2014年1月9日(木)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は欧州時間に105円12銭まで買われたものの、NY市場では
上値が重く104円台半ばから105円前後で推移。ADP雇用者数が
予想を上回ったことや、長期金利の上昇には反応せず、104円70−80銭で
取引を終える。 - ドル高が進んだことからユーロドルは1.36台を割り込み下落。
FOMC議事録に反応し一時は1.3554までユーロ安が進む。 - 株式市場は反落。FOMC議事録で、金融安定へのリスクが生じる恐れがある
との懸念を表明したことが明らかになったことに反応。ダウは68ドル安。 - 債券相場は反落。ADP雇用者数が予想を上回ったことや、金融当局が緩和政策
の縮小を続けられるほど経済成長は加速しているとの見方から、価格は下落し
長期金利は上昇。 - 金価格は続落。原油価格も反落し、約1ヵ月半ぶりに92ドル台まで売られる。
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- 12月ADP雇用者数 → 23.8万人
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ドル/円 104.68 〜105.06 ユーロ/ドル 1.3554 〜 1.3618 ユーロ/円 142.11 〜 142.76 NYダウ −68.20 → 16,462.74ドル GOLD −4.10 → 1,225.50ドル WTI −1.34 → 92.33ドル 米10年国債 +0.050 → 2.993%
本日の注目イベント
- 豪 豪11月小売売上高
- 豪 豪11月住宅建設許可件数
- 独 独11月鉱工業生産
- 欧 ECB政策金利発表
- 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
- 英 BOE政策金利発表
- 米 新規失業保険申請件数
- 加 カナダ12月住宅着工件数
昨日この欄では、日経平均株価の上昇を手掛かりに105円を試す展開があるかもしれないと書きましたが、
東京時間の午後には105円ちょうどまでドル高が進み、一旦はその水準で上値を抑えられましたが、その後の
欧州時間には105円12銭まで上昇し、昨年末以来の105円台乗せを見せました。
ただ、NY市場ではドル買いは続かず、104円台半ばまで下落する場面もあり、105円台が定着するか、
あるいは再び104円を目指すかどうかは、明日の雇用統計に委ねられたようです。
昨日の日経平均株価は後場に一段高となり、引け値では300円を超す大幅高で一気に1万6100円台を
回復しました。
年初来続いていた「嫌な雰囲気」もこの上昇で吹き飛んだ格好でしたが、この勢いがそのままNY市場へ
引き継がれないところに一抹の不安を残します。
ドル円は104円70銭辺りから根強いドル売りをこなし、105円台を回復しましたが、まだこのまま
昨年末の105円45銭のドル最高値を更新する状況ではないと思われます。
株式市場が不安定なことに加え、米長期金利も3%超えが定着しません。
下値は104円前後で固まりつつあると思われますが、米緩和縮小がこの先順調に実施されるのか、あるいは
緩和縮小が極めて緩やかに行われるのかを見極める必要がありそうです。
昨日公表された昨年12月17〜18日のFOMC議事録では、「参加者の過半数は、購入が継続する中、
購入に伴う限界的な効果は低下しつつある可能性が高いと判断した」と記されていました。
ここでは今後の購入額縮小の具体的なスケジュールについては触れていないため、今月28−29日に予定
されている会合で、購入ペースを段階的に減速させる次のステップが検討されるものと思われます。
ただ、「幾人か」のメンバーは「他の多くの指標は、経済の進展は労働市場の完全な回復と一致する水準に
届いていないことを示している」(ブルームバーグ)と指摘しており、月100億ドル減額する今回の縮小が
このまま段階的に減額されていくかどうかは予断を許しません。
さて、ドル円は105円台前半から104円台半ばまで下落したことで、短期的な方向を示す「1時間足」では
MACDがデッドクロスを示しています。
それでもまだ同指標は「プラス圏」で推移しているため、上昇過程での調整と捉える事ができそうです。
重要な「200日線」や「120日線」が集まってきている104円60−70銭あたりがサポートされる
と見ることもできそうです。
105円台が安定的に定着するかどうかは、やはり明日の雇用統計を確認するしかありません。
予想は、非農業部門雇用者数が19.5万人、失業率は前回と同じ7.0%と見られています。
本日のレンジは104円40銭〜105円30銭程度と予想いたします。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 1/3 バーナンキ・FRB議長 「金融環境は改善し住宅市場の不均衡もかなり是正されている。また財政面からの抑制が低下し、そしてもちろん金融緩和政策は継続している。 これらの要素が相まって、向こう数四半期に経済が成長する上で望ましい状況となっている」 1/7 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「今の景気回復は緩慢過ぎる。金融政策の尚早な引締め経済情勢の一段の正常化を遅れさせたくはない」講演で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



