2013年10月3日(木)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 日米の株安に加え、ADP雇用者数が市場予想を下回っていたことで
ドル円は下落。一時は約1ヵ月ぶりとなる97円15銭まで円買いドル売りが
進行したが、97円30−40銭まで反発してクローズ。 - ECBのドラギ総裁が利下げに言及しなかったことや米経済指標の
悪化にユーロは続伸。ユーロドルは1.36台まで上昇し、2月以来約8ヵ月
振りの高値を記録。 - 株式市場は反落。政府機関の閉鎖が長引くとの見方から、終始前日比マイナス圏で
推移。ダウは58ドル安の1万5133ドルで引ける。 - 債券相場は反発。予算協議合意への糸口が見つからないことから、債券には買いが
集まり長期金利は低下。 - 金、原油は大きく反発。ドル安が進んだことの受け皿として上昇した面も。
金は34ドル高で1320ドル台まで値を戻す。 - 9月ADP雇用者数 → 16.6万人
ドル/円 97.15 〜 97.57 ユーロ/ドル 1.3505 〜 1.3608 ユーロ/円 131.41 〜 132.50 NYダウ −58.56 → 15,133.14ドル GOLD +34.60 → 1,320.70ドル WTI +2.06 → 104.10ドル 米10年国債 −0.031 → 2.619%
【 本日の注目イベント 】
- 日 日銀金融政策決定会合(10/4まで)
- 中 中国9月非製造業PMI
- 独 独9月サービス業PMI(改定値)
- 欧 ユーロ圏9月総合PMI(改定値)
- 欧 ユーロ圏9月サービス業PMI(改定値)
- 欧 ユーロ圏8月小売売上高
- 英 英9月サービス業PMI
- 米 新規失業保険申請件数
- 米 9月ISM非製造業景況指数
- 米 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
- 米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
- 米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
- 米 パウエル・FRB理事講演
- 米 ラガルド・IMF専務理事講演
米財政協議の行き詰まりが重しとなりドル円は上値が重い展開の中、日経平均株価が300円を超す下げを
演じたことでドル安が進行。
NY市場ではADP雇用者数が予想に届かなかったこともあり、一時97円15銭まで円が買われました。
96円台への下落は避けられましたが、今後も連邦債務上限問題が控えていることから予断は許しません。
米議会では暫定予算成立への糸口が見い出せないことから、政府機関の閉鎖は予想よりも長期になる可能性が
取り沙汰され、株安、債券高、さらにはドルが主要通貨に対して大きく下落し、昨日は金や原油など「商品市況」にも
資金が向かったようです。
そんな中、今朝方ブルームバーグは「オバマ大統領が議会指導部をホワイトハウスに召集」との報道を伝えています。
それによると、オバマ大統領は日本時間3日午前6時半に議会指導者4人をホワイトハウスに呼び、政府機関の
運営再開と債務上限引き上げを巡る初の協議を行う模様です。
4人は、ベイナー下院議長(共和党)、リード上院院内総務(民主党)、マコネル上院院内総務(共和党)、そして
ペロシ下院院内総務(民主党)のようです。
同情報によると、オバマ大統領は引き続き、付帯条件のない短期の暫定予算および債務上限引き上げを強く求める意向
だと伝えています。
オバマ大統領とすれば、先ずは暫定予算で合意して政府機関の再開を目指すところですが、仮にそこで合意が
得られたとしても、その先には天王山である財務上限問題が控えています。
できれば両方を一気に解決したいという意向だと思いますが、この協議の行方が非常に注目されます。
明日の雇用統計が予定通り発表されるのかどうか詳しい情報はまだ入っていませんが、それだけに注目度が高まって
いた「ADP雇用者」は市場予想の18万人に対して16.6万人でした。
さらに8月の同人数も17.6万人から15.9万人に下方修正され、市場には「量的緩和縮小のタイミングが遅れる」
といった見方が強まっています。
また、政府機関の閉鎖が長引けば、軽いと見られている米景気への影響も心配されます。
これほどドルにとって悪材料が出て来ると、円やユーロが買われるのも無理はありません。
日米欧の中では景気回復が最も進み、「量的緩和」というトンネルから真っ先に抜け出すのは米国だと見られています。
その結果、いずれ米金利が上昇に向かい、米景気そのものが「巡航飛行」を続けるという見方が、将来のドル高円安予想
の背景になっていました。
しかしここにきて「財政リスク」が全面に出て来たことで、景気に対する不透明感も出始めている状況です。
ドル円は97円台前半で一旦下げ止まり、現時点では上記ニュースを手掛かりにやや反発しています。
この先どうなるのかはオバマ大統領と議会指導部との協議の結果次第ですが、今回の「決められない政治」を巡っては
ワシントンポスト紙など有力紙は総じて共和党の強硬派を非難する記事を載せていることから、歩み寄りを進める可能性も
あります。
恐らく協議の結果は今日の東京時間内にも伝えられると思われます。
この協議の結果とそれに伴う株価の動きによって97円割れがあるのか、あるいは98円台を回復するのか、
荒っぽい動きが予想されます。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 9/1 | オバマ大統領 | 「米国民の代表である議会に武力行使の承認を求める」シリアへの攻撃を巡って。 | |
| 9/18 | バーナンキ・FRB議長/td> | FF金利の引き上げは「失業率が6.5%を大幅に下回るまで実現しない可能性もある」FOMC後の記者会見で。 | |
| 9/23 | ダドリー・NY連銀総裁/td> | 「経済はなお非常に緩和的な金融政策を必要としている」講演で。 |
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