幅下げ、ドル・円は106円台に
    突入しドル大幅安の展開に。
  • しかし、欧州通貨ではユンケルユーロ圏財務相会合議長が「ユーロは高すぎる」
    とのコメントが伝わると対ドルで欧州通貨が大きく売られ、対円では更に円高・欧州
    通貨安が加速しました。(今朝のシドニータイムではユーロ・円が一時150円台を記録)

ドル/円106.26 〜 108.35
ユーロ/円151.30 〜 156.98
NYダウ−344.65 → 11,188.23ドル
Gold−5.00 → 803.20ドル
WTI−1.46 → 107.89ドル
米10年国債−0.077 → 3.628%


本日の注目点

  • 米 8月雇用統計

金融市場は大荒れでした。

原油価格が107ドル台での引けにもかかわらず、ダウは344ドル下げ、為替市場は

大幅な円高、ドル高、欧州通貨安が加速しました。

ユンケル議長の発言がきっかけですが、トリシェ総裁もユーロ圏経済の先行き見通しに

ついては悲観的な見方をしています。クロス・円についてはおそらく相当な規模の

ストップロスが執行されたものと思われます。

ここまでくると円キャリートレードのポジションはかなり解消されてきていることでしょう。

冷静に観れば、ユーロ・ドルは週足の100日移動平均線のサポート水準である1.42

前半できれいに止まっています。同様に、ユーロ・円は200日移動平均手前で止まっています。

ややパニック的なポジション解消取引に振り回された感じがします。

ここは冷静に対応したいものです。

全てのクロス・円は戻り売りのスタンスが適当かと思われます。

ポジションを軽くし、もう一度作り直す姿勢も必要です。


2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF) 2008年8月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
9/4 トリシェ
ECB総裁
景気の先行きについて「次第に下振れリスクが高まっている。」と発言。
ECB総裁 インフレへの警戒については「物価安定のためならあらゆる手段
をとる。」と発言
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9/4 ユンケルルクセンベルク
首相(ユーロ圏議長)
「ユーロは過大評価されている。」 ユーロ・円155円台→151円台へ
ユーロ・ドル1.45→1.43台へ

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和