2013年12月12日(木)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は102円台後半がやや重くなる中、NY株式市場が続落
したことでリスクオフが進み、一時102円14銭まで円が買われる。
102円台は維持できたことで、引けにかけてはドル買い戻しが入り
102円35−45銭で取引を終える。 - イタリアなど南欧諸国の国債が買われ、利回りが低下したことで
ユーロドルは1.38台まで続伸。約1ヵ月半ぶりに高値を記録。 - 株式市場は続落。米議会が財政協議で合意したため、来週のFOMC
で緩和縮小に踏み切りやすいとの見方が株価を押し下げる。
ダウは129ドル安で1万5900ドル台を割り込む。 - 債券相場も財政協議の合意を受けて反落。10年債入札が低調だった
ことも価格を押し下げ、長期金利は2.84%まで上昇。 - このところ上昇傾向だった金と原油はともに反落。
- 11月財政収支 → 1352億ドルの赤字。
ドル/円 102.14 〜102.74 ユーロ/ドル 1.3762 〜 1.3811 ユーロ/円 141.07 〜 141.63 NYダウ −129.60 → 15,843.53ドル GOLD −3.90 → 1,257.20ドル WTI −1.07 → 97.44ドル 米10年国債 +0.049 → 2.846%
本日の注目イベント
- 豪 豪11月雇用統計
- 欧 ECB月例報告
- 欧 ユーロ圏10月鉱工業生産
- 米 11月小売売上高
- 米 新規失業保険申請件数
ドル円は103円台が徐々に重くなり、昨日は102円台後半でも重いイメージでした。
やはり株価の行方が相場を左右し、NY市場ではダウ平均株価が129ドル安と、最近としては大幅な下落を
見せたことで、ドル円も一時102円14銭まで下落しています。
昨日の朝方、米国では超党派の委員による財政協議で合意に達したというニュースが入りドルが買われる場面も
ありましたが、これが株式、債券市場には重しとなってともに売られました。
しかし来年に向けてはドル高要因で、今年の10月に見られた「政府機関の閉鎖」がこれで回避できる
との見通しで、今後の暫定予算や、債務上限問題でも合意に向け一歩前進したと見られます。
ただ今回の合意で、来週のFOMCで緩和縮小が決定されるとの見方が急速に高まってきたのも事実です。
雇用統計を始め、このところの経済指標を見る限り緩和縮小への条件は整ってきました。
それでも慎重なFRBは10月の議会の混乱を考えると、すぐに縮小を開始するには躊躇し、できれば議会での
協議の結果を見極めたいところです。
昨日の超党派の合意では、連邦政府の歳出削減枠を2年間で600億ドル(約6兆1500億円)緩和することや、
その財源として年金掛け金の引き上げなどを盛り込んでいます。
このまま債務上限問題まで合意に向かうかどうかは予断を許しませんが、10月の様な混乱は避けられそうな
見通しです。
FRBの心配がやや緩和されたと見られます。
ドル円は今月初めに103円台まで順調に上昇し、その後「小幅な調整」が見られましたが、それでも
ドルの下落は101円台半ば水準まででした。
今週は良好な雇用統計を受け、103円39銭までドルが再び買われましたが、5月の高値への警戒感は根強く、
一気に103台後半を試しに行く展開ではありません。
そしてここ2日は、日米株安を背景にドルの下値を試す流れになっています。
依然として101円台半ばは底堅いと予想されることから昨日のように、102円に近付く水準ではドル買い意欲
も旺盛かと思います
ここまで来ると焦点は来週のFOMCの行方です。
上述の様に、財政協議の合意を受けて緩和縮小観測が高まってはいるものの、まだその確率は五分五分と見ています。
相場の予想をより複雑にしているのは、仮に実施された場合の為替市場の反応が不透明なことです。
昨日のように米国の株と債券が売られた場合、株価の下落に反応すれば「ドル安円高」ですが、金利上昇の債券に
反応すれば「ドル高円安」に振れると見られるからです。
ただいずれにしても、FRBが緩和縮小に踏み切るのは「時間の問題」です。
そうだとすれば、緩和縮小は「ドル高要因」であることを意識しながら、ドルが下落した際には少しづつ拾っていく
方向が基本だと思います。
本日も日経平均株価が下落した際に、どこまでドルが売られるのかを見極めたいと思います。
予想レンジは102円〜103円程度と見ています。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 12/3 スティーブンス・RBA総裁 「豪ドルは依然不快なほど高い。成長達成のため(豪ドル下落が)必要になる公算が大きい」政策金利据え置きを決めた後の会見で。 12/9 ブラード・セントルイス連銀総裁 「労働市場のデータのみに基づけば、資産購入ペースの減速の可能性は高まってきている」講演で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
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