2013年12月9日(月)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 「11月の雇用統計」を受け、ドル円は102円台前半から103円を 伺う水準まで上昇。雇用者数、失業率も改善しており、NY株式市場が 急反発を見せたことで「リスクオン」が加速し、ドルを押し上げる。
- ユーロドルも反発し、一時10月末以来の1.37台に乗せる。 ユーロ円が5年振りに141円台まで上昇したことも、ユーロドルを支えた。
- 株式市場は急反発。良好な米景気が確認されたことで、ダウは6日振りに反発し 前日比198ドル高の1万6000ドルの大台を回復。
- 債券相場は雇用統計発表直後に売られたものの、小じっかり。雇用統計は 良好だったものの、すぐに「緩和縮小」に結びつくものではないとの見方が優勢。
- 金は反落。原油価格は小幅に続伸。
- 11月非農業部門雇用者数 → 20.3万人
- 11月失業率 → 7.0%
- 10月個人所得 → −0.1%
- 10月個人支出 → +0.3%
- 10月PCEコアデフレーター → +0.7%
- 12月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) → 82,5
ドル/円 102.19 〜102.97 ユーロ/ドル 1.3620 〜 1.3706 ユーロ/円 139.60 〜 141.05 NYダウ +198.69 → 16,020.20ドル GOLD −2.90 → 1,229.00ドル WTI +0.27 → 97.65ドル 米10年国債 −0.01 → 2.860%
本日の注目イベント
- 日 10月国際収支
- 日 第3四半期GDP(二次速報)
- 日 11月景気ウォッチャー調査
- 中 中国 11月消費者物価指数
- 中 中国 11月生産者者物価指数
- 独 独10月貿易収支
- 独 独10月鉱工業生産
- 英 カーニー・BOE総裁講演
- 米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
- 米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
- 加 カナダ11月住宅着工件数
NYダウは1万6100ドル近辺まで連日最高値を更新した後6日続落し、歩調を合わせるようにドル円も
103円38銭と、5月以来の高値を記録したあと「調整」が続き、101円台半ばまで円が買い戻されていました。
基本的な流れは「ドル上昇局面での一時的な調整」と予想し、流れが再び元に戻るとすれば「11月の雇用統計」が
きっかけになると見ていましたが、先週末の指標発表後の動きは正にその通りでした。
「11月の雇用統計」では、非農業部門雇用者数が市場予想の18万3000人に対して20万3000人。
失業率は7.2%に対して7.0%と、依然として米労働市場は回復傾向にあることが確認されました。
これで雇用者数は2ヵ月連続で、FRBが目標とする20万人を超え、失業率は約5年振りの低水準です。
こちらの方はFRBの目標が「6.5%以下」ということなので、まだその差が埋まりませんが、近いうちに
「7.0%」の壁は下回ってくると予想されます。
このところ注目されている「労働参加率」も前月の62.8%から、63.0%に改善しています。
ドル円はこの発表を受け、一時102円97銭までドル高円安が進み、103円台乗せには至りませんでしたが、
NY市場ではほぼ高値圏で引けています。
週明けのオセアニア市場では103円台に乗せています。
株式市場の方も「調整」を終え、大きく反発しました。
ダウは前日比198ドル高で、一気に1万6000ドル台を回復しています。
NYダウは「30銘柄」で構成されていますが、この日は全ての銘柄が上昇しました。
株価が急速に上昇したことでシカゴの「VIX指数」(恐怖指数)も低下し、投資家の「リスク許容度」が急速に
高まり、低金利の円売りが進んでいます。
円は対ドルで売られたばかりではなく対ユーロでは141円台まで売られ、これは2008年10月以来、
約5年振りの水準を記録したことになります。
またポンド円も一時168円台と、直近の高値圏まで売られるなど、「円全面安」の展開です。
「11月の雇用統計」が良好な結果に終わったことで、次の焦点は17−18日のFOMCの動向に移ります。
市場では、次回のFOMCで「緩和縮小」が決定されるかどうかは「五分五分」という見方が主流ですが、個人的には
もう少し「タカ派的」です。
米経済指標は「雇用」だけではなく、例えば先週末のミシガン大学消費者マインド指数も「82.5」と
前月より大幅に改善しています。
その他にもGDPの改定値、ADP雇用者数など、概ね改善傾向を示しており加えて、株価は堅調に推移しています。
個人的には、タイミング的にも「緩和縮小」を決定しやすい状況が整ってきたと考えています。
「緩和縮小」に踏み切れば、株式と債券が再び「調整入り」する可能性が高まります。
しかし、先週末の株価に見られたように「緩和縮小観測」が高まったにも拘わらず、株価は急騰しました。
米景気の良さに素直に反応したものと思われますが、「緩和縮小」は株価に取ってマイナス面だけではないことを
市場が織り込み始めたと見ることもできます。
今月のFOMCで「緩和縮小」が決められるのか、あるいは来年3月まで持ち越されるのか、それによって
株式、債券市場が一旦は売られることになると思われますが、株式に反応すれば「ドル安円高」、債券に反応すれば
「ドル高円安」に振れやすいことになり、このあたりの予想は簡単ではありません。
今週ドル円は再び、103円台半ばから上値を目指すことになりそうです。
3日連続で101円台半ばから後半を試しましたが、全て押し戻されています。
101円台半ばが「底固い」ことが確認されたとも言えそうです。
今週は2日に記録した103円38銭を試しに行くと見ていますが、その先には5月の高値103円74銭があります。
ここを抜けるかどうかは、今週の日経平均株価次第ではないかと見ています。
株価の上昇に弾みがつくようなら、103円74銭突破もあり得るかも知れません。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 12/3 スティーブンス・RBA総裁 「豪ドルは依然不快なほど高い。成長達成のため(豪ドル下落が)必要になる公算が大きい」政策金利据え置きを決めた後の会見で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



