2013年12月5日(木)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は前日同様やや上値の重い展開が続く。ADP雇用者数が市場予想を
上回ったことでドル買いが見られたものの、ISM非製造業景況指数が悪化して
いたことで一時101円82銭までドル売りが進み、102円台前半に戻して
取引を終える。 - ユーロドルは方向感に欠ける展開。前日よりやや水準を下げ、1.35台
前半から後半での動きに終始。 - 株式市場はまちまちながら、ダウは4日続落。経済指標の発表を睨みながら神経質な
展開が続いたが、ダウは24ドル安で1万5900ドル台も割り込む。 - 債券相場はADP雇用者数に反応し反落。ADP雇用者数が市場予想を上回ったことで
明日の雇用統計への期待も高まり、「緩和縮小」が早まるとの見方から売られる。
10年債利回りは一時2ヵ月振りに2.85%台まで上昇。 - ドルが下落したことで金は大幅続伸。原油価格も4日続伸し97ドル台まで上昇。
- 11月ADP雇用者数 → 21.5万人
- 10月貿易収支 → 406億ドルの赤字
- 11月ISM非製造業景況指数 → 53.9
- 9月、10月新築住宅販売件数 → 35.4万件、44.4万件
ドル/円 101.82 〜102.71 ユーロ/ドル 1.3528 〜 1.3606 ユーロ/円 138.54 〜 139.23 NYダウ −24.85 → 15,889.77ドル GOLD +26.40 → 1,247.20ドル WTI +1.16 → 97.20ドル 米10年国債 +0.046 → 2.830%
本日の注目イベント
- 豪 豪10月貿易収支
- 欧 ECB政策金利発表
- 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
- 英 BOE政策金利発表
- 米 7−9月期GDP(改定値)
- 米 新規失業保険申請件数
- 米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
- 米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
ドル円は欧州市場で102円84銭まで買われる場面もありましたが、日経平均株価の大幅下落を背景にドル売り
が勝り、NY市場では前日のドル安値を下回る101円82銭まで円高に振れました。
しかし前日と同様に101円台ではドル買い意欲も強く、102円30−40銭まで押し戻されて取引を終えました。
為替を含む金融市場に、これまでとはやや異なる変化が見られます。
NY株式市場ではダウは4日続落し、直近の最高値から既に200ドル程下落しています。
連日最高値を更新し、株式に対する強気の見方がやや後退しています。
本欄では何度も株価の上昇に対する懸念を述べてきましたが、量的緩和の継続という材料だけで上昇しつづけるには
限界もあり、年末を控え利益確定の売りが出易い状況になっているようです。
株式を手放した資金は、金や原油市場に向かっています。
これまで大きく売られてきた金は約2ヵ月振りの水準まで上昇しています。
原油価格も同じく97ドル台まで上昇して来ました。
代表的な商品市況であるCRBも上昇しています。
ドル円も下値は底堅いものの、2日続けて102円割れをテストしました。
今のところすぐに102円台に押し戻され、101円台が定着する動きには至っていませんが、ドルの上値も徐々に
切り下がっています。
仮にこのまま100円台まで下落すれば、103円38銭が直近のドル高値になることも考えられますが、現時点では
その可能性は低いと見られます。
米長期金利は9月18日以来となる2.85%台まで上昇しました。
ADP雇用者数が市場予想の17万人の増加に対して、21万5000人増加していたことで、明日の雇用統計でも
上振れするのではないかとの期待が膨らみ、今月のFOMCで「量的緩和縮小」が決定されるとの観測が高まった
ことが背景です。
ADP雇用者数の21.5万人増加は1年振りの水準になります。
実際、このところの米経済指標の多くは良好です。
現在、17〜18日に行われるFOMCで「量的緩和縮小」に踏み切る可能性は五分五分と見ています。
従って、明日の雇用統計でも市場予想を大きく上回るようだと、その確率はさらに高まることになります。
ドル円は上値が徐々に重くはなっていますが、2日連続で101円台から押し戻されたことでローソク足では
売り買いが拮抗してる「十字架」が出現しています。
まだ、上昇トレンドの中での「調整」と見ていいのではないかと予想しています。
予想レンジは101円90銭〜103円程度と見ますが、値幅が大きくなっています。
ポジションの管理には注意が必要です。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 12/3 スティーブンス・RBA総裁 「豪ドルは依然不快なほど高い。成長達成のため(豪ドル下落が)必要になる公算が大きい」政策金利据え置きを決めた後の会見で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



