2013年12月11日(水)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 103円台前半でもみ合っていたドル円は、欧州市場に入ると値を下げ 102円台に。ユーロドルの上昇に引っ張られる形で円高が進み、NY市場では 102円57銭までドル安が進む。長期金利の低下や株価の下落が重しとなった。
- ユーロドルは続伸。イタリアの鉱工業生産が拡大したことや、ドラギ総裁が インフレは落ち着いていると発言し、ECBによる追加利下げ観測が後退。 ユーロドルは、1.37台半ばから1.3795まで買われる。 142円台前半まで買われたユーロ円は利益確定の売りに押され、上昇が一服。
- 株式市場は反落。来週のFOMCを巡る思惑などもあり、利益確定の売りが優勢に。 ダウは52ドル下落し、再び1万6000ドルの大台を割り込む。
- 債券相場は続伸。3年債入札が好調だったことと、債券購入縮小の開始時期を 見極める動きが続き、長期金利は低下し2.8%を割り込む。
- 金は続伸。対ユーロでドルが売られたことで買いを集め、26ドル高。
原油価格は続伸し、10月末以来となる98ドル台まで上昇。
ドル/円 102.57 〜102.98 ユーロ/ドル 1.3749 〜 1.3795 ユーロ/円 141.27 〜 141.82 NYダウ −52.40 → 15,973.13ドル GOLD +26.90 → 1,261.10ドル WTI +1.17 → 98.51ドル 米10年国債 −0.051 → 2.797%
本日の注目イベント
- 米 11月財政収支
- 米 ルー財務長官、IMFで証言
ドル円は103円台でもみ合い、ここから103円74銭を目指すのか、あるいは一旦102円台まで下落し、
仕切り直しを見せるのか注目されましたが、NY株式市場が軟調だったことや、米国債が買われ、長期金利が低下
したことで102円台半ばまで押し戻されています。
それでも102円57銭で下げ止まったことで、短期的なチャートではドル売りシグナルが出ているものの、
「日足」など中長期のチャートでは上昇トレンドを維持しています。
ただ、ここでも一目均衡表の「基準線」は横ばいを示しており、この先もみ合いが続くことを暗示していることから
すぐに103円74銭をテストする状況ではないことが確認できます。
株式市場の動きを見ても、11月末までNYダウは連日史上最高値を更新し、1万6090ドル近辺まで上昇しました。
日経平均株価もこの動きに引っ張られ1万5800円目前まで上昇しましたが、その後足踏みが続いています。
また、商品市況を見ても、このところ金や原油価格の上昇が目立ちます。
このことから一部の足の速い資金が、「株式市場から商品市場にシフトした」と見ることができそうです。
円のポジションについては、12月3日時点の建て玉を見ると、依然として円売りポジションが積み上がっていることが
確認できます。
ネットで13万3000枚を超える「円売りポジション」を維持していました。
ドル円は3日以降に3度も101円台まで下落していることから、今週末に発表されるポジションでは売り枚数が
減少している可能性もありますが、下落幅からすると大幅に減少しているとは思えません。
ドル円は再び103円台に乗せ上値を伺う展開になろうかと思われますが、上記株価などの支援材料が必要なのも
明らかです。
今年も残すところあと20日です。
このころになると来年以降を見据えたポジションの作成を考える時期にもなります。
大方の専門家は、来年はさらに「株高円安」が進むと予想しているようです。
だとすれば、ドル円が調整し下落した際には「ドルロング」に入りたいところですが、なかなかそのタイミングが
来ないのが実情です。
多くの個人投資家がドルの下落を待っている状況かもしれません。
これは当社ジャバ版チャートの「ディールスコープ」を見ることでも確認できます。
通常、個人投資家はドル買いのポジションを多く作る傾向があります。
そのため、売り買いネットでは「常に買いポジションに傾く」ことになります。
ところが10月以降、「ネットで売り持ち」に転じた日が多くあります。
昨日朝方時点ではネットで3千万ドル程度の売り持ちでしたが、その後海外でドルが下落したため、103円台の
売りを買い戻したことや、新規で買ったことで、今朝は「ネット買い持ち」に転じています。
今回のドル高局面では個人投資家はドル売りで攻めて、それまでのロングを決済した後も、ドルを売り上がったことが
見て取れます。
一方方向に振れ易い足元の相場展開には注意が必要です。
本日のレンジは102円30銭〜103円30銭程度と予想します。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 12/3 スティーブンス・RBA総裁 「豪ドルは依然不快なほど高い。成長達成のため(豪ドル下落が)必要になる公算が大きい」政策金利据え置きを決めた後の会見で。 12/9 ブラード・セントルイス連銀総裁 「労働市場のデータのみに基づけば、資産購入ペースの減速の可能性は高まってきている」講演で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



