2013年11月25日(月)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 米経済指標の発表がない中、NY株式市場が続伸したことで
ドル円は101円台でしっかり。一時101円35銭と東京タイムの
高値をと同水準を付け、高値圏で引ける。 - ドイツの経済指標を受け、ユーロドルは上昇。1.35台前半から
1.3560までユーロ高が進む。ユーロは対円でも137円台前半まで
買われ、約4年1ヵ月振りのユーロ高を示現。 - 前日引け値で1万6000ドルの大台を記録したNY株式市場は続伸。
市場では株価に対する強気の見方がさらに拡大。S&P500は週間ベースで
7週連続高を記録。 - 債券相場は小幅に上昇し、長期金利は2.740%に低下。
- 金は小幅に反発。原油は反落。
ドル/円 101、04 〜 101.35 ユーロ/ドル 1.3513〜 1.3560 ユーロ/円 136.59 〜 137.37 NYダウ +54.78 → 16,064.77ドル GOLD +0.50 → 1,244.10ドル WTI -0.60 → 94.84ドル 米10年国債 −0.048 → 2.740%
本日の注目イベント
- 日 黒田・日銀総裁講演
- 米 10月中古住宅販売成約指数
米株式市場の先行きに強気の見方が拡大しています。
前日に引け値で初の1万6000ドル台を記録したNYダウは、先週末も54ドル上昇し、年内の「量的緩和縮小」
はないとの見方を強めた一部の投資家は、「来年1月までは株価は上昇する」といった意見も出しています。
今年も1ヵ月を残す時期になりましたが、これまでのパフォーマンスを見ると、商品、債券、あるいは為替に比べ
株式の投資利回りが最も優れています。
投資信託でも株式に特化した投信への資金流入が続いているとの報告もあります。
個人消費の安定的増加がもっとも米景気にプラスに働くことから、FRBにとっては株価の上昇は願っても
ない現象です。
GDPの7割を個人消費が占める米国では、個人消費の行方が成長を左右します。
米国民の資産運用のうち、30%以上を株式が占めています。
そのため、株価の上昇がそのまま個人消費の拡大につながり易く、FRBが長期間に渡って「緩和政策」を継続している
のもそのためです。
ただそろそろ緩和縮小が開始されることは間違いなく、早ければ来月にも決定され、遅くとも来年3月には徐々に縮小
されると予想されます。
5月のバーナンキ議長の議会証言で「緩和縮小」が議論され、そのタイミングが近いとの見方から株式と債券相場が
急落したことはまだ記録に新しいところですが、「緩和縮小」が実施されるとの見方はさらに強まっているにも拘わらず
株価は続伸しています。
この背景は、金余りということに加え、前回5月の混乱を経てあるていど「学習」したことが大きく影響していると
思われます。
「出口戦略」に踏み切るということは、それだけ米景気が拡大しているということの裏返しです。
米景気拡大→企業収益の拡大→株価の上昇といった好循環が予想されます。
そのため株式市場に資金が集まるのも理解できるというものです。
ただ、それでも11月に入っての株価の上昇はピッチが早すぎると個人的には思います。
今月に入ってすでに400ドルを超える上昇を記録していることから、高値警戒感もあります。
株価の上昇に伴う「リスクオン」から、ドル円やユーロ円などで「円売り」を促しています。
ドル円がここからどこまで上昇するかは、株価がどこまで上昇するかを予想することと変わりません。
ドル円は100円台まで上昇してから「8営業日連続」で100円より上での取引が続いています。
言い換えれば「100円台を固めた」可能性があります。
株価の調整があると考えれば、すぐに5月の高値である103円74銭を抜くとも考えにくいところですが、
チャートを見る限り崩れる気配はありません。
「週足」でも「三角もちあい」の上抜けを完了し、「MACD]もゴールデンクロスを示しています。
来週の雇用統計までは、しばらく100−102円台でもみ合うと予想しますが、株価の予想外の動きがあれば
上下どちらとも抜ける可能性はありそうです。
ポイントは先週同様101円54が抜けるかどうか。下値は100円70−90銭辺りがサポートになりそうです。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 11/4 パウエル・FRB理事 「購入ペースを緩めるタイミングは経済の進展状況に左右されるため、必然的に不透明なものだ」講演で。 11/5 アスムセン・ECB理事 「ユーロ圏の景気回復は依然として極めて弱々しい」講演で。 11/5 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「経済全般の成長が現状から上向くとしても、相対的にゆっくりとしている場合、(ゼロ金利政策が)2016年の可能性があることは容易に想像し得る」CNBCとのインタビューで。 11/7 ドラギ・ECB総裁 「(ユーロ圏は)長期にわたる低インフレに直面する可能性がある」利下げ語の記者会見で。 11/19 アスムセン・ECB理事 低インフレと戦う手段としてマイナス金利を適用する場合には「極めて慎重であるべきだ」講演で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



