今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2014年1月31日(金)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は102円台半ばから後半で推移。米第4四半期GDPが
    3.2%だったことから、米景気が依然として拡大しているとの見方が
    ドルを支え、一時102円89銭まで上昇したが、103円には届かず。
  • ユーロドルはドイツの経済指標が悪化していたことを嫌気して下落。
    1.36台半ばから1.35台半ばまで売られ、1週間振りの安値圏で引ける。
  • 株価は反発。前日の大幅安の反動もあり、GDPの結果を好感しダウは
    109ドル高。S&P500は今週の大幅な下げ幅を埋める上昇を見せる。
  • 債券相場は小幅に反落。ここ1週間近く、新興国の通貨不安の材料で買われて
    きたが、利益確定の売りも出た模様。長期金利は2.69%まで上昇。
  • 金は反落し、原油は小幅ながら続伸し98ドル台に乗せる。
    *********************************************
  • 10−12月期GDP(速報値) → +3.2%
  • 新規失業保険申請件数      → 34.8万件
  • 12月中古住宅販売成約指数   → −8.7%
    *********************************************

    ドル/円102.45 〜102.89
    ユーロ/ドル1.3544 〜 1.3590
    ユーロ/円139.11 〜 139.60
    NYダウ+109.82 → 15,848.61ドル
    GOLD−19.70 → 1,242.50ドル
    WTI+0.87 → 98.23ドル
    米10年国債+0.007 → 2.695%



    本日の注目イベント

  • 日   1月失業率
  • 日   1月消費者物価指数
  • 日   12月鉱工業生産
  • 欧   ユーロ圏12月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏1月消費者物価指数(速報値)
  • 米   12月個人所得
  • 米   129月個人支出
  • 米   12月PCEコアデフレーター
  • 米   1月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   1月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
  • 加   カナダ11月GDP







    昨日のドル円はこのところの動きとしては比較的落ち着いた動きを見せましたが、依然として新興国通貨の


    先行き不安が残っていることから、良好な経済指標を好感して買われたものの、103円台には届いていません。


    101円台を2度試しいずれも押し戻される展開から、この水準は底固いと見られるものの、まだ本格的に


    ドル買いを進める状況ではないようです。





    ドル円は終始102円台半ばから後半で推移しました。


    米第4四半期GDPが3.2%と発表され、市場予想を若干上回り、米景気の力強さを示した格好になりました。


    個人消費がここ3年で最大の伸びを示し、貿易赤字の減少とともにGDPを押し上げる要因になっています。





    不安定な動きが続いている新興国通貨では、トルコが再利上げの可能性を示唆し、ロシアでは通貨安に対する無制限の


    介入を表明するなど、投機的な新興国通貨売りに対しては断固阻止する姿勢はみせているものの、高インフレ率や


    政情不安などを抱えていることもあり、依然として先行きの不安を払拭するには至っていません。


    そのため、米株市場が100ドルを超える反発を見せた割には長期金利はそれほど上昇していません。


    安全資産である米国債へのシフトが見込まれていることが伺えます。





    このように依然として「リスクオフ」の流れが継続していると見られることから、まだ足元のドル円の上昇は限定的


    かと思われます。


    株価も連日不安定な動きを見せており、昨日のように上下の値幅も大きくなっています。


    落ち着きを取り戻すには時間がかかりそうですが、直近1月24日の高値である104円84銭から


    27日の安値101円77銭までの下落幅を基準に「フィボナッチ・リトリースメント」を確認してみると、


    38.2%戻しが102円95銭であることから、現在この水準を試しに行く過程にいるかと思われます。


    また、仮にこの水準を上抜けした場合には、次のターゲットは50%戻しにあたる103円31銭が意識されそうです。





    本日は103円台まで上昇する勢いがあるかどうかがポイントですが、103円台には届かず、反対に102円半ばを


    割りこんで取引を終えるようだと、再び101円台をテストする可能性もあると予想しています。


    今日で1月も終わりますが、この1ヵ月は多くの専門家が予想したように「円安、株高」にはならず、


    円も株も全く逆の動きを見せました。


    「こんなはずではなかったのに?」との思いが広がる一方、再び「円高、株安」との見方がじわりと増えてきました。


    もちろんまだ少数ですが、101円台を割り込むようだと後者を予想する人が急激に増えると思われます。


    個人的には依然として前者の見方を維持しており、現時点でも変える必要はないと考えておりますが、


    前回も説明したように、一目均衡表の「日足」で「逆転」が起きていることが非常に気になります。


    予想レンジは102円30銭〜103円30銭程度にセットしたいと思います。


    ====================================================


    昨年日本を訪れた観光客は初めて1000万人を超えました。


    当社のある、東京駅周辺でも観光客らしき外国人を見る機会が明らかに多くなりました。


    特に東南アジアから来たと思われる人を多く見かけます。


    それでも日本から海外に観光に出かける人に比べると、その数はまだ半分以下です。


    今後ますます増え続けることが予想されます。


    因みに、普段テレビでバラエティー番組はほとんど見ませんが、


    「YOUは何しに日本へ」だけは欠かさずに見ます。


    良い週末を・・・・。












    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    1/3 バーナンキ・FRB議長 「金融環境は改善し住宅市場の不均衡もかなり是正されている。また財政面からの抑制が低下し、そしてもちろん金融緩和政策は継続している。 これらの要素が相まって、向こう数四半期に経済が成長する上で望ましい状況となっている」
    1/7 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「今の景気回復は緩慢過ぎる。金融政策の尚早な引締め経済情勢の一段の正常化を遅れさせたくはない」講演で。
    1/16 ルー・米財務長官 「日本は<為替レートの利点だけに依存した戦略で長期成長を目指すべきではなく、(為替政策を)注視し続ける」講演で。

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和