今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2014年1月17日(金)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は東京時間に104円92銭まで上昇したが105円には 届かず。海外市場では緩やかに下落し、NY市場では一時104円15銭まで 売られる。経済指標は好調だったものの、株価の下落と長期金利の上昇が一服 したことが重しに。
  • ユーロドルは方向がなく、1.36台半ばから1.35台後半でもみ合い。 対円では142円台後半まで買われたが、その後は大きく値を崩す。
  • 株式市場は反落。シティーグループなどの決算が期待外れだったことを手掛かりに ダウは64ドル安。
  • 債券相場は反発。失業保険継続受給者の増加や株価の下落を背景に債券価格は 3日振りに上昇。長期金利は2,84%台まで低下。
  • 金は小幅に反発し、原油は反落。
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  • 12月消費者物価指数 → +0.3%
  • 新規失業保険申請件数 → 32.6万件
  • 1月フィラデルフィア連銀景況指数 → 9.4
  • 1月NAHB住宅市場指数 → 56
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    ドル/円104.15 〜104.62
    ユーロ/ドル1.3583 〜 1.3650
    ユーロ/円141.70 〜 142.40
    NYダウ−64.93 → 16,417.01ドル
    GOLD+1.90 → 1,240.20ドル
    WTI−0.21 → 93.96ドル
    米10年国債−0.042 → 2.840%



    本日の注目イベント

  • 英   英12月小売売上高
  • 米   12月住宅着工件数
  • 米   12月建設許可件数
  • 米   12月鉱工業生産
  • 米   1月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
  • 米   決算発表 → モルガンスタンレー、GE







    順調に上昇を続けてきたドル円は105円を目前に一旦上昇が止まっています。


    昨日の昼過ぎに日経平均株価の上昇を手掛かりに、104円92銭までドル高が進みましたが、105円には


    届かず。海外市場ではジリ安となりドル売りが優勢でしたが104円台は維持しています。





    米国の経済指標は相変わらず好調でしたが、2日連続で100ドルを超える株価の上昇が一服したことで


    ドル円の上値も重くなり、予想したように103円ー105円のレンジに収まりそうな展開です。


    105円台を回復するにはさらに強いドル支援材料も必要ですが、一方で「雇用統計ショック」からは早くも


    癒えたような気配です。





    豪ドルの下げが加速しています。


    昨日発表された12月の雇用統計では、失業率は5.8%で市場予想通りでしたが、雇用者数が予想の1万人


    増加に対して、2万2600人の減少でした。


    パートタイムの雇用者は9000人増加しましたが、フルタイムの雇用者は3万1600人減少したことが


    影響しました。





    この結果を受け、豪ドル円は93円前後から91円台半ばまで下落し、約1ヵ月振りの安値を記録しています。


    92円から93円台で比較的安定していましたが、今回の急落でレンジを「下っ放れた」格好です。


    また、対ドルでも一時は0.8810まで売られ、2010年8月以来の安値を付けています。


    ブルームバーグによると、7月までに利下げが実施されるという予想が24%から45%に上昇している


    ようです。





    オーストラリアでは鉱山への投資が後退し、頼みの中国の経済成長も7.5%から7.7%程度に減速しており


    景気後退が避けられない状況です。


    オーストラリア準備銀行のスティーブンス総裁は、事あるごとに豪ドル高を懸念する発言を繰り返してきました。


    昨年には「対ドルで0.85まで下落しても驚かない」と発言したこともあり、徐々にその水準に近づいて


    きたとも言えそうです。


    ただ、対円では「ドル高円安」の影響から、それほど豪ドル円が下落しているわけではありません。


    今後も「ドル高円安」が継続するという前提に立てば、90円以下では豪ドルを買う場面を探してもいいのでは


    ないかと考えています。





    残すところ2週間余りで退任するバーナンキ議長がワシントンで講演を行いました。


    量的緩和策は経済に貢献している一方で、資産バブルを作り出している直接的な兆候はないと語っており、


    債券購入プログラムについて「少なくとも多少の効果はあった。伝統的な金融政策ではできることに限りが


    あり、当局は追加措置を講じる必要性を感じた」と、QE3を振り返っていました。


    来月からはイエレン新議長にバトンタッチするわけですが、市場のアノマリーの一つに「FRB議長が代わった


    年には大事件が起こる」というものがありますが、今年はどうでしょうか・・・。


    予想レンジは103円80銭〜104円80銭程度といったところでしょうか。


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    連日寒い日が続いています。


    朝起きる際に、自分との戦いが大変です。


    早く3月が来ればいいのにと思いながら駅に向かいますが、


    それでも電車乗っている途中で東の空が明るくなるのに気づくころになりました。


    あともう少しの辛抱です。


    良い週末を・・・・。












    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    1/3 バーナンキ・FRB議長 「金融環境は改善し住宅市場の不均衡もかなり是正されている。また財政面からの抑制が低下し、そしてもちろん金融緩和政策は継続している。 これらの要素が相まって、向こう数四半期に経済が成長する上で望ましい状況となっている」
    1/7 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「今の景気回復は緩慢過ぎる。金融政策の尚早な引締め経済情勢の一段の正常化を遅れさせたくはない」講演で。

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和