今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年9月8日(月)


おはようございます。


昨日、ワシントンでファニーメイとフレディへの公的資金注入が決まりました。

政府の管理下に置かれ、金融不安を回避しようという動きです。

このニュースで早朝からドルが買われ、円が全通貨に対して大幅安で水位しています。

今日は相場が荒れそうです。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 失業率は市場予想を大幅に上回る6.1%と発表されましした。
  • 同時に、非農業部門の雇用者数はマイナス8万4千人とこちらも大幅に減少しました。
  • 雇用統計の悪化から、米景気先行きへの不安からドルが大幅に下落。
  • 午後にかけて。株式市場が持ち直し、政府系住宅公社への対策が発表されるのでは
    という噂に、原油価格も下げ、NYダウがプラスに転じるなどを背景にドルが買い戻さ
    れる展開に。

ドル/円105.53 〜 107.25
ユーロ/円150.53 〜 153.66
NYダウ+32.73 → 11,220.96ドル
Gold−0.40 → 802.80ドル
WTI−1.66 →106.23ドル
米10年国債−0.080 → 3.708%


本日の注目点

  • 欧 ユーロ圏7月消費者信頼感
  • 米 7月ADP雇用者数

米財務省がこれまで否定し続けてきた、ファニーメイとフレディマックが政府の管理下

に置かれることが発表されました。サブプライム・ローン問題から端を発した住宅バブル

崩壊が、ついに政府系住宅公社へ資本注入を行うといことで、新しい段階に入ったようです。

先週末の雇用統計では、失業率、非農業部門の雇用者数とも、事前の予想を大幅に超える

悪化を見せ、市場に衝撃を与えました。

米景気先行きに対する不安からドルが大幅に売られ、株式市場も厳しい状況におかれました。

そしてこのタイミングを見逃さず、米財務省は政府系公社の救済策を発表しました。

このニュースで今朝のシドニー市場ではドルが急騰し、一時109円のミドルを超えクロス・円も

大幅な円安水準に修正されています。

さて、これまでのレンジであった107−110円を今回は大きき下に割り込み105円台までドル安が

進みましたが、今朝の動きのように109円半ばまで戻すというかなり荒っぽい動きになっています。

政府系住宅公社に対して資本注入が実施されるというニュースは、今のところ市場では

ポジティブに受け止められているようですが、反応については今後、米住宅市場が下げ止

まるのかどうかを見極めないと判断を誤る可能性があります。

もう一方の材料である米雇用環境ですが、ここへ来てかなりの悪化を見せています。

とくに「小売り」部門の雇用減少がつづいているとの報告もあります。

5年ぶりの水準である6.1%を記録した雇用の回復にはまだ時間がかかりそうです。


2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF) 2008年8月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
9/4 トリシェ
ECB総裁
景気の先行きについて「次第に下振れリスクが高まっている。」と発言。
ECB総裁 インフレへの警戒については「物価安定のためならあらゆる手段
をとる。」と発言
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9/4 ユンケルルクセンベルク
首相(ユーロ圏議長)
「ユーロは過大評価されている。」 ユーロ・円155円台→151円台へ
ユーロ・ドル1.45→1.43台へ

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和