2014年2月6日(木)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円はアジア時間では101円台前半で推移していたが、 NYでは雇用関連指標が予想に届かなかったことでドル売りが加速。 一時101円80銭まで円高が進んだ後、ISM非製造業景況指数が 好転していたことで再び101円台を回復。
- ユーロドルは経済指標の悪化に1.35台半ばまで上昇する場面は あったものの、その後は1.35台前半でもみ合う。
- 株式市場は依然として不透明感が支配的で、ISM非製造業景況指数を 受け、100ドルを超える下落を見せた。引けにかけては買い戻しが 優勢となりダウは前日比5ドル安と小幅に反落。
- 債券相場は続落。明日の雇用統計では雇用者数が増加しているとの 見方が広がり価格は下落。長期金利は2.66%台まで上昇。
- 金は反発し、原油は続伸。
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- 1月ADP雇用者数 → 17.5万人
- 1月ISM非製造業景況指数 → 54.0
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ドル/円 100.80 〜101.63 ユーロ/ドル 1.3504 〜 1.3555 ユーロ/円 136.57 〜 137.35 NYダウ −5.01 → 15,440.23ドル GOLD +5.70 → 1,256.90ドル WTI +0.19 → 97.38ドル 米10年国債 +0.044 → 2.668%
本日の注目イベント
- 豪 豪12月貿易収支
- 豪 豪12月小売売上高
- 欧 ECB政策金利発表
- 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
- 英 BOE政策金利発表
- 米 12月貿易収支
- 米 新規失業保険申請件数
- 米 ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
ドルの下落が一服した昨日の東京市場でしたが、上値は101円70銭前後で抑えられ、まだ本格的な反発には
ほど遠い状況でした。
株価も200円以上の上昇を見せた後、マイナスに転じるなど方向が定まらず、NY市場では再び100円台
後半まで円が買われる場面もありました。
明日の雇用統計の前哨戦となるADP雇用者数は市場予想の18.5万人に対して、結果は17.5万人と
予想に届きませんでした。
この指標発表に反応し、ドル円は100円80銭までドル売りが加速し、今週のドルの底値を再度試す展開
でした。
この水準はこれで3度目のトライとなりましたが、前回と同様に踏みとどまり、その後に発表された
ISM非製造業景況指数が良かったことで101円台に戻っています。
結果的には昨日の東京時間とほぼ同水準に戻ったわけですが、100円70−80銭近辺が徐々に
重要なサポート水準になってきています。
ISM非製造景況指数が市場予想を上回ったことについてブルームバーグは、非製造業景況調査委員会の
委員長とのインタビューを伝え、同委員長は「非常に着実なペースで順調に前進している」と語った
とし、非製造業分野では「弾力性は高い」と報じています。
項目別でも、新規受注が「50.9」と、前月の「50.4」を上回り、雇用指数は「56.4」と、
こちらは2010年11月以来の高水準でした。
少なくとも、この部分は明日の雇用統計にとっては好材料と言えます。
「タカ派」の一人で、今年FOMCでの投票権を持つアトランタ連銀のロックハート総裁が講演で、「経済データ
の内容は強弱まちまちだが、一般には2014年に関して前向きな見方が強まっている。それには妥当な理由が
あると考えられる」と語っています。
FRBがイエレン新議長の元2月から始動しましたが、新興国通貨不安や株価の急落など、新議長へは厳しい洗礼で
始まっています。
市場は明日の雇用統計を見極めるまでは依然として不安定です。
新興国通貨の下落で引き金を弾かれた投資家の不安心理は、今や米国の景気に対する不安に変わっています。
相次ぐ経済指標の悪化で、「FOMCでの緩和縮小判断は間違いだったのではないか」といった見方も出て来ました。
この不安心理を払拭するには米景気が依然として成長を続けているという力強い経済指標が不可欠です。
明日の1月の雇用統計で、非農業部門の雇用者数が18万人前後で、12月分も上方修正されれば申し分ありません。
また来週11日と13日にはイエレン新議長が議会証言を行います。
ここで米景気に対する見方や、新興国に対する配慮などが見られれば不安心理の後退につながります。
いずれにしても「筋金入りのハト派」と言われているイエレン新議長の最初の手腕が試される場面かと思います。
本日は明日の雇用統計を控え動きにくい展開が予想されますが、朝方10時半に岩田日銀副総裁が宮崎市で講演を
行うことになっています。
「追加緩和」に前向きな発言があるかもしれません。
予想レンジは101円〜102円程度とします。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 1/3 バーナンキ・FRB議長 「金融環境は改善し住宅市場の不均衡もかなり是正されている。また財政面からの抑制が低下し、そしてもちろん金融緩和政策は継続している。 これらの要素が相まって、向こう数四半期に経済が成長する上で望ましい状況となっている」 1/7 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「今の景気回復は緩慢過ぎる。金融政策の尚早な引締め経済情勢の一段の正常化を遅れさせたくはない」講演で。 1/16 ルー・米財務長官 「日本は<為替レートの利点だけに依存した戦略で長期成長を目指すべきではなく、(為替政策を)注視し続ける」講演で。 2/5 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「経済データの内容は強弱まちまちだが、一般には2014年に関して前向きな見方が強まっている。それには妥当な理由があると考えられる」講演で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



