今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2013年9月20日(金)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円はアジア市場での株高から「リスクオン」が進み急激な
    ドル高に。NY市場では経済指標が好調だったことや、長期金利が反発した
    ことを追い風に99円台を回復し、99円65銭までドル高円安が進行。
  • ユーロドルは1.35台で堅調に推移。ユーロ円のストップを巻き込んだ
    買い戻しもあり対ドルでは1.35半ばでのもみ合い。
    ユーロ円は約4年振りの水準となる134円95銭までユーロ高が進む。
  • 株式市場は5日振りに反落。発表された経済指標が良好だったため、
    緩和縮小への思惑などが台頭。ダウは利益確定の売りに押され40ドル安。
  • 債券相場は反落。前日の大幅高から利食いの売りが優勢な展開に。
    長期金利は2.75%台に上昇。
  • 緩和縮小が見送られたことから金は60ドルを超える大幅高。原油は
    値幅を伴ったもみ合いが続く中反落。
  • 新規失業保険申請件数 → 30.9万件
  • 4−6月経常収支 → −989億ドル
  • 8月中古住宅販売件数 → 548万件
  • 9月フィラデルフィア連銀景況指数 → 22.3
    ドル/円98.91〜 99.65
    ユーロ/ドル1.3509 〜 1.3563
    ユーロ/円133.98 〜 134.95
    NYダウ−40.39 → 15,636.55ドル
    GOLD+61.70 → 1,369.30ドル
    WTI−1.68 → 106.39ドル
    米10年国債+0.060 → 2.752%



    本日の注目イベント

  • 日   黒田日銀総裁講演
  • 欧   ユーロ圏9月消費者信頼感(速報値)
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 加   カナダ8月消費者物価指数





FOMCでの予想外の「緩和縮小見送り」決定を受けて一時97円76銭まで下落したドル円は、わずか1日で


政策発表前の水準を回復したばかりか、その水準を上回る99円65銭までドルが買い戻されました。


量的緩和継続に伴い資金流入が続くことから株式市場と債券市場が急騰し、金利低下に反応したドル円でしたが、


昨日はアジアの主要市場の株価が大幅に上昇したことに反応し「リスクオン」の流れが拡大し、低金利の円が売られた


格好です。


結局今回の「サプライズ」で急激な円高が進んだものの、97円台後半までの下落で留まり、「日足」では下値が


確実に切り上がっていることが確認できます。


株式市場に大崩れがない以上、ドル円は緩やかな上昇を続けそうです。





昨日の朝方はNY市場の影響もあり、98円を挟む展開でした。株式市場は堅調に推移しましたが、ドル円の上値は


重く株価との相関が崩れる場面もありましたが、午後に入り株価が一段高を見せると、ドル円も連れ高となり


98円半ばを伺う展開になりました。





しかし、やはり相場の流れを決定づけたのは昨日も欧州市場でした。


欧州勢が参入するとドル円は98円台後半までドル高円安が進みましたが、それ以上に上昇したのがユーロ円です。


130円ー132円台のレンジが続いていましたが、133円に乗せると一気にユーロ買いが進み133円台後半まで


上昇。


この流れはNY市場でも継続され、135円目前までユーロ高円安が進み、2009年11月以来となる


ユーロ高水準を記録しています。


今度の日曜日にはドイツの連邦議会選挙があり、今ここで特にユーロを買う理由は見当たりません。


上述のように、ストップロスの買いを巻き込んだテクニカル的なユーロ買いが上昇につながったものと見られます。





FOMCという大きな材料を終え、これでしばらく注目される材料は無くなりました。


ドル円もやや落ち着きを取り戻すのではないかと見ていますが、まだすぐに100円台が定着するかどうかは不透明です。


100円台に乗せるには、そしてそこで定着するにもドル買い材料が必要です。


昨日の様に米経済指標が良好で、「リスクオン」が進み、米金利が上昇するような展開が必要です。





FOMCで「量的緩和縮小」を見送る決定をしましたが、今後余程の経済的混乱がない限り、いずれは「緩和縮小」に


踏み切ることは明らかです。


今回見送ったことで、むしろ「不透明感」を先送りしたことになりました。


バーナンキ議長としても、5年前に自らが大規模な量的緩和に関与したわけですから、自身の在任中に政策打ち止め


への筋道だけはつけておきたいと思うことは十分想像できます。


10月のFOMCでの可能性が低いとすれば、やはりバーナンキ氏が参加する最後のFOMCとなる12月に


実施される可能性は高まります。


10月4日の雇用統計を含み、残り3回の雇用統計の内容が極めて重要になってきます。




本日の予想レンジは99円30銭を中心に上下50銭程度でしょうか。


日経平均株価が予想外の上昇を見せるようだと、99円台後半から100円を試す展開があるかもしれません。


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東京ー名古屋間のリニア新幹線の概要が明らかになりました。


最短40分ということは「通勤圏内」ということになります。


名古屋に住みながら毎朝「行ってきます」と勤務先の東京に向かい、


夜には「ただいま」と言って自宅に帰ることができそうです。


でも、定期代は一体いくらになるんでしょう。


そもそも、通勤定期そのものがあるのでしょうか・・・?


今度調べてみたいと思います。


良い連休を・・・・。












What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
9/1 オバマ大統領 「米国民の代表である議会に武力行使の承認を求める」シリアへの攻撃を巡って。
9/18 バーナンキ。 FRB議長/td> FF金利の引き上げは「失業率が6.5%を大幅に下回るまで実現しない可能性もある」FOMC後の記者会見で。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和