今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2013年10月17日(木)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米上院で与野党が債務上限を巡る問題で合意に達したことを受け
    ドル円は98円98銭まで上昇。市場の楽観論が勝り、株高など
    「リスクオン」が加速し、円は主要通貨に対して全面安の展開。
  • ドル高からユーロドルは1.34台後半まで売られたが切り返し、
    1.3567まで反発。対円でユーロが買われたこともユ−ロドルを押し上げた。
  • デフォルト懸念が後退したことから株式市場はほぼ全面高。ダウは前日比
    205ドル高と、1万5300ドル台を回復。
  • 上院指導部での合意を受けて、債券も買われる。財務省短期証券(TB)も前日の
    下落から買い戻され、長期金利も2.66%台に低下。
  • 金、原油はともに反発。
  • 10月NAHB住宅市場指数 → 55
    ドル/円98.28 〜 98.98
    ユーロ/ドル1.3472 〜 1.3567
    ユーロ/円133.33 〜 133.74
    NYダウ+205.82 → 15,373.83ドル
    GOLD+9.10 → 1,282.30ドル
    WTI+1.08 → 102.29ドル
    米10年国債−0.061 → 2.667%



    本日の注目イベント

  • 英   英9月小売売上高
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   9月住宅着工件数
  • 米   9月消費者物価指数
  • 米   10月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   決算発表 →ゴールドマン.サックス、








    混迷を続ける債務上限問題は「最終的には合意する」と、多くの市場参加者が予想していた通り昨日、


    米上院で2月7日まで政府が必要とする国債の発行を容認することと、政府機関一部閉鎖を解除する暫定案で


    合意しました。


    現時点では依然として下院での合意が必要ですが、ベイナー下院議長は声明で、共和党が上院の妥協案を


    阻止することはないことを表明していることから、間もなく下院でもこの案が可決される見込みです。





    本日、17日にも期限が来る債務上限引き下げ問題は、結局期限前日のギリギリに合意する見込みになりました。


    オバマ大統領もこの合意案を支持していることから、ひとまず最悪の事態は避けられることになりそうです。


    ベイナー議長は地元オハイオ州のラジオ局の番組で「われわれはよく戦った。ただ勝利には結びつかなかった」と


    語っていることや、マコネル共和党院内総務も「率直に言ってわれわれの多くが期待した結果から


    はるかに小さいが、それでも一部が予想していた事態と比べると極めて良好な結果だ」と述べているように、


    最終的には野党共和党が歩み寄った格好になっています。





    連邦政府による国債の発行は2月7日まで認められることになり、暫定予算も1月15日まで編成されることに


    なりそでうですが、「問題の先送り」という印象は拭いきれません。


    この問題は来年早々にも再び議論されることになり、米国の信頼が盤石なものになったわけではありません。


    「デフォルト」という最悪の事態を避けるための「妥協」である以上、財政問題は今後も市場にとって


    不安材料であることに変わりません。





    上院での合意を好感し、NY株式市場はほぼ全面高の様相でした。


    「リスクオン」が進み、円は対ドルだけではなくユーロ、豪ドルなどに対しても下落しています。


    ドル円は99円目前までドル高が進みましたが、NY市場の引けにかけては99円台に乗せずに一旦下落して


    います。





    本日の日経平均株価も大幅な上昇が予想されます。


    ただNYダウに比べると、既に「6日続伸」していることから1万4700円を大きく超える大幅高にはならない


    可能性もあります。


    99円台乗せを試す展開かとは思いますが、99円前後にある「120日線」(日足)を超えることができるか


    どうかに注目しています。


    99円30−50銭あたりにはドル売りオーダーも集まり易い状況です。


    ひとまず、ドルロングをどこで手仕舞うかを探る展開ではないでしょうか。





    オリンピック効果への期待や、日本のGDPの上方修正を好感して100円台半ばまでドル円は上昇し、


    その後米デフォルト懸念から96円台まで下落したドル円は、ようやく米「ファンダメンタルズ」が意識される


    状況になりそうです。


    予想レンジは98円30−99円50銭程度と予想していますが、これは下院でも暫定案が可決されることを


    前提にしております。












    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    10/2 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「これまでのところ緊縮財政が2%を上回る経済成長が達成できない理由の一つだ」講演で。

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和