2013年10月4日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- アジアと欧州市場の朝方にドル円は反発する場面もあったが、
NY市場では予算交渉解決への糸口が見えないことや、経済指標の悪化
に一時97円台を割り込む。引けには97円台前半まで戻したものの、
政府機関閉鎖が重しに。 - ユーロドルでもドル安が続き、一時1.3646まで上昇。
1.36台では高値警戒感があるものの、ドル安の流れが継続との見方から
ユーロ買いが優勢。 - 政府機関閉鎖3日目を迎え、依然として議会の混乱が続いていることを
嫌気し株式市場は続落。ダウは136ドル安と9月8日以来の1万5000ドル割れ。 - 債券相場は続伸。経済指標の悪化や株安を背景に買いものが継続。
長期金利は2.605%まで低下。 - 金、原油はともに反落。
- 新規失業保険申請件数 → 30.8万件
- 9月ISM非製造業景況指数 → 54.4
ドル/円 96.93 〜 97.75 ユーロ/ドル 1.3587 〜 1.3646 ユーロ/円 132.14 〜 132.99 NYダウ −136.46 → 14,996.48ドル GOLD −3.10 → 1,317.60ドル WTI −0.79 → 103.31ドル 米10年国債 −0.014 → 2.605%
本日の注目イベント
- 日 黒田・日銀総裁記者会見
- 中 中国 9月HSBC非製造業PMI
- 米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
- 米 ダドリー・NY連銀総裁講演
- 米 スタイン・FRB理事講演
- 米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
米国では政府機関閉鎖3日目を迎えましたが、依然として民主、共和党の間で歩み寄りが見られず、17日に
期限が来ると言われている「連邦債務上限問題」と併せ、重苦しい雰囲気が続いてます。
株式市場は大幅な下落を見せ、ドル円も一時1ヵ月振りに96円台まで下落しています。
政府機関閉鎖に伴い本日発表予定の「9月雇用統計」の発表を延期すると、米労働省は発表しました。
今後の取り扱いについてはまだ決まっていないようです。
オバマ大統領は昨日ホワイトハウスにベイナー議長など、議会の主要人物4人を呼び事態の打開をはかろうと
しましたが、結局双方の歩み寄りが見られず失敗に終わっています。
会談は1時間余り続いたようですが、オバマ大統領は無条件で債務上限が引き上げられるまでは共和党と交渉する
つもりはないと語り、事態はさらに悪化した可能性もあります。
一方でベイナー下院議長は共和党議員に対し、たとえ民主党の票が必要になったとしても米国をデフォルト
(債務不履行)させるわけにはいかないと述べていることをNYタイムズが報じており、事態解決への希望も
残っています。
債務上限引き上げの期限が近づくに伴い、米国債の格下げのリスクも高まっています。
米国債は現在、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)だけが最上級の格付けから1ノッチ引き下げています。
ムーディーズは最上級の格付けを維持していますが、仮にデフォルトが起きれば格下げを決めるほか、S&Pも
さらに1ノッチ引き下げるとの専門家の見方もあります。
ドル円はNY市場では一時97円を割り込み、96円93銭までドル安が進みましたが、米株式市場が大幅に下落し、
安全資産の債券が買われ、それに伴い長期金利は2.6%前後まで低下しています。
「円高」というよりも「ドル安」と捉えるべきでしょう。
この先どこまでドルが売られるか解りませんが、米国がデフォルトに陥るとは思えません。
オバマ大統領は6日からAPEC首脳会合に出席する予定です。
本日も混乱が続くようなら、解決は首脳会合終了後の9日以降ということになりそうで、米景気に与える悪影響も
徐々に拡大します。
ドル円は97円台割れまで下落したことで、「日足」のチャートでは6月13日の93円79銭を底値とする
サポートラインを割り込んでいます。
本日も日経平均株価が大幅な下げを見せるようだと、NYの円の高値をテストし、割り込めば「200日線」
がある、96円62銭前後が意識される展開になるかもしれません。
個人的には「95円割れは考えにくい」との観点から、緩やかに買い下がる戦略が有効かと思っております。
今回の米国の混乱は欧州債務問題などとは異なり、「解決できる」問題だと考えております。
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雇用統計発表予定日に数字が発表されないことは記憶にありません。
お陰で(?)のんびりとした金曜日になりそうです。
良い週末を・・・・。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 10/2 | ローゼングレン・ボストン連銀総裁 | 「これまでのところ緊縮財政が2%を上回る経済成長が達成できない理由の一つだ」講演で。 |
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