2013年8月26日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は8月5日以来となる99円台乗せを見せたが、新築住宅販売件数
が3年ぶりの低水準だったことから98円台前半まで反落。米長期金利の低下も
ドル売りにつながった。 - ユーロドルも1.34台までユーロ高が進む。ユーロ圏の利下げ観測がやや
後退したことなどが背景。ユーロは対円でも買われ一時132円台半ばまで上昇。 - 株式相場は続伸。新築住宅販売件数が大幅に減少したことで、金融緩和縮小への
期待が後退し、ダウは46ドル高で1万5000ドル台を回復。 - 債券相場も続伸。住宅関連指標の悪化を受け買いものが優勢となり、10年債
利回りは2.81%台まで低下。 - 金は25ドル高と大幅高で、1400ドル目前まで上昇。原油も106ドル台まで
買われる。 - 7月新築住宅販売件数 → 39.4万件
ドル/円 98.38 〜 99.15 ユーロ/ドル 1.3334 〜 1.3410 ユーロ/円 131.87 〜 132.41 NYダウ +46.77 → 15,010.51ドル GOLD +25.00 → 1,395.80ドル WTI +1.39 → 106.42ドル 米10年国債 −0.07 → 2.810%
本日の注目イベント
- 米 7月耐久財受注
ドル円は3週間ぶりに99円台に乗せ、一時99円15銭までドル高円安が進みましたが、その後に発表された
7月の新築住宅販売件数が市場予想を大きく下回ったため、株価が上昇し、債券が買われ、米長期金利が低下
したことでドルは反落しました。
先週もこの欄で書きましたが、5月22日の103円74銭を頂点とするレジスタンスライン(日足)が機能しており、
99円台半ばを上抜けすることができたら、一段のドル高が予想できた状況でした。
「三角保ち合い」(さんかくもちあい)の上限が抜けなかったことになりますが、「日足」ではMACDが
ゴールデンクロスを見せ始めたことが、今後のドル高につながる期待を持たせています。
それでも、99円台前半から長期金利が低下したことを嫌気して98円38銭まで一気にドル安が進むこと自体、
「明確なトレンド」が見えないことを物語っており、今回のドルの上昇が「本物」であるのかどうか
といった不安を残しています。
市場は来月のFOMCで緩和縮小に踏み切るとの観測が依然として主流のようですが、株式市場、債券市場からは
ともに、一時の「総悲観論」は後退しつつあるようです。
特に株価は米景気の底堅さをむしろプラスに変える方向に修正される過程にいるように見られます。
NYダウが高値から700ドル以上下げているにも拘わらず、恐怖指数と呼ばれている「VIX指数」が
落ち着いていることで、足元の動きは「単なる調整局面」と考えられなくもありません。
今週も米経済指標にはそれ程重要な発表はありません。
従って、いよいよ9月の雇用統計発表とそれに続くFOMCに向けての準備期間という位置づけになりそうです。
債券購入プログラムの縮小に踏み切るのかどうかは、9月6日の「8月の雇用統計」がカギを握っています。
先週末に発表された7月新築住宅販売件数は約3年振りとなる低水準で、住宅市場にやや陰りも出て来たのではないか
といった見方もあります。
しかし多くの専門家は「FOMCに影響を与えるものではない」と冷静です。
やはり「キー」になるのは「雇用」だということです。
重要指標のない今週は先週同様、ドルの上値を試す展開が予想されます。
株価が落ち着きを取り戻せば、上記レジスタンスラインの突破も考えられます。
一方で近いようでなかなか回復しない100円台ですが、95ー96円台を固めての上昇と見受けられる
ことから、時間をかけながら緩やかなドル高が継続される展開を予想しています。
本日も引き続き株価を睨みながらの展開でしょう。
NYダウが1万5000ドル台を回復したことで、日経平均にも買い意欲が高まるものと思われます。
株価が300円を超える上昇を見せるようなら、先週末のNYの高値である99円15銭程度までドル高が
進む可能性がありますが、その際どの程度ドル売りが出るのかを見極めたいと思います。
一方株価がマイナスに転じるようなら98円20−30銭程度までドルが売られるかもしれません。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 8/25 | 黒田・日銀総裁 | 「資産購入の拡大が日本経済に対して効果を表し始めた」ジャクソンホールでの講演で。 |
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