2008年9月15日(月)
おはようございます。
米大手証券リーマンブラザーズを巡る動きが活発化しています。
最新の情報では、民間金融機関が資金を出し合いリーマンが持つ不良債権を買い取る。
その後に、身を軽くした同社をBOAなど名乗りを上げている大手欧米金融機関などが
買収するという案が有力なようです。
それにしても540億ドル(約6兆円)もの不良債権をもつリーマン。
ベアスタンーズの例とは大きく異なります。
全米第四位。全世界の従業員が2万4千人。トウキヨウだけでも1300人もいます。
米財務省FRBとしても簡単に潰すわけには行きません。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 為替は引き続き落ち着きません。リーマンの今後の行方が決着するとの見方から
ドルが各通貨に対して買い戻されました。 - 朝方発表の8月卸売物価指数(PPI)はマイナス0.9%と市場予想よりも
大幅にマイナス幅が拡大し、インフレ懸念後退が後退。
しかし、小売売上げがマイナス0.3%と、こちらでは個人消費低迷を示すなど、
経済指標は強弱さまざまでした。 - 原油価格が一時100ドルを割れ、リーマン問題が決着しそうだという見通しから
ドル円は108円手前まで買われ、ユーロドルはそれほど売り込まれず、クロス円が久々の
反転を見せました。 - 8月ミシガン大学消費者信頼感指数 → 73.1(市場予想を上回る)
| ドル/円 | 106.72 〜 107.99 |
| ユーロ/円 | 150.76 〜 153.55 |
| NYダウ | −11.72 → 11,421.99ドル |
| Gold | −11.20 → 916.50ドル |
| WTI | +0.31 →101.18ドル |
| 米10年国債 | +0.072 → 3.720% |
本日の注目点
- 米 8月鉱工業生産
- 米 NY連銀景気指数
米大手証券リーマンの経営危機を巡り、米金融当局が中心となり大詰めを迎えています。
しかし、不良債権の金額の大きさが焦点になりそうです。日本円で6兆円もの不良債権を
大手米銀といえども(たとえ参加金融機関で負担したとしても)かなりの金額になります。
そして、もともと自分のところでも同じように不良債権を抱えているわけです。
そう簡単にまとまるとも思えません。
14日に米ABCテレビで、米国で主要金融機関の破綻が起こる可能性を聞かれた
グリーン・スパン前FRB議長は「そうなるのではないかなと感じている。」と答えています。
今年の3月、ベア・スターンズが破綻した際、第二のベア探しをした市場は、同社をその
筆頭に挙げていました。
「パリバショック」から始まった今回のサブプライムローン問題もいよいよ最後のステージの
幕が開かれた感じがします。
今朝のドル・円はすでにNYクローズから1円50銭ほど下落しています。
ドル全面安の様相を呈していますが、市場はいち早くリーマンの行方を感じ取っているように
も思えます。
2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF) 2008年8月分(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 9/14 | グリーン・スパン 前FRB議長 |
米ABC テレビに出演し、今後、米国で主要金融機関の破綻が起こる可能性を聞かれ 「そうなるのではないかと感じている。」との認識を示す。 |
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| 9/11 | ボラード NZ総裁 |
NZ経済が軽度のリセッション(景気後退)局面にあることは明らか インフレ期待は依然懸念だ |
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| 9/4 | トリシェ ECB総裁 |
景気の先行きについて「次第に下振れリスクが高まっている。」と発言。 ECB総裁 インフレへの警戒については「物価安定のためならあらゆる手段 をとる。」と発言 |
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| 9/4 | ユンケルルクセンベルク 首相(ユーロ圏議長) |
「ユーロは過大評価されている。」 | ユーロ・円155円台→151円台へ ユーロ・ドル1.45→1.43台へ |
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