今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年9月12日(金)


おはようございます。

ここ1ヶ月の為替の動きは、非常に大きな動きが続いています。

一年に幾度もない動きだと感じますがこのような動きがあるのが

相場です。オセアニア、欧州とも強いと言われていたのが数ヶ月前

いまや逆に弱いとの見方になってしまってます。

柔軟な動きの必要性とリスク管理の重要さを痛感させられる動きで

あります。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • クロス円が全般的に売られる中でユーロ円が心理的な節目であった150円を
    割り込んだことで円買いがあ加速し、ユーロ円は147円半ばまで急落。
    ドル円でも円買いが優勢となり、106円割れ目前まで円高が進みました。
  • 新規失業保険申請件数も市場予想を上回りドル売りに反応しました。
  • 午後からは原油価格が100ドル前半まで売られたことで株式市場が上昇し、
    ドル円,クロス円に買い戻しが入りドル円107円台に。
  • 金融株は相変わらず不安定で、金融システム不安は払拭されず、この日も
    一時リーマン株は身売りの噂で急落、ワシントンミュ−チュアル株なども大きく売られました。

ドル/円106.07 〜 107.21
ユーロ/円147.54 〜 150.64
NYダウ+164.79 → 11,433.71ドル
Gold−17.00  → 745.50ドル
WTI−7.71  → 100.87ドル
米10年国債+0.015 → 3.648%


本日の注目点

  • (ユーロ圏)7月鉱工業生産
  • (加) 第2四半期設備稼働率
  • (米) 8月生産者物価指数
  • (米) 8月小売売上高
  • (米) 9月ミシガン大消費者信頼感指数

先日からユーロの下落が目立ちます。

振り返ってみると2007年9月に1.4ドル台に乗せた後、今年2月27日には

1.5ドル、同年4月には1.6ドルに達してしまいました。

この間、約7ヶ月です。反転、下落は現在までで1.38ですので2200ポイント

です。一年間で往復約4000ポイント動いていることになります。

確かにここまで2002、2003年から長きに渡り、上昇してきたユーロです。

そのように考えればその上昇が崩れ始めたと考えるのもひとつかもしれません。

ポジションとしましては、今の段階であれば引き続きクロス円は戻り売りのスタンス

で考えています。ただし、短期的に見れば急激な下落がありましたので利食い、調整

などで買い戻されることも視野にいれ、リスク管理をしていただくことをお勧めします。

またドル円については、テクニカル的にも下値が200日平均線でサポートされている状態です。


現在、サブプライム問題から経済状況は、大きく変化してきています。

やはり、トレンドとして大きな枠で捕らえるのであれば、情報としてファンダメンタ

ルズを知っておくことは重要になります。


先日から話題になっている、リーマン・ブラザーズの会社売却については、調整を

行っているとの報が出ているようです。それにしてもここがこのような状態に

売却は今週末に完了し、15日のアジア市場の取引開始前に発表される予定のようです。


2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF) 2008年8月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
9/11 ボラード
NZ総裁
NZ経済が軽度のリセッション(景気後退)局面にあることは明らか
インフレ期待は依然懸念だ
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9/4 トリシェ
ECB総裁
景気の先行きについて「次第に下振れリスクが高まっている。」と発言。
ECB総裁 インフレへの警戒については「物価安定のためならあらゆる手段
をとる。」と発言
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9/4 ユンケルルクセンベルク
首相(ユーロ圏議長)
「ユーロは過大評価されている。」 ユーロ・円155円台→151円台へ
ユーロ・ドル1.45→1.43台へ

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和