今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2013年9月10日(火)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 2020年のオリンピックが東京に決まったことを受け、昨日の早朝には
    株式市場が大幅高を演じ、ドル円も一時100円11銭までドル高が進む。
    その後海外市場ではドルが大幅に下落する場面はなかったものの、100円台には
    届かず、99円50−60銭で取引を終える。
  • ユーロドルは続伸。先週末の雇用統計でのドル安が引き継がれ、ユーロドルは
    1.3281までユーロ高が進み、ユーロ円も132円20銭まで上昇。
  • 株式市場は大幅高。中国の輸出の伸びが好感され、ダウは先週末比140ドル高と、
    1万5000ドル台を回復。
  • 債券相場も小幅ながら続伸し、10年債利回りは2.91%まで低下。
  • 金は小幅に続伸し、原油は3日振りに反落。
    ドル/円99.34〜 99.65
    ユーロ/ドル1.3191 〜 1.3281
    ユーロ/円131.21 〜 132.20
    NYダウ+140.62 → 15,063.12ドル
    GOLD+0.20 → 1,386.70ドル
    WTI−1.01 → 109.52ドル
    米10年国債−0.016 → 2.914%



    本日の注目イベント

  • 日   8月マネーストック
  • 日   日銀決定会合議事要旨(8月7、8日分)
  • 中   中国 8月鉱工業生産
  • 中   中国 8月小売売上高
  • 欧   イタリア4−6月期GDP(確報値)
  • 欧   アスムセン・ECB理事講演
  • 加   カナダ8月住宅着工件数





2020年のオリンピック開催都市が東京に決まり、昨日の日経平均株価は344円の大幅高を演じました。


建設株などインフラ関連銘柄が値を飛ばし、株式市場は早くもオリンピックムードでスタートしました。


ドル円は、株高を見込んで先週末のNYクローズからは約1円の「ドル高円安」効果はありましたが、株式市場に


比べ、持続性という点では異なり、その後は99円台前半まで円が買い戻される展開でした。





56年振りに東京でオリンピックが開催される効果は、日本経済にとっては大きなサポート要因になります。


まだ7年も先の話ですが、このオリンピック開催が「失われた20年」から脱却する最後のチャンスであると


考えます。オリンピック開催をきっかけに景気を浮揚させなければなりません。


日経平均株価も7年後のオリンピック開催時には、少なくとも2万5000円程度は回復しているのではないか


と、勝手に予想しています。





問題は為替がどう変化しているかですが、「株高=ドル高」という構図が定着しているため、このまま順調にいけば


ドル円は100円台はおろか、相当なドル高水準にいてもおかしくはありません。


しかし、そうは言っても先ずは足元の相場の行方が重要です。


100円台を回復し、定着できるかどうかが焦点です。





100−100円50銭には実需のドル売りが結構並んでいるとの観測もありますが、材料さえあればそれらを


こなして行くことは難しくはありません。


テクニカルでは、先週「レジスタンスライン」を上抜けした訳ですが、今度はそのラインは「「サポートライン」に


変わっており、ドルが下落する際にサポートします。


現在その水準は98円65−70銭辺りまで低下しています。


言い換えれば、この水準を下抜けしない限り「日足」では上昇トレンドが継続されていることになります。


もっとも、その上にも一目均衡表の「雲」の上限が99円25−30銭辺りにあり、さらに98円85銭辺りには


「52日線」も来ています。





一方、上値の方は100円45銭辺りが直近のドルの高値であることから意識され易い水準です。


さらに100円80銭近辺と、7月のドル高である101円54銭がレジスタンスと見られます。


来週のFOMCの結果次第ではこの水準を試すこともありそうです。


また、安倍総理は10月1日に消費税を引き上げるかどうかを判断すると発表しました。


予定通り消費税を引き上げることになりそうですが、これで消費税を巡る不透明さが解消されることには


なります。





ユーロ円が再び132円台を回復してきました。


今年の5月以来132円20−40銭辺りを頂点にレンジ内取引が続いていますが、予想外に粘り腰を見せている


ことにやや驚きを感じます。


ユーロ圏の景気が底入れを見せ、ドイツだけではなく北欧や南欧の景気も上向き始めています。


財政再建への道のりも順調で、経常黒字国が増えているとの報道もあります。


依然として高失業率には苦しんでいるものの、こちらも経済が成長することで徐々に逓減していきそうです。


問題はギリシャへの財政支援です。


この問題が大きく取り上げられるようだと、ユーロの下落につながりますが、足元の動きは130円〜132円50銭


のレンジ内で推移しており、どちらに抜けるかが注目されます。





本日もNYの株高の影響もあり、日経平均も上昇しそうです。


予想レンジも昨日と同様に、99円〜100円30銭程度と見たいと思います。












What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
9/1 オバマ大統領 「米国民の代表である議会に武力行使の承認を求める」シリアへの攻撃を巡って。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和