今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2013年7月26日(金)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は100円台を維持できずに反落。WSJ紙が来週のFOMCで
    債券購入プログラムの現状維持を決める可能性が高いと報じたことに反応し
    一時は98円87銭まで下落。
  • ドル安が進んだことと、独ifo景況指数が好調だったことからユーロは続伸。
    ユーロドルは1.31台後半から1.3296までユーロ高が進む。
  • NZドルが大幅に上昇。NZ準備銀行総裁が金融引き締めの方針を明確に
    したことが材料視され、NZドルは対米ドルで0.80台前半から0.81台前半まで
    急伸。
  • 株式市場は反発。フェイスブック株が急伸したことや、耐久財受注が好調だった
    ことに反応し、ダウは13ドル高。
  • 債券相場は小幅に反発。WSJ紙の記事が支えになり10年債利回りは
    2.57%とやや低下。
  • 金と原油は小幅に反発。
  • 新規失業保険申請件数 → 34.3万件
  • 6月耐久財受注 → 4.2%
    ドル/円98.87 〜 100.00
    ユーロ/ドル1.3191 〜 1.3296
    ユーロ/円131.46 〜 131.98
    NYダウ+13.37 → 15,555.61ドル
    GOLD+9.30 → 1,328.80ドル
    WTI+0.10 → 105.49ドル
    米10年国債−0.007 → 2.577%


    本日の注目イベント

  • 日   6月消費者物価指数
  • 米   7月ミシガン大学消費者信頼感指数





昨日は「まる1日」100円台を維持できたドル円でしたが、「三度目の正直」とは行きませんでした。


やはり短期的な節目と見られる100円60−70銭水準が抜けきれず、東京時間の午後からドル円は徐々に


下値を切り下げ、欧州市場では99円台半ばまで下落し、NY市場では一時99円台も割り込む展開でした。





一時は99円を割り込みましたが、NYの引け値では99円30銭近辺まで戻して引けたことから、基本的には


99〜100円台半ばのレンジは維持されていると見られますが、米緩和縮小が早まるのか、あるいは遅れるのか


で相場はどちらへも上下する展開が続いています。





NY市場ではWSJ(ウォールストリートジャーナル)紙が「FRBは来週のFOMCで月間850億ドルの資産購入


を維持する見込みだが、量的緩和策の計画を説明する方法の見直しを議論する公算が大きい」と報じました。


このニュースに市場では早期の緩和縮小は延びるとの見方が高まり、ドル売り円買いで反応し、ドルは主要通貨


に対しても売られました。


来週のFOMCでは政策変更もなく「無風」に終わるとの見方があったため、想定外の反応を見せましたが、


値幅は記事の内容以上に大きかったと感じます。





それにしてもドル円は100円台を維持し切れません。


米長期金利もやや上昇傾向を見せていることは支援材料にはなっていますが、昨日は午後に日経平均株価が


下げ足を速めたことで100円台割れにつながっています。


来週にはFOMCだけではなく、雇用統計の発表もあることから今週は動きにくい展開を予想していましたが、


昨日の動きを見る限り、ドル円もユーロドルも100ポイント以上の値動きを見せています。


こうなると来週はいよいよ「夏休み前の最後のラリー」となる可能性が高いと思われます。





本日も日経平均株価は下落しそうな気配です。


300円を超える下落を見せるようならNYの底値である98円87銭を再度試しに行くことも考えられます。


下値のメドは上記98円87銭近辺と、「4時間足」の200日線がある98円60銭あたりと見られます。


一方上値のメドは「1時間足」の「雲の下限」である99円75−80銭あたりと予想しています。


従って、本位の予想レンジも同じように、98円60銭−99円80銭程度と考えています。





そこそこの値動きはあるものの、今ひとつ方向感を見極めにくいドル円ですが、基本スタンスである、「中長期的には


ドル高円安」という見方は変わっていません。


米国の金融緩和縮小がどのタイミングで行われるかによってドル円は上下する展開ですが、「出口に向かっている米国」と


「未だに出口が見えていない日本」との差は歴然としています。


ドルが下落する場面では、「ドルの買い場」を探すスタンスでいいのではないかと思います。





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先日の参院選での自民圧勝劇は「2大政党時代」の終わりを意味し、「1強」時代に入った


とも言われています。


圧倒的な強さは各方面にも影響を与え、民主党では幹事長の辞任や元代表の離党の可能性もでてきました。


また昨日は社民党の代表が辞任したかと思えば、みんなの党でも内紛が大きく報道されました。


このような状況が続けが「1強」はさらに強さを増していくのでないかと思われます。


「派閥」や「内紛」は自民党の専売特許だと思っていましたが、外に敵がいなくなった自民党で


中から敵が出てこないことを望みたいと思います。


良い週末を・・・・。















What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
7/2 パウエル・FRB理事 「失業が長期的な通常の水準を大きく上回ることから判断して、かなり長期間緩和的な金融政策が維持される」講演で。
7/4 ドラギ・ECB総裁 政策金利は「現行水準か、それより低い水準に据え置く」理事会後の記者会見で。
7/15 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁 「米景気の回復は正しい軌道上にあり、緩縮小は適切だ」インタビューに答えて。
7/17 バーナンキ・FRB議長 今後の方針について「経済統計に応じて判断する」、「データが予想より強ければ(資産購入縮小に)より迅速に動く」下院での議会証言で。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。




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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和