2014年2月5日(水)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 株価が3日振りに反発し、新興国通貨も反発したことでドル円は
101円台で堅調に推移。東京タイム終了後には100円76銭まで
円高が進む場面もあったが、リスクオフの流れが一服。ドル円は
101円68銭まで買われ、この日の高値圏で引ける。 - ユーロドルは小動きの中でも上値が重い展開。1.35台前半から
1.34台後半でもみ合い、ECBの利下げ観測から主要通貨に対しては
下落。 - 株式市場は3日振りに反発。新興国通貨が立ち直りを見せたことや、
企業業績の発表が支えとなり、ダウは73ドル高。ただ、前日の大幅下落の
割には反発力は弱い。 - 債券相場は3日振りに反落。長期金利が節目の2.5%に近づいたことも
あり、利益確定の売りに押された。 - 金は反落し、原油は小幅に上昇。
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ドル/円 101.25 〜101.68 ユーロ/ドル 1.3495 〜 1.3529 ユーロ/円 136.86 〜 137.43 NYダウ +72.44 → 15,445.24ドル GOLD −8.70 → 1,251.20ドル WTI +0.76 → 97.19ドル 米10年国債 +0.049 → 2.624%
本日の注目イベント
- 欧 ユーロ圏1月総合景気指数(改訂値)
- 欧 ユーロ圏12月小売売上高
- 英 英1月サービス業PMI
- 米 1月ADP雇用者数
- 米 1月ISM非製造業景況指数
- 米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
- 米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
トルコリラや南アフリカランドなどがドルに対して2%前後反発し、NY株式市場もようやく下落が一服したことで
ドル円も101円台半ばを超える水準まで反発しています。
株高、債券安に加えて、新興国通貨がやや落ち着きを取り戻したことで「リスクオフ」の流れが後退し、
ドル円が買い戻され、昨日までの動きと全く反対の動きになりました。
市場ではこの先まだ不安定な状態が続くと予想され、依然として予断を許さない状況に変わりはありません。
前日のNY市場では株価の急落に呼応してドル円は100円77銭まで下落しましたが、同じような動きが
昨日の東京市場引け間際にも見られました。
それまで500円前後の下げを見せたていた日経平均株価が、先物主導で引け際に610円安まで拡大すると、
ドル円も101円前後から100円76銭まで急落しましたが、すぐに101円台まで値を戻しました。
ドル円は100円77銭前後で下げ止まり、ちょうど前日のNY市場と同じ水準が底値になっています。
先週までは101円80銭前後がサポートでしたが、今度はちょうど1円下げた100円75−80銭あたりが
サポートになった格好です。
昨日の東京時間のドル円と株価の関係を見ていると、明らかに株価の下落が先行していました。
ドル円は株価の大幅下落の割には堅調だったと言えます。
貿易収支の大幅赤字が定着する中、東京市場では需給面からはドル買い需要が高いことが背景かと思われますが、
この傾向は今年に入って続いています。
NY市場では一気に円高ドル安が進んでも、東京市場ではむしろドルが買われる展開です。
NY株式市場も昨日は大幅下落の後だけにさすがに反発しましたが、300ドル以上も下げた後の70ドル高は
いかにも物足りなく、勢いがありません。
今週末には雇用統計を控えていることから、その結果を見極めるまでは動けないという状況かとは思いますが、
基本的にはまだドル円も株価も「上値が重い」展開です。
新興国通貨の急落に端を発した今回の混乱でしたが、今週に入ってからはむしろ米国の景気見通しに
不確実性が増したことが混乱に拍車をかけています。
米金融当局は、1月のFOMCでは粛々と「緩和縮小」を決め、米景気の先行きに自信を示した格好になって
いますが、その自信の裏付けそのものが崩れそうな状況になってきました。
ISM製造業景況指数が市場予想を大きく下回ったことは、12月の「雇用統計ショック」と同じ状況です。
市場はこの数字に反応し、円買い、株売り、債権買いに走ったわけです。
一部には「大寒波による影響だけでは説明できないのではないか」といった見方も台頭してきました。
今週末にはその答えが出ることになりますが、仮に1月の雇用統計も市場予想を大幅に下回るようであれば
今度は「1月も引き続き寒波に見舞われていた」と言うわけにはいきません。
その場合には、しばらく株価もドル円も現在のような状況が続くと予想されます。
今晩はADP雇用者数が発表されます。足元ではこちらも、いつにも増して注目されそうです。
レンジは100円80銭〜102円程度を予想します。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 1/3 バーナンキ・FRB議長 「金融環境は改善し住宅市場の不均衡もかなり是正されている。また財政面からの抑制が低下し、そしてもちろん金融緩和政策は継続している。 これらの要素が相まって、向こう数四半期に経済が成長する上で望ましい状況となっている」 1/7 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「今の景気回復は緩慢過ぎる。金融政策の尚早な引締め経済情勢の一段の正常化を遅れさせたくはない」講演で。 1/16 ルー・米財務長官 「日本は<為替レートの利点だけに依存した戦略で長期成長を目指すべきではなく、(為替政策を)注視し続ける」講演で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



