今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2013年10月28日(月)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は東京市場で97円台を割り込んだものの、97円台前半では
    底堅く推移。NYでは株価が上昇したこもとあり97円台半ばまでドル高が進み越週。
  • ユーロドルは1.38台前半から下落。ドイツの経済指標が予想を下回った
    こともあり1.37台後半で下落して引ける。
  • 株価は続伸。消費者マインド指数が低下していたことで、金融緩和策が継続される
    との見方が拡大。S&P500は最高値を更新し、ダウは61ドル高。
  • 債券相場は小幅に反発。金融当局が年内に資産購入の縮小を開始できないとの
    観測が広がり、長期金利は2.51%台に低下。
  • 金、原油はともに小幅続伸。
  • 9月耐久財受注 → +3.7%
  • 10月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) → 73.2
    ドル/円97.27 〜 97.49
    ユーロ/ドル1.3774 〜 1.3814
    ユーロ/円134.07 〜 134.51
    NYダウ+61.07 → 15,570.28ドル
    GOLD+2.20 → 1,352.50ドル
    WTI+0.74 → 97.85ドル
    米10年国債−0.010 → 2.510%



    本日の注目イベント

  • 米   9月鉱工業生産
  • 米   9月中古住宅販売成約指数








    先週末の東京市場では株価の下落が先導する形でドル円の下落が始まり、日経平均株価が400円に迫る下落


    を見せると97円を割り込み、一時96円94銭まで円高が進みました。


    中国の短期金利が上昇傾向を示し、それに対して金融当局が静観する構えを見せていることから、「金融引き締め」


    への警戒感が広がり株価を押し下げたとの見方がありましたが、実体はよくわかっていないようです。





    さすがに株価が400円近くまで下落すると、「リスクオフ」が進み、円が買われ易くなりますが、海外市場では


    前回同様、97円前後での円買いの勢いは見当たりませんでした。


    多くの市場参加者が意識している「200日線」(日足)を一旦は割り込んでいましたが、引け値ベースでは


    割り込んでおらず、今回もこの移動平均線が機能してドルの下落が抑えられた格好になっています。





    週明けの本日は、オセアニア市場でドル円が97円65−75銭で始まっており、「窓を開けて」取引されています。


    米金融緩和縮小が遅れるとの見方が徐々に広がり、これまで通り毎月850億ドルの債券購入が続くとの観測から


    株価は堅調に推移しています。


    先週末のNY株式市場でも、S&P500は最高値を更新し、ダウ平均株価も再び高値圏で推移しています。





    株高に反応すれば「リスクオン」から「ドル高円安」に触れ易いものの、債券高に反応すれば長期金利の低下で


    「ドル安円高」に振れ易いことになります。


    それでも金融緩和の縮小を開始するタイミングが先送りになり、既に来年3月にずれ込むという見方が広がっています。


    米雇用もいま一つ回復傾向がはっきりしません。


    しばらくはドルの上値が重い展開が続き、来週8日に発表される「10月の雇用統計」が相場の方向性を決める


    きっかけになるのではないでしょうか。





    今週は日米で金融政策会合が開かれます。


    どちらも政策変更はないとの予想です。


    シカゴ連銀のエバンス総裁は「債券購入縮小の決定は10月の会合では難しい。良好な内容の雇用関連指標が幾つか、


    それにGDPの伸びが加速している証拠も必要だ」との見方を先週示しています。


    下値の96円台と上値の98円台がともに抜けきれない状況が続くと予想していますが、今週から日本の企業決算が本格化


    します。


    決算内容によっては株価が大きく上下する可能性があることから、いつも以上に株価には注意が必要です。












    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    10/2 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「これまでのところ緊縮財政が2%を上回る経済成長が達成できない理由の一つだ」講演で。
    10/17 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁 「不透明感があっても月間850億ドルの債券購入を縮小するべきだ」講演で。
    10/25 アスムセン・ECB理事 「ユーロ圏の将来を決めるのはパリやベルリン、フランクフルト、ブリュッセルではない。ローマだろう」講演で。

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和