2013年8月29日(木)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 朝方の東京市場ではドル売りが先行し、96円82銭まで円が買われたが
その後はドルが堅調に推移。NY市場では株価の反発や、長期金利の上昇を手掛かりに
小動きの中、ドルは底堅く推移し97円台半ばで引ける。 - ユーロドルも方向感がなく、連日1.33台半ばを中心とするもみ合いに終始。
- BOEのカーニー総裁は講演で低金利政策の継続を示唆したが、ポンドは対ドルで
小幅に上昇。 - 株式市場は小幅に反発。原油価格が110ドル台に乗せたことでエネルギー関連
銘柄が相場をけん引し、ダウは48ドル高。 - 債券相場は5営業日ぶりに反落。5年債入札が不調に終わったことを嫌気した
売りものが優勢となり値を下げる。長期金利は2.76%台まで上昇。 - 金は小幅に反落したものの、原油価格はシリア情勢を反映し続伸。
引け値では約2年4ヵ月振りに110ドルの大台に乗せる。 - 7月中古住宅販売成約 → −1.3%
ドル/円 97.41 〜 97.84 ユーロ/ドル 1.3305 〜 1.3374 ユーロ/円 129.93 〜 130.41 NYダウ +48.38 → 14,824.51ドル GOLD −1.40 → 1,418.80ドル WTI +1.09 → 110.10ドル 米10年国債 +0.056 → 2.765%
本日の注目イベント
- 独 独8月失業率
- 独 独8月消費者物価指数
- 独 ワイトマン・独連銀総裁講演
- 欧 ユーロ圏4−6月期GDP(改定値)
- 欧 レーン・欧州委員講演
- 欧 メルシェ・ECB理事講演
- 米 新規失業保険申請件数
- 米 4−6月期GDP(2次速報値)
- 米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
米国がシリアに対していつ攻撃を開始するのか緊迫が続く中、金融市場はやや落ち着きを取り戻した感があります。
米国株が反発し、安全資産の債券が売られ、96円台まで進んだ円高も、円を売りドルを買い戻する動きが
優勢となり97円台後半まで値を戻しています。
昨日の朝方は日経平均株価の大幅下落を見込んだドル売りに、一時は96円82銭を記録し、前日のNY市場の
円の高値を更新する動きがありましたが、さすがに96円台ではドル買い意欲も強く、96円台での取引は
短命に終わっています。
昼過ぎにも再度96円台を試す動きがありましたが、こちらもすぐに97円台に押し戻されました。
シリア情勢が緊迫していることに変わりはなく、今日にも攻撃が開始されるのではないかといった報道も
あります。
実際に攻撃が開始されれば、再び円買いドル売りが進行する可能性がありますが、大方の見方は今回の攻撃には
「化学兵器を使用したことに対する制裁」の域に留まり、アサド政権の崩壊を意図するものではないと見られています。
また、攻撃の対象もシリアの軍事施設に限定されているようですが、一方でシリアが報復にでるようだと紛争が
長期化する懸念も残っています。
短期決戦で終わる限り、金融市場への影響は徐々に薄れて行くものと思われます。
ドル円は昨日のNY市場では96円台に突っ込むことはなく、終始97円台で取引されています。
シリア情勢を睨んで小康状態が続いているということですが、今後98円台乗せを見せるようなら、やはり
「日足」での「三角保ち合い」(さんかくもちあい)の下限は抜けきれず、再び三角形の頂点に向かって
相場が煮詰まって行く展開になりそうです。
そうなると、上も下も抜けずに、明確なトレンドが見えない中、一進一退が続くことになります。
明日で8月の取引も終わりますが、「主戦場」はやはり9月です。
来週からは日銀決定会合、米雇用統計、ロシアでのG20、そしてFOMCなど、材料に事欠きません。
日本の消費税増税の枠組みも見えてきそうです。
また、10月には米連邦債務上限問題が再びクローズアップされ「財政の崖」が意識されることにもなり、
オバマ大統領はこのころまでには次期FRB議長を指名することにもなっています。
これほど重要イベントが多く控えていることから、このころにはドル円にも方向感が見えて来るものと思われ、
正に「決戦の秋」という言葉があてはまりそうです。
本日はNYダウが小幅反発を見せたことから、日経平均株価も上値を試す展開が予想されます。
いつものように株価を睨んでの動きになると思われますが、97円20銭〜98円20銭程度のレンジを予想して
います。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 8/25 | 黒田・日銀総裁 | 「資産購入の拡大が日本経済に対して効果を表し始めた」ジャクソンホールでの講演で。 |
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