2013年10月21日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 量的緩和縮小開始が遅くなるとの見方が支配的なことから ドル円は上値が重い展開に。終日97円台半ばから後半で推移し、 97円70−80銭で引ける。米長期金利の低下もドル売りに つながる。
- ドル安が進む中、ユーロドルは続伸。欧州時間には1.3704 までユーロ高が進み、今年1月以来の高値を記録。NY市場でも 1.36台後半で堅調に推移。
- 株式市場は続伸。来週のFOMCで緩和縮小が先送りされる との観測が強く、株価にプラスに働く。ダウは28ドル高、ナスダックは 51ポイントの大幅高。
- 緩和先送り観測から債券相場は3日続伸。10年債利回りは 2.57%台まで低下し、12週間ぶりの低水準で取引を終える。
- 金は前日の大幅高の反動で下落。原油は小幅に反発。
ドル/円 97.66 〜 97.93 ユーロ/ドル 1.3669 〜 1.3698 ユーロ/円 133.63 〜 133.93 NYダウ +28.00 → 15,399.65ドル GOLD −8.40 → 1,314.60ドル WTI +0.14 → 100.81ドル 米10年国債 +0.022 → 2.570%
本日の注目イベント
- 日 9月貿易統計
- 日 8月景気動向指数(改定値)
- 独 独9月生産者物価指数
- 欧 ユーロ圏政府債務(2012年、対GDP比)
- 米 9月中古住宅販売
先週末の海外市場では、ドル円はその前日とほぼ同じような動きで、東京時間には98円台でもみ合う
展開でしたが、欧米市場ではともに97円台で取引され上値の重い動きに終始しました。
ユーロがドル安の流れに乗り続伸したことが注目され、ユーロドルは1.37台に乗せ、ユーロ円は134円台
からやや下押しされています。
ユーロドルはその前日に1.36台後半まで急伸したことで、それまでのレンジが上抜けしたとの観測から
買いを集めたようです。
この水準から特に大きくユーロを買う理由は見つかりませんが、緊縮財政から景気刺激策への展開をはかり
景気が上向いてきたことを理由に挙げる向きもあるようですが、まだこの先順調に景気が回復するかどうかは
不透明で、イタリアの政局やギリシャへの財政支援問題が懸念されるところです。
ドル円は米長期金利が約3ヵ月振りの低水準を記録したことで目先売られ易い展開かと思われます。
米長期金利は9月5日にザラ場で3%まで上昇した後、一貫して低下しています。
9月FOMCで緩和縮小が開始されるとの予想を背景に上昇したわけですが、市場予想に反して緩和継続を
決めたあの会見以来、長期金利の低下は止まっていません。
緩和継続を決めた後も、債務上限問題を巡り議会の迷走が続いたことで、来週のFOMCでは「緩和継続が決定的」
となっており、むしろ追加緩和をすべきだとの声もあります。
その結果、この事態を予測した(?)9月のFOMCの決定は「英断」だったとの見方も出てきました。
ドル円は下値を「200日線」、上値を「120銭」で抑えられている状況で、それぞれ97円20銭前後と
98円90銭前後になっています。
財務上限を巡る問題は一時的に棚上げされている状況で、今後は米景気の良し悪しが相場を左右するものと
考えられます。
政府機関の一部閉鎖で発表が延期されていた「9月の雇用統計」は、明日22日に発表されることになりました。
言うまでもなく、今回の発表は重要です。
8月までの雇用者数が下方修正されてきただけに、米雇用が再び軟調な展開になるのか、あるいは下方修正に歯止めが
かかるのかが注目されます。
現在の予想は、失業率は8月と変わらずに7.3%で、非農業部門雇用者数は18万人の増加が見込まれています。
政府機関の一分閉鎖で、統計そのものが正確性に欠けるとの意見もありますが、それでも米経済指標の中では
最も重要な指標であることには変わりありません。
相場への影響力は相当あると思います。
今年も後残すところ2ヵ月余りになってきました。今月に入ってからの状況はどちらかと言えばドルに
取ってマイナス材料が多かったと思われます。
イエレン氏の次期FRB議長就任、米議会でのごたごた、そして政府機関の一部閉鎖に量的緩和縮小の先延ばし観測
といった具合です。
ひとまずどこまでドルが売られるのかを確認することになりそうです。
一方で、ややトーンダウンしたもののアベノミクスに対する期待と、日銀による異次元の「緩和姿勢」の継続など
ドルが大きく下落する可能性も少ないものと予想されます。
ドルの底値を確認してから動くというスタンスでいいのではないでしょうか。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 10/2 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「これまでのところ緊縮財政が2%を上回る経済成長が達成できない理由の一つだ」講演で。 10/17 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁 「不透明感があっても月間850億ドルの債券購入を縮小するべきだ」講演で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
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