2013年9月13日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- アジア市場でのドル売りの流れを引き継ぎ、NY市場では99円
ちょうどまでドル安が進む。株価の下落と、長期金利の低下に加え、
来週のFOMCを前にポジション調整などがドルの上値を抑えた。 - ユーロドルは利益確定のユーロ売りが優勢となり、前日の1.33台
から1.32台半ばまで下落。イタリア国債の利回り上昇が再び意識
される展開か。 - 株式市場は反落。シリア情勢や緩和縮小懸念が重しとなりダウは
25ドル安。 - 債券相場は3日続伸。30年国債の入札がそこそこだったこともあり
長期金利は2.90%まで低下。 - 金は大幅に下落し1ヵ月ぶりに1330ドル台まで下落。失業保険申請件数が
大幅に改善していたことで資金流入が細るとの見方が台頭。原油は反発し
108ドル台に。 - 新規失業保険申請件数 → 29.2万件
- 8月財政収支 → −1479億ドル
ドル/円 99.00〜 99.74 ユーロ/ドル 1.3256 〜 1.3325 ユーロ/円 131.71 〜 132.39 NYダウ −25.96 → 15,300.64ドル GOLD −33.20 → 1,330.60ドル WTI +1.04 → 108.60ドル 米10年国債 −0.007 → 2.905%
本日の注目イベント
- 日 7月鉱工業生産(確報)
- 欧 ユーロ圏7月貿易収支
- 欧 ユーロ圏財務相会合
- 米 8月生産者物価指数
- 米 8月小売売上高
- 米 9月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
ドル円の上値が再び重く感じられる展開となり、昨日の夕方には欧州市場で99円20銭前後までドル安が進み、
NY市場では一時99円ちょうどまで円高ドル安が進みました。
ポジション調整のドル売りが主体で、FOMCを来週に控えた中ではとりわけドルを売る材料は見当たりません。
新規失業保険申請件数が2006年4月以来の低水準でしたが、こちらは2州がコンピューターシステムを更新し、
その影響で報告された申請件数が通常より少なくなったものと報告されています。
ドル円は99円まで下落した後、99円台半ばまで値を戻してNYでの取引を終えていますが、99円台が維持された
意味は大きいと思います。
「日足」チャートを見ると、一目均衡表の「転換線」は依然として「基準線」を上回っており、ここからは
ドル円が一段と下落する気配は見て取れません。
重要な経済指標が少ないことから、足元の懸念材料は「シリア情勢」と「FOMC」です。
ケリー国務長官は、シリア反体制派の指導者らに電話をし、米国の軍事攻撃はなお選択肢だと伝えています。
一方、シリアのアサド大統領は、化学兵器を放棄するための条件として、米国に対して軍事的な挑発と
反体制派への武器供与の停止を求めたとブルームバーグは報じています。
米国が軍事行動を起こす可能性は極めて少なくなったものの、まだ予断を許さない状況です。
FOMCでは依然として「緩和縮小」観測が市場のコンセンサスのようです。
現在毎月850億ドルの債権を購入しているものを、100億ドル程度を減らすとの見方が有力です。
もしそのような決定がなされたら、基本的にはドル高円安要因と見られていますが、注意しなければいけないのは
この材料は既にかなりの部分が織り込まれているということです。
従って決定後、市場がどのような反応を見せるのかは非常に不透明です。
本日はミシガンの消費者マインド指数など、比較的重要視される経済指標が発表されます。
これらの指標に大きな変化が見られなければ、来週のFOMCまでは99円ー100円前後のレンジが続くと
予想されます。
上値を何度もチャレンジしながらも100円台がなかなか定着しませんが、チャートでは底値が着実に
切り上がっていることも確認できます。
以前この欄で「決戦の秋」という言葉を使いましたが、ドル円が再び95円台を目指すのか、あるいは100円台を
定着させるのか、正に正念場です。
そして、そのカギを握るのが来週のFOMCということになります。
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明日からは3連休です。
オリンピックの東京開催が決まり、世の中の明るさがやや増してきているようです。
消費税増税もほぼ決まりそうな気配で、来年4月までの駆け込み重要も予想されます。
景気全体でみれば、来年4月以降の消費の先食いで、平均すればそれほど変わらないはずです。
要は、それ以上の需要をどれだけ呼び起こせるかということに尽きます。
良い週末を・・・・。
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| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 9/1 | オバマ大統領 | 「米国民の代表である議会に武力行使の承認を求める」シリアへの攻撃を巡って。 |
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