今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2013年10月22日(火)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 本日米国で9月の雇用統計が発表されることもあり、ドル円は 98円台前半で動かず。欧米市場での値幅は20銭程度と、 ほぼ動意が見られず。
  • ユーロドルは利益確定の売りに押され前日比やや下落。 1.36台半ばから後半でもみ合い、ドル円が上昇した分ユーロ円も 134円36銭までユーロ高が進む。
  • 株式市場も先週末の水準から横ばい。企業決算と雇用統計を見極めよう と、様子見の展開に終始。ダウは7ドル下落し、ナスダックは5ポイント高。
  • 債券は4日振りに反落。今夜の雇用統計で雇用者の増加が見込まれて いることから、売りが優勢の展開に。
  • 金は小幅に反発。原油は約3ヵ月半振りに100ドルの大台を割り込む。 在庫の増加と、米景気減速で消費量が減るとの見方が背景。
  • 9月中古住宅販売 → 529万件
    ドル/円98.11 〜 98.24
    ユーロ/ドル1.3651 〜 1.3689
    ユーロ/円134.07 〜 134.36
    NYダウ−7.45 → 15,392.20ドル
    GOLD+1.20 → 1,315.80ドル
    WTI−1.59 → 99.22ドル
    米10年国債+0.031 → 2.601%



    本日の注目イベント

  • 中   中国 9月景気先行指数
  • 米   9月雇用統計
  • 米   10月リッチモンド連銀製造業指数
  • 加   カナダ8月小売売上高








    今月4日に予定されていた9月の雇用統計が今夜発表されることもあり、為替市場だけではなく、金融市場


    全般が様子見ムードに包まれた1日でした。


    先週までは米財政問題に翻弄され、与野党の合意を見たことでようやく経済指標に注目が集まる状況になった


    と言えますが、久々の重要指標の発表を控えて戦闘準備を進めている状況です。





    11月8日には「10月の雇用統計」も発表されることから、今夜の雇用統計は「賞味期限」が切れている


    との声もあります。


    ただ、それでも米景気を判断する最も重要な経済指標であり、FOMCの政策判断にも大きな影響を与える


    指標であることから、それなりの注目は集めます。





    その雇用統計では、雇用者数が8月の16.9万人から18万人に増加している、というのが市場の


    コンセンサスです。


    そのため昨日はドルが円やユーロなどに対してやや買い戻され、米債券は売られました。


    今回の雇用統計がFOMCでの量的緩和縮小のタイミングに影響を与えるとは思えませんが、もし予想通りの


    内容であれば、2ヵ月連続で下方修正された雇用者数が緩やかに拡大していることを示すことになります。





    そしてさらに11月に発表される雇用統計も同様に拡大しているようなら、量的緩和縮小が12月のFOMCで


    決定される可能性が急速に高まることになります。


    ブルームバーグが17−18日にエコノミスト40人を対象に実施した調査によれば、金融当局は月間850億ドルの


    量的緩和を来年3月まで継続すると予想されています。


    先月実施した調査では緩和縮小が始まる時期は今月12月と見られていたことから、財政を巡る議会の混乱が


    多くのエコノミストたちの予想に影響を与えたことは明らかです。





    今回の政府機関の一部閉鎖に伴う景気への影響については、米調査機関は既にGDPを0.5%程度押し下げる


    との予想を発表しています。


    今後その影響が徐々に確認されることになりますが、そうなるとしばらくはドルの上値が重い展開が予想されます。


    米長期金利の低下傾向もドル円の上値を重くしていますが、ドル円が再び100円の大台を超えるには日米の株価が


    大幅な上昇を見せ、「リスクオフ」が加速することが必須条件となります。


    その意味では、米企業の四半期決算の内容と、間もなく発表される日本企業の中間決算の内容が極めて重要な


    ポイントになります。


    ここで決算内容が市場予想を上回り、上方修正が相次ぐようなら株価の大幅高につながり、円売り圧力が


    増すことになります。





    静かだった海外市場の影響もあり、今日の東京時間も波乱はなさそうです。


    昨日一日の動きでは98円30銭より上値がやや重く感じられました。


    上値は98円30−50銭が抜けるかどうか、また下値は97円70銭あたりがサポートしそうです。















    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    10/2 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「これまでのところ緊縮財政が2%を上回る経済成長が達成できない理由の一つだ」講演で。
    10/17 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁 「不透明感があっても月間850億ドルの債券購入を縮小するべきだ」講演で。

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和