2013年9月26日(木)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は98円台半ばで膠着状態。米議会で暫定予算を巡る協議が 難航し、不透明感が増していることでドルを売る動きがやや優勢。 ドル円は98円後半から半ばにかけて一進一退。
- ユーロは主要通貨に対して上昇。ドイツの消費者信頼感指数が 予想を上回る伸びを見せたことから対ドルで1.35台前半まで ユーロ高が進む。
- 株式市場は議会での不透明感や、ウォルマートが業者への発注を 減らすことを明らかにしたことなどを嫌気して5日続落。ダウは61ドル 下落し、1万5200ドル台に。
- 債券相場は続伸し、長期金利は低下。予算協議が難航していることで 政府機関閉鎖につながる恐れが買いを誘った。
- 金は4日振りに反発し、原油は5日続落。
- 米 8月耐久財受注 → +0.1%
- 米 8月新築住宅販売件数 → 42.1万件
ドル/円 98.41 〜 98.82 ユーロ/ドル 1.3495 〜 1.3538 ユーロ/円 133.06 〜 133.55 NYダウ −61.33 → 15,273.26ドル GOLD +19.90 → 1,336.20ドル WTI −0.47 → 102.66ドル 米10年国債 −0.029 → 2.626%
本日の注目イベント
- 英 英4−6月期GDP(確報値)
- 米 新規失業保険申請件数
- 米 4−6月期GDP(確報値)
- 米 8月中古住宅販売成約指数
- 米 安倍総理、国連で演説
- 米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
- 米 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
ドル円は99円にも届かず、98円台半ばから後半で膠着状態です。
昨日の海外市場はほぼ98円45−60銭程度のレンジ内で推移し、年初からあれだけ激しく動いたことから
すると「固定相場」に戻った感さえあります。
これまでの「金融緩和縮小」から「連邦債務上限問題」へ市場のテーマが移ったようです。
FRBが「量的緩和縮小」に踏み切る可能性がやや遠のいたことで、本来は株高、債券高が起こり、長期金利は
低下するものの、株高から「リスクオン」が強まりドル円の支援材料になるものと見ていましたが、このところの
動きを見ると債券高は進んでいるものの、株が売られてむしろ「リスクオフ」が加速している状況です。
市場の関心が「量的緩和縮小」から「債務上限問題」へと移ったことが背景です。
米上院では暫定予算案の審議を進めて採決に持ちこむための動議を可決しましたが、共和党議員の中には、
法案通過阻止を狙って、21時間以上にわたって演説を行った人物もいました。
米議会では2014年会計年度(13年10月ー14年9月)の予算案が可決されておらず、上下院の間では
医療保険改革法案(オバマケア)の扱いを巡って意見の対立があり、これが協議を難航させています。
ル−財務長官は議会に対し、債務上限の突破を回避するために講じている緊急措置が「10月17日までに尽きる」
と伝えました。
長官はベイナー下院議長宛ての書簡で、「われわれが見積もったところでは、現時点で財務省には米国の責務を
果たすための資金が約300億ドル(約2兆9600億円)しかない」と説明しています。(ブルームバーグ)
市場は移り気です。
これまでの「緩和縮小」から既に「債務上限問題」へとテーマを変えており、財政問題が今後の為替に大きな影響を
与える状況になっています。
そのためドルの上値が徐々に切り下がって来ており、今朝の経済新聞の記事には、大手欧米銀行が年末に向けてのドル円
相場の見通しを「下方修正」したという内容が掲載されています。
それによると概ね105円程度だったものを「2〜3円」程度円高方向に見直しています。
相場の先行きは誰にも予想できるものではありませんが、もしこの記事のように今後3ヵ月間のドル高値が
102−103円であるのなら、この5月22日に記録した103円74銭は「今年の最高値」ということになり、
すでにドルが天井を付けたことになります。
「アベノミクス」「異次元緩和」そして「オリンピック効果」に沸き、ドル円は110円を目指すといった
あの熱狂は徐々にしぼんでいるということのようです。
ドル円は東京時間は材料がなく、株価を睨みながらの展開になりそうです。
日経平均株価も下値を試しそうな気配から、ドル円も先ずは98円35−40銭レベルを試す可能性もありそうです。
この水準を割り込むようなら98円00−10銭辺りが次のサポートになりそうです。
上値は98円80−99円程度と見られます。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 9/1 | オバマ大統領 | 「米国民の代表である議会に武力行使の承認を求める」シリアへの攻撃を巡って。 | |
| 9/18 | バーナンキ・FRB議長/td> | FF金利の引き上げは「失業率が6.5%を大幅に下回るまで実現しない可能性もある」FOMC後の記者会見で。 | |
| 9/23 | ダドリー・NY連銀総裁/td> | 「経済はなお非常に緩和的な金融政策を必要としている」講演で。 |
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