2013年11月28日(木)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 東京市場でのドル高の流れを受け、ドル円はNY市場でも好調な経済指標を
手掛かりにドル高円安が進み102円台に乗せる。新規失業保険申請件数など
が市場予想を上回り、米長期金利も上昇したことで低金利の円が一段と売られた。 - ユーロドルも約4週間ぶりに1.36台まで反発。対円での上昇も続き、
ユーロ円は138円80銭までユーロ高が進む。 - 株式市場は続伸。雇用を示す指標の改善にダウは24ドル高と5日続伸。
ナスダックも4044ポイントまで上昇。 - 債券相場は反落。多くの経済指標が改善傾向を示したことから売りもの優勢の
展開に。長期金利は上昇して2.74%近辺に。 - 金は反落し1237ドルまで下落。原油価格は在庫の増加を嫌気して4日続落。
- 新規失業保険申請件数 → 31.6万件
- 10月耐久財受注 → −2.0%
- 11月シカゴ購買部協会景気指数 → 63.0
- 11月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) → 75.1
ドル/円 101.75 〜 102.20 ユーロ/ドル 1.3559 〜 1.3609 ユーロ/円 138.31 〜 138.79 NYダウ +24.53 → 16,097.33ドル GOLD −3.50 → 1,237.90ドル WTI −1.38 → 92.30ドル 米10年国債 +0.031 → 2.739%
本日の注目イベント
- 日 9月鉱工業生産
- 中 中国 10月工業利益
- 独 独11月雇用統計
- 独 独11月消費者物価指数(速報値)
- 欧 スペイン7−9月期GDP(改訂値)
- 欧 ユーロ圏10月マネーサプライ
- 欧 ユーロ圏11月景況感指数
- 英 BOE金融安定報告書発表
- 米 感謝祭(株、債券市場は休場)
本日の「感謝祭」を前に、そろそろ「調整」があってもいいのではないかと予想しましたが、実際には昨日の
東京時間の朝方にその動きが見られたのみで、結局「円安、株高」の流れが継続しています。
昨日の朝方に101円20銭程度までドルが売られ、日経平均株価も150円程度下げる場面がありましたが、
そこからドル円は緩やかに上昇し、ほとんど押し目もないまま101円65銭程度まで上昇しました。
海外市場でもこれまでと同様その流れは変わらず、NY市場では102円台前半までドル高円安が進行しました。
昨日の日本株は下げ幅は縮小したとはいえ、結局前日比マイナスで引けており、昨日に限っては株価との相関も
やや崩れた格好になっています。
102台までドルを押し上げた要因はやはり米株の上昇でした。
NYダウは5日続伸し、引け値で4000ポイントの大台を達成したナスダックは4044ポイント引けており、
株価の上昇は留まるところを知りません。
金も大きく下落しており、原油価格は92ドル台まで下落し、約半年ぶりの安値を付けていることから、多くの資金が
株式市場に流れ込んでいるものと思われます。
前FRB議長のグリーンスパン氏はブルームバーグとのインタビューで、米経済は来年、一部のエコノミスト予想よりも
緩やかに成長する公算が大きく、最高値圏にある米株式相場については「バブル状態にはない」との認識を示しています。
グリーンスパン氏は「そうゆう結果になる可能性もあるが、現段階ではそうした状況は見当たらない」」と述べています。
もともと米株式市場のダイナミズムについてはこの欄でもたびたび触れてきましたが、来年にはダウは1万8000ドルに
達するとの見方も出て来ました。
ただ、それでもこのところの株価の上昇は急で、「いつ調整が起きてもおかしくない」との意識は持ち続けたいと思います。
ドル円はついに102円台に乗せ、どうやら「100円台の値固めは終えた」と思われます。
言うまでもなく、この先のターゲットは5月22日に記録した103円74銭ということになります。そしてユーロ円も
140円を目指す展開です。
昨日は新規失業保険申請件数が予想以上に改善しているなど、多くの経済指標が好調で、株価を押し上げ、ドルが上昇する原動力
になっています。
市場全体がかなりブル(強気)に傾いているとの印象はありますが、このままでは12月のFOMCでの「緩和縮小」の
可能性にも影響を与えそうです。
12月17〜18日に開催されるFOMCについては、現時点では「緩和縮小」は見送られるとの見方が優勢ですが、
これだけ株価が上昇し、好調な経済指標が続くと「緩和縮小」のタイミングが早まる可能性も出てきます。
FRBが「緩和縮小」に踏み切る判断基準は「雇用」です。
従って、12月6日に発表される「11月の雇用統計」が大きく改善していればその可能性が急速に高まることになりますが、
株価の連日の上昇で、「そこそこの内容」であっても「緩和縮小」に踏み切る可能性が出て来たと考えます。
9月のFOMCでは「緩和縮小」が見送られ「サプライズ」でしたが、今回は逆の「サプライズ」があるかもしれません。
多くのレジスタンスポイントをクリアしてきたドル円は、この先103円74銭まで重要なレジスタンスは見当たりません。
それでも「ストキャスティクス」の「日足」と「週足」が、過熱感を表す「80」を超えている点はやや気になります。
来年早々にも訪れる「米債務上限問題」などは完全に忘れ去られた雰囲気もあるなか、ドルショートはなかなか機能しません。
ショートメイクは避け、もしロングであれば、ひとまず決済のタイミングを探るスタンスでいいのではないかと思います。
本日は101円80銭〜102円80銭程度を予想レンジにしてみたいと思います。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 11/4 パウエル・FRB理事 「購入ペースを緩めるタイミングは経済の進展状況に左右されるため、必然的に不透明なものだ」講演で。 11/5 アスムセン・ECB理事 「ユーロ圏の景気回復は依然として極めて弱々しい」講演で。 11/5 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「経済全般の成長が現状から上向くとしても、相対的にゆっくりとしている場合、(ゼロ金利政策が)2016年の可能性があることは容易に想像し得る」CNBCとのインタビューで。 11/7 ドラギ・ECB総裁 「(ユーロ圏は)長期にわたる低インフレに直面する可能性がある」利下げ語の記者会見で。 11/19 アスムセン・ECB理事 低インフレと戦う手段としてマイナス金利を適用する場合には「極めて慎重であるべきだ」講演で。
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



