今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2013年12月13日(金)




おはようございます。




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は小売売上高が予想を上回る伸びを見せたことから 再び103円台に。緩和縮小観測が根強く、株式、債券ともに 下落したが、この日は債券に反応した格好。ドル円は103円35銭 まで上昇し、この日の高値で引ける。
  • ユーロドルは欧州時間に1.38台に乗せたものの、ドル高が 進んだことで緩やかに下落し1.37台前半までユーロが売られる。 それでも対ドルで円の下落幅が大きかったためユーロ円は再び142円台に。
  • 株式市場は3日続落。来週のFOMCで緩和縮小に動くとの 警戒が広がり、ダウは2日連続で100ドルを超す下落。
  • 債券相場も続落。小売売上高が予想以上の伸びを見せたことで 緩和縮小警戒感が拡大。10年債利回りは2.88%台まで上昇。
  • ドルが上昇したことで金は32ドル安と、大幅に下落。 原油価格は小幅に反発。
  • 11月小売売上高 → +0.7%
  • 新規失業保険申請件数 → 36.8万件
    ドル/円102.65 〜103.35
    ユーロ/ドル1.3738 〜 1.3784
    ユーロ/円141.38 〜 142.01
    NYダウ−104.10 → 15,739.43ドル
    GOLD−32.30 → 1,224.90ドル
    WTI+0.06 → 97.50ドル
    米10年国債+0.037 → 2.883%



    本日の注目イベント

  • 日   10月鉱工業生産(確報)
  • 米   11月生産者物価指数







    ドル円は再び103円台に乗せ、NY市場ではドル高値引けで、早朝のオセアニア市場では103円60銭台まで


    ドル高が進み、今週10日に記録した103円39銭を大幅に更新しています。


    NY市場では、好調な経済データに「緩和縮小」観測が広がり、株安、債券安が進み、この日は前日と異なり


    債券価格の下落(金利の上昇)に反応し、ドル買い円売りが進行しています。





    NYダウは3日続落し、これで11月27日に記録した史上最高値からは300ドル以上下落したことになり、


    ここ2日間は100ドルを超える下げに見舞われています。


    しかしドル円は、株価の下落に伴う「リスクオフ」には反応せず、ドル高に振れています。


    この動きは昨日の東京時間でも起きており、日経平均株価が先物主導で下げ幅を拡大していたにも拘わらず、


    ドル円ではむしろ「ドル買い優勢」の状況でした。


    日米で株価の調整がみられる中ドル円が堅調なのは、やはり「緩和縮小」が近いということの表れかと思われます。





    昨日のNY市場では新規失業保険申請件数が市場予想の32万件に対して、36万8000件と予想を大きく


    上回ったことには反応せず、小売売上高が市場予想を0.1ポイント上回ったことに反応し、来週のFOMCで


    「緩和縮小」に踏み切るとの見方が拡大しました。


    「緩和縮小」に対する株式市場と債券市場の反応はシンプルですが、為替がその両市場のどちらにより反応するのかは


    定まっていません、


    ただ、昨日も述べましたが、「緩和縮小」が「時間の問題」だとするなら、将来的には「ドル高円安要因」である


    ことは意識しておくべきでしょう。





    さて、ドル円は今月に入り上昇ペースを速めていますが、3日に103円38銭、そして10日に103円39銭と


    上昇しながらも高値警戒感と、5月の103円74銭が意識される展開が続いてきました。


    今朝の早い時間には103円65銭程度まで上昇し、これまでとは明らかに異なる動きを見せています。


    恐らく今回は上記今年の最高値103円74銭を抜くものと予想します。


    正に「三度目の正直」というところでしょうか。





    11月中旬に日足の「三角もちあい」を上抜けした際もそうでしたが、重要なポイントを超えた所には


    「ストップロス」が設定されているケースがこれまでも多く見られます。


    今回も今年のドル最高値を更新する103円80−90銭レベルには「ストップのドル買い」が設定されている


    可能性があるため注意が必要です。


    そもそも為替だけではなく、株の世界にも「新値は買え」という言葉があります。


    既に100円台は底固めをしたのではないかとこの欄でも述べてきましたが、上記今年のドル最高値を更新するような


    状況になると、その可能性はますます高まります。





    本日のレンジは「感」による部分が大きいのですが、103円10銭〜104円50銭程度を予想したいと思います。





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    猪瀬東京都知事が窮地に立たされています。


    都議会では連日「5000万円問題」を追及され、その答弁に四苦八苦している様子が


    テレビから伝わってきます。


    既に声には張りがなく、やっと絞り出している様子。


    顔色も悪く、ほほには汗が流れています。


    状況を見ると、真相を追究するというより可哀そうという


    言葉がでてきそうです。


    都知事とは大変な仕事の様です。





    良い週末を・・・・。












    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    12/3 スティーブンス・RBA総裁 「豪ドルは依然不快なほど高い。成長達成のため(豪ドル下落が)必要になる公算が大きい」政策金利据え置きを決めた後の会見で。
    12/9 ブラード・セントルイス連銀総裁 「労働市場のデータのみに基づけば、資産購入ペースの減速の可能性は高まってきている」講演で。

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和