今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2013年7月5日(金)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 欧州市場で一時99円台半ばまで売られたドル円は、材料が乏しい中
    100円台まで戻して引ける。債券・株式市場が休場のため、取引は閑散。
  • ECBは理事会で政策金利の据え置きを決めたが、その後の記者会見で
    ドラギ総裁が利下げの可能性を示唆したことで、ユーロドルは急落。
    一時は1.2883と、5月末のレベルまでユーロ安が進む。
    ドル/円99.75 〜 100.16
    ユーロ/ドル1.2883 〜 1.2993
    ユーロ/円128.83 〜 129.69
    NYダウ------ → 14,988.55ドル
    GOLD------ → 1,251.90ドル
    WTI------ → 101.24ドル
    米10年国債------ → 2.503%


    本日の注目イベント

  • 日   5月景気動向指数
  • 欧   クーレ・ECB理事講演
  • 米   6月雇用統計
  • 加   カナダ6月失業率





米国が「独立記念日」のため、株式・債券市場が休みです。


そのため為替市場もNY時間では閑散な取引に終わっていますが、欧州jではECBの政策金利を巡りユーロに


動きがありました。





政策金利は0.5%で市場予想通り据え置かれましたが、その後の記者会見でドラギ総裁は、政策金利は


「長期期に渡り現行水準か、それより低い水準に据え置く」と述べ、今後の利下げを示唆しました。


また、市中銀行がECBに預けている預金金利をマイナスにする案についても「技術的な準備は整っている」と


「マイナス金利」導入を否定しませんでした。


さらに米国が出口を模索している状況とは一線を画し、「出口は非常に遠い」とも発言しています。





欧州では高失業率に加えて、景気の低迷が長期間にわたって続いており、欧州委員会が「緊縮」から「成長」へと


舵を切り直してはいるものの、目立った成果は出ていません。


そんな中、ポルトガルでは財務大臣に続き、外務大臣が辞任するなど「欧州危機の再燃」が意識され始めてきた


矢先です。


ドラギ総裁は、そのあたりの状況を考慮したうえで、これまで金利政策は事前に通告しないことが通例だったものを、


現行水準をいつまで続けるかに言及し、いわゆる「フォワードガイダンス」の導入に踏み切ったものと見られます。


海外メディアの反応も「ECBは再び未踏の領域に」といった見出しを掲げています。





ユーロドルはこれらの発言を受け、5月末以来となる1.28台後半まで下落しました。


市場では、「ユーロ安ドル高」と同時に「円安ドル高」も進行しているためドルが全円高の様相になっていますが、


今後何かをきっかけに「ドルも買えない」となると、2012年まで吹き荒れた「円高旋風」の再来という事態も


想定されます。


足元では大きく売られたポルトガル国債もやや買い戻され小康を保っていますが、今後は周辺国のギリシャやスペインの


国債の利回りにも注意が必要です。





エジプトではモルシ大統領が追放され、暫定政権が樹立されましたが、今後の政権の行方は不透明です。


特に今後の政権に軍部がどこまでかかわってくるのかによっては、混迷の度合いが変わってきそうです。


最高憲法裁判所の長官が暫定大統領に就任したことで、エジプトの株式市場など、金融市場は落ち着きを


取り戻しでいますが予断は許しません。





朝方の市場はややドル高円安傾向で推移しています。


今夜の雇用統計を控えて、ドルが大きく上昇するとも思えませんが、下値も限定的と見られます。


「100円の攻防」という展開を予想しますが、日経平均株価が堅調に推移しそうなことから、ややドル高方向に


バイアスがかかりそうです。





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米CIAの元職員スノーデン氏が米国の情報収集活動の実態を明らかにして以来、


オバマ大統領も「火消し」に懸命です。


駐米大使館での情報収集だけではなく、今朝は郵便物もその対象になっているとの報道もあります。


そう言えば、昔からそんなテレビ番組がありました。


「0011ナポレオン・ソロ」です。


夢中になって観た記憶がありますが、個人的にはナポレオン・ソロよりも


イリア・クリアキンの方に憧れました。


良い週末を・・・・。












What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
7/2 パウエル・FRB理事 「失業が長期的な通常の水準を大きく上回ることから判断して、かなり長期間緩和的な金融政策が維持される」講演で。
7/4 ドラギ・ECB総裁 政策金利は「現行水準か、それより低い水準に据え置く」理事会後の記者会見で。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。




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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和