今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年9月22日(月)


おはようございます。


先週の金融市場は大きく揺れました。

リーマンの破綻から始まり、バンカメ、メリルの合併、モルガンスタンレーのワコビア買収の

噂、AIGへの公的資金注入、週末には合意には至らなかったものの、モルスタとシティー

グループの合併交渉があったことも報道されました。

今回の金融危機で、長い歴史に終止符を打ち退場させられた金融機関、あるいは今回の危機を

チャンスと捕らえ、これまで自社が弱かった部門を買収する金融機関など金融再編成が加速されました。

リスクを取らなければ生き残れませんが、リスクを取りすぎても生き残れないことを今回の危機は教えてくれました。

さぁ、今週も頑張りましょう。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米金融当局による総合金融対策に市場は大きく反応しました。
  • ドル円は大きく上昇し108円04銭。
  • NYダウも急騰し、前日同様一時460ドル高まで買われ、引けは368ドルでした。

ドル/円106.69 〜 108.04
ユーロ/円152.81 〜 155.53
NYダウ+368.75 → 11,388.44ドル
Gold−32.30 → 864.70ドル
WTI+6.67 → 104.55ドル
米10年国債+0.267 →  3.816%


本日の注目点

  • トリシェECB総裁講演(スロバキアにて)

チームアメリカ」の勝利か・・・?

先週に金融混乱に対して米金融当局は総力をあげ対策を打ちたてました。

週末には75兆円もの公的資金を投入して不良債権買取機関を創設するという。

またMMFの保護のためにも基金を設立し金融安定化を図るという内容です。

規模もさることながら、そのスピードの速さに市場は大きく反応しました。

ドル円は107円台後半のストップロスを巻き込み108円台まで上昇。

NYダウも一時、460ドルまで買われ、引けは368ドル高でした。

とりわけNYダウはSECの「空売り規制」の効果もあり、二日間で800ドル

近い上昇を見せました。

市場はとりあえず好感しましたが、問題はここからです。

『アメリカ売り』は止まったものの、本質は住宅価格が下げ止まるかということです。

また、住宅ローンのみならず、一般の貸付や自動車ローンの不良債権化も進んでいるとの

指摘もあり、その影響をうけた銀行の破綻も考えられます。

最大の危機は回避できたようですが、景気後退、雇用悪化、など実態経済への影響は

避けられないはずで、今後の経済指標待ちになりそうです。

もう一波乱も二波乱もありそうな気がします。


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What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
9/11 ボラード
NZ総裁
NZ経済が軽度のリセッション(景気後退)局面にあることは明らか
インフレ期待は依然懸念だ
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9/4 トリシェ
ECB総裁
景気の先行きについて「次第に下振れリスクが高まっている。」と発言。
ECB総裁 インフレへの警戒については「物価安定のためならあらゆる手段
をとる。」と発言
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9/4 ユンケルルクセンベルク
首相(ユーロ圏議長)
「ユーロは過大評価されている。」 ユーロ・円155円台→151円台へ
ユーロ・ドル1.45→1.43台へ

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和